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6月16日(木)曇り その1 子育て・親育ちの眼「睡眠不足と脳」

<子育て・親育ちの眼「睡眠不足と脳の関係」>共働き世帯の増加や生活の乱れから夜更かしをする子どもたちが増えています。

〇兵庫県立リハビリテーション中央病院・前子どもの睡眠と発達医療センター長 三池輝久先生の研究から・・・・・・日本の乳幼児の就寝時間が5割近くが午後10時以降であるという結果が出ました。 夜更かしの割合で見ると、フランスやドイツ、イギリスと比べての2倍以上、日本は寝る時間が遅い(22時以降)そうです。 
子どもの「体内時計」は、2歳頃までに出来上がります。朝になると目を覚まし、夜になると眠くなると言う「体内時計」が、「夜型リズム」の幼児は朝、起きられなくなります。脳が覚醒しないことで、学校で寝ていたり、適応できなくなったり「不登校」や「引きこもり」、「小児慢性疲労症候群」の要因になると警告しています。
幼児期に、睡眠不足(22時以降に寝させるなど)が慢性化すると、言葉の発達の遅れや、視線が合わないなど自閉症とよく似た症状が出てきます。
******PTAで推進している運動「早寝・早起き・朝ご飯」は、小児期には、学力向上のためにも理にかなった運動です。 ただし、受検期の中学3年には当てはまりません。自分の特性(夜型か朝型かなど)に合わせて、受検勉強の時間帯を決められると良いと思います。受検勉強を習慣化できるかが、来春の「合格」の鍵になっていきます。  参考文献 毎日新聞 2016年5月30日(月) 第11面から引用