今日の東寺方小

2月28日(金)

臨時休校が決まり、明日が今年度最後になることが決まった今日、最後の日を迎える前にという温かく強い気持ちが伝わってくるできごとがありました。ご紹介します。

卒業式は3月25日に行われる予定ですが、通常のやり方ではなく大幅に縮小して行います。5年生の出席しないことが決まり、門出の言葉も縮小せざるを得なくなりました。臨時休校中は、もちろん練習できません。25日は、ぶっつけ本番で行うことになります。今日の5時間目、台本を片手に呼びかけの練習をする6年生。これ以上ない逆境の中でも、子ども達の呼びかけの声と歌声は、心に響く美しいものでした。涙が出ます。このつらい状況を乗り越えて、素敵な卒業式になることを祈っています。さらにサプライズ!練習を終えた6年生を廊下で待ち受けていた1年生。タッチをして6年生を迎えました。1年生の気持ちが嬉しい。そして、愛されている6年生!本当に素敵でした。
 
もう一つは、寺小ウインズ。団員たちは、1年間の集大成である「ひのきの森スプリングコンサート」に向けて、一生懸命練習を重ねてきました。ところが、ここにきて急な臨時休校決定。あまりの逆境に言葉もありません。コンサートはできなくても、最後に区切りとして発表の機会をという願いを校長先生が受け止め、先生方に向けた15分ほどの発表会が行われました。曲は、「フィールズ・オーバーチュア」「パプリカ」「宝島」の3曲です。笑顔で終わろうという団員たちの思いから、演奏はすばらしいものでした。本当に本当に素晴らしかったです。こんなに美しくまとまった演奏ができるようになるなんて!子ども達、そして細谷先生の努力の成果です。演奏後、涙を流す細谷先生、子ども達。感動的でした。ありがとう。