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6月5日(日)その3 子育て・親育ちの眼「鍵っ子は危ない?」

<子育て・親育ちの眼「鍵っ子って危ないのか?!」> 10年間ぐらいでしょうか? 「鍵っ子は危ない!」とテレビで報道されたことがありました。
その後、色々な学者たちが研究した結果、「鍵っ子はむしろ健全に育っている」というのが結果でした。働くお母さんは、子供に十分つきあってあげられないことを気に病むでしょうが、ともに過ごす時間が愛情の深さではありません。「愛情」は、時間的な「量」ではなく、「愛情の頻度」だと考えます。
一日に、3分でも5分でもいいので、ぎゅっと抱きしめながら、子供の話を聴いてあげてください。
兄弟(姉妹)がいるときは、毎日、全員に一人ずつ、同じ時間ずつ、抱きしめてあげてください。
ここで問題は、兄弟(姉妹)に「愛情の差(量と内容)」がでてくると、下の子がひがんだり、問題行動を頻発したりすることがあります。このような場合は、姉は図書館へ、妹はスーパーへ買い物など、お母さんに独り占めできる「一人っ子大作戦」を行うと改善されていきます。
***兄弟(姉妹)は親が同じように愛情をかけ、同じように関わってきても同じ人格には育ちません。これは、生まれながらの遺伝子や家庭内の様子や環境の違いで、同じようにはならないのです。 
参考文献 髙濱正伸 著「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」 実務教育出版社 2015年