木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月25日(月)


 この週末は数十年に一度の大寒波が西日本を中心にやってきました。鹿児島県でも積雪が見られたばかりか,沖縄県でも降雪を観測したそうで,これは観測史上初だったということです。関東地方はといえば,警戒されていた積雪もなく,好天に恵まれましたね。そんな週明けの今朝は,冷え込んでいますが「気持ちよい朝」です。写真では上手に伝わらないのが残念ですが,今朝の日の出間近の朝焼けの様子です。この頃上空を見上げれば,星が本当にきれいに輝いており,大きな月も白く光っていました。冷え込んで空気が透き通っている晴れた真冬の朝だからこそ見られる景色で,ほかの季節では見られないと思うと寒さを忘れて見とれてしまいました。「朝型人間」の私にとって,ちょっと得した気持ちと同時に「今週もがんばるか!」と勇気とやる気と気合いが入った至福の一時でした。
 さて,土曜日に「葛北新人駅伝大会」が柏の葉総合公園で行われました。本校からは男子のチームと男子・女子のそれぞれロードレースの部に参加しました。決して選手層が厚いとはいえない本校にとってこの時期の駅伝チームは十分に力を発揮することができず,結果は25位でした。そんな中,女子のロードレースの部で「森山和奏さん(1-3)」が82人中第1位「優勝」しましたのでお知らせします。  木間ケ瀬中は冬でも熱いですよ~ 今後ともご支援・ご協力をお願いします。

PS:明日は1月の「集金日」です。釣り銭のないようにご協力お願いします。各クラスの集金係の方々,寒い中ではありますがよろしくお願いします。

1月23日(土)

 今日は年が明けて最初の土曜授業です。また朝早く既に出発しましたが「葛北中学校新人駅伝大会」が柏の葉総合公園で行われます。寒い中ですが精一杯頑張ってほしいものです。
 さて,さすが「寒中」寒い日が続いていますが,予報によると3,40年に一度という大寒波が西日本を中心に来ているそうです。九州地方でも積雪が予報され,なんと沖縄県でも雪が舞うかもしれないという大寒波です。関東地方でも,今日はほとんど気温が上がらず夕方から夜にかけては降雪がありそうです。今日はもちろん、明日、25日月曜日の登校も安全に気をつけましょう。
 話は変わりますが、文部科学省のある調査結果が新聞に掲載されていました。「2015年度学校保健統計調査」の結果です。これは子供たちの身長・体重などの体格を始め,様々な学校保健関係の調査を全国的にまとめたもので1979年から続いている調査です。その中に気になる結果がありましたので紹介します。「小学生の視力が過去最低」という見出しです。視力1.0未満の子供たちが増加しており,小学生では30.97%と調査開始以来最低だったそうで中学生はというと視力1.0未満の生徒が54.05%,高校生では63.79%だったそうで,いずれも子供たちの親世代の結果と比べると6~17ポイント以上増加しているのだそうです。この経年の変化をグラフ化すると,急激に増加が始まったのは,コンピューターが一般的になり始めた頃と重なり,スマートフォンやゲーム機などの進化や普及,使用の低年齢化の影響が,視力1.0未満の子供たちの増加に関係していると推測されています。
 そういえば私も最近,めっきり近くの小さなものが見づらくなってきたなと感じます(これは老眼ですかね!)。使用頻度の高い人ほど,眼を休めたり,遠くを見るなどし視力の低下を防ぎたいものですね。

 PS:夕方・夜に積雪が予報されていますが,本日の日程,明日の部活動,25日(土)の登校は現在全て「平常日課」を予定しています。状況の変化がございましたら,「配信メール」「このHP」にてお知らせいたします!

1月22日(金)

 世の中には未知な世界があるもので,その代表が宇宙ではないでしょうか。夜空を見上げ「宇宙ってどこまで続くのだろう?」と誰しも一度は疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。昨今の科学技術の進歩により,宇宙のメカニズムなどの解明が進んでいますが,何しろ「遠く」「広く」「大きい」のが宇宙ですから実際に見たり,行ってみて確かめることができていません。しかしいずれ地球外に人間が居住したりする時代が来るかもしれませんね。
 さて,そんな宇宙に関するニュースがありました。カリフォルニア工科大学の研究チームが太陽系に9番目の惑星を発見した可能性があると発表したそうです。「水金地火木土天冥」なんて覚えていましたが,この外側で太陽を中心とした軌道で巡っているのだそうです。太陽を中心に公転する星を太陽系の惑星としていますが,この第9番目の惑星(通称:プラネットナイン)は,地球の約10倍の質量を持ち,太陽の周囲を細長い軌道で巡っており,調査(計算)によると1周するのに1万~2万年かかると推定されています。
 研究チームについても直接の観測には至っていませんが,ハワイの「すばる望遠鏡」などが観測を試みているそうです。とにかく未知のことだらけですが,だからこそ宇宙にロマンを抱く人も少なくないのでしょう。
 そう言えば今夜明け前の空に,5つの惑星が肉眼で見えるのをご存じですか?肉眼で見えるのは「水・金・火・木・土」の5つで来月20日頃まで肉眼で観測できるそうです。
 学生の「理科離れ」が話題になっていますが,こんな機会に少しでも理科に興味を持ってくれたら良いですよね。

1月21日(木)

 こういうこともあるからあるからPCは怖いですね~小一時間かけて今日の記事を書き「よしできた!」ってアップしようとしたところPCの画面が突然真っ暗に・・・ 悲しい出来事でしたが、気を改めてもう一度。
 12月22日、全校生徒対象に「自主学習ノート」を配布したことをご存じでしょうか?一般的に「家庭学習と学力には相関関係がある」と言われ、様々な調査により実証されています。もちろんどこの学校でも「家庭学習は大切なんだからしっかりやるように!」と指導はしています。そして実際に毎日家庭学習を実施している生徒もいることでしょう。本校でもそうです。しかしそんな生徒たちは、毎日コツコツやっているにも関わらず学力の向上を実感できていません。そこで全校で始めた企画「自主学習」でありそのためのノートを年末に配布したわけです。家庭学習はやれば良いというものではありません。それぞれの学年や授業内容に応じて効果的な家庭学習でなければ学力の向上は見込めません。では効果的な家庭学習とはどのような家庭学習でしょうか?毎日の宿題はもちろんですが、個人の学習レベルにも違いがあります。そこで宿題以外に「自主的に行う学習」、つまりは「自主学習」が必要になります。内容は毎日の授業の復習が何よりも大切です。ほとんどの生徒が授業では理解していますが定着していません。そこで「授業理解を定着させるための復習」が必要なのです。そのためのノートが「自主学習ノート」です。「よしやるぞ!」と意気込んでみたものの何をやったら良いのか・・・という生徒もいます。そのために各学年の廊下に「自主学習コーナー」を設置しました。各教科担任の先生方が、授業の復習のポイントを記したプリントを準備し、生徒たちが自由に持ち帰り自主学習できるという、生徒の復習を支援するためのシステムです。
 ノートを配布し一ヶ月がたちました。一日見開き1ページを使えば1ヶ月で使い切る計算です。今週に入り3年生が数名「教頭先生一冊終わりました」と使い終えた自主学習ノートを見せに来はじめました。「がんばったね、じゃ次もがんばって!」って新しいノートを手渡しました。何冊でも終えたら配布します1000冊用意してありますから・・・
 このシステムで「復習」が身につくと、不思議なもので自然と「明日はなにをやるのかな?」と教科書をパラパラとめくり始めます。これが「予習の始まり」です。同じ内容を予習・授業・復習と3回学習すれば理解度も増しますよね。そればかりか理解が進めば次の授業が楽しみで「主体的な学習」にもつながり一層学習効果が現れます。
 「授業」→「復習」→「予習」→「授業」→「復習」・・・・この理想的な学習サイクルの確立のための自主学習コーナー、そして自主学習ノートを大いに活用してください。
 ご家庭でも話題にしてみてくださいね。

1月20日(水)

 今朝は一段と冷え込んでいます。車道は大丈夫ですが、歩道や路側帯の残った雪が凍結しています。安全に登校・通勤しましょう。
 さて突然ですが「クマムシ」ってご存じですか?「クマムシ」といっても「暖かいんだから~♪」のクマムシではなく、緩歩動物(かんぽどうぶつ)の本当の(?)クマムシです。顔がクマに似ていることから「クマムシ」と呼ばれているこの動物、体長は0.1~1.0ミリ程度で現在1000種類以上のクマムシが確認されており、樹上や枝先のコケや水中の水草や藻などで生息し極地に至るまで様々な環境で生息しているという凄い動物です。凄いのはこれだけではなく体重の85%を占める水分を0.005%まで減らし極度の乾燥状態にも耐えられるそうです。そして驚かされるのは、なんとマイナス270℃~150℃の間なら生きられるばかりか、真空状態から75000気圧まで耐えられるという地球上最強の動物なのです。そんなクマムシですが、先日驚くべきニュースがありました。南極の昭和基地近くで採取し、30年以上零下20℃で凍結保存していたコケから「クマムシ」を取り出したところ、蘇生して産卵もしたということです。まるで映画の中の話のようですが国立極地研究所の会見によると、今まで室温で乾燥状態(乾眠状態)で9年後に蘇生したという記録はあったそうですが、今回の30年というのは専門家も驚いているそうです。
 恐るべし「クマムシ」最強ですね!

1月19日(火)



 昨日の雪から一変し、今朝は雲一つない青空が広がっています。また冷え込みも弱いようで、道路の凍結もないようです。でも歩道や路側帯は昨夜の雪が堅くなって残っており、何よりもこの強風。 昨日生徒に連絡しましたが、本日は平常日課(朝の部活動なし)の予定です。余裕を持って安全に登校させてください。
 さて、今日は一つ厳しい話をします。昨日の積雪で、学校は朝から電話が鳴りっぱなしでした。もちろんこの季節体調不良のための欠席連絡も少なくありません。しかし「今日学校あるんですか?」という名乗らない保護者からの問い合わせの多いこと・・・ これらの問い合わせに対し「平常日課を予定していますが、この天気ですから焦らず安全に登校させてください」と答えます。すると「遅れたら遅刻ですか?休んだら欠席になりますか?」と。
 皆さんが学生時代、雪が降ると休んでも欠席にはならなかったしょうか?そんなことはないはずです。雪でも余程のことがない限りは普通に学校があり、雪合戦や雪だるまを作ったりしていたでしょう。もちろん生徒の安全を第一に考えていることに間違いはありませんが、行き過ぎた過保護は子供たちのためにならないのではないでしょうか。
 昨日、柏のとある高等学校の入試があり、本校からも2名の3年生が受験しました。朝の時間帯は川間駅周辺の東武線も運転見合わせです。それでもどうにか入試会場にたどり着き無事に入試を終えました。昨日、春日部駅で電車が復旧するのを待っていた先生がいました。そして復旧に伴い川間駅に到着し、そこからは歩いて学校までたどり着いた先生がいました。そしてその先生は汗だくで職員室に入ってくるなり「遅れてしまい申し訳ありません」と深々と頭を下げていらっしゃいました。
 まだ幼い小学生ならともかく、生徒たちは中学生です。安全を疎かにしているわけではありません。自転車通学者が遠くから安全に徒歩で登校するには遅刻してしまうこともあるでしょう。それに対して「何で遅刻したんだ~」と叱るつもりは毛頭ありません。昨日の天気で仕事が休みになりますか?確かに教科の学習も大切ですが、このようなことを考えさせることも将来のために大切なのではないでしょうか。
 朝から耳の痛い話を書きましたが、我々大人が子供たちを「厳しく」「優しく」育てていかなければなりませんよね。

PS*上の画像は今朝の「スケートリンク」と化したグランドでした。

1月18日(月)

おはようございます。
目覚めてみれば突然の積雪。現在、日程等の変更はありませんが、安全に登校できるよう御配慮ください。時間がかかるかもしれませんが、今日は安全のため自転車での登校は控えましょう。
みなさんも気をつけてくださいね。

1月15日(金)

 今週末はいよいよ千葉県の私立高校などの入試があります。また大学入試のセンター試験をはじめ,様々な試験が予定されており受験シーズンの本格的な幕開けです。本校からもそれぞれの私立高校へ多くの3年生が受験に向かいます。 大学入試のセンター試験の日は例年「大雪のため試験開始を遅らせる・・・」などの報道が思い浮かびますが,今年は大丈夫そうです。寒さ対策をすれば安心して受験に臨めそうです。
 さて皆さんも経験があると思いますが,入試は緊張して普段の力を出し切れないことも少なくありません。無理もありません。慣れない学校,慣れない教室で周囲には他の学校の受験生ばかり・・・いつもと違うことだらけだからです。だからこそ,いつも通りの生活・行動を心がけることが大切です。「寒いから・・・」といって下着を重ね着しすぎて逆に暑くて集中できないということもあるからです。「いつも通り」を心がけ,余裕を持って会場に入れば大丈夫です。それでも緊張したときには「いつも通り●○したから大丈夫」と自分に言い聞かせ深呼吸をしてみましょう。落ち着いて実力を発揮できるでしょう。そうです,昨年話題となったラグビーの五郎丸選手のポーズと同様です。「ルーティン」です。高校入試だけではなく様々な試験がありますが,受験生の皆さんの検討をお祈りします。
 さて寒い日が続きますが,寒いが故に良いこともあります。このところの放射冷却現象で空気は澄み,夜空の星が本当にきれいに煌めいています。「星がキラキラ・・・」と輝いて見えるのもこの寒さのおかげです。どうですか,今晩夜空を見上げてみませんか?試験に向けた緊張からきっと「ホッ」と解放されることでしょう。

1月14日(木)

 「寒いですね~」が挨拶代わりになってしまうこの頃です。今朝も一段と冷え込んでいますね。
 先日,パラパラと新聞をめくっていると「インフルエンザ1ヶ月遅れ」なんて見出しが目に入り,記事を続けて読んでみれば,例年インフルエンザの流行が始まる秋口(11月頃)から年末にかけて暖かい天候が続き,インフルエンザのウィルスの働きが鈍っているという内容でした。続けて読み進めると例年より約一ヶ月遅れでインフルエンザが流行する見込みと書かれていました。そのときは深く気にもとめませんでしたが,今になるとその通りだと実感しています。インフルエンザウィルスの特徴「気温が低く」「空気が乾燥する」と活発に活動を始めることを考えれば,ここ数日が当てはまります。室内の換気や手洗い・うがいの徹底を心がけたいものですね。
 さて,本校では今年度「インフルエンザ」は出ていませんが,今週に入り朝の欠席連絡が増えてきました。電話を受けているそばから,別の電話が鳴るという状況で事実欠席者が増加の傾向にあります。また朝から「具合が悪くて・・・」と保健室に来る生徒も少なくありません。様子を見るとみんな学習どころではないほどの様子です。学校でも予防についての指導はしますが,ご家庭でも子供たちに予防を呼びかけてください。また何より「インフルエンザなどに負けない体力」アップのために,偏らず栄養を考えた食事を心がけてくださると幸いです。何しろ,3年生は今週末から入試が本格化しますし,2年生もスキースクールまで2週間。万全を期してどちらにも臨んでほしいものです。また「このくらい大丈夫!」と我慢強いのは悪くはありませんが,教室でゴホゴホ咳き込んでしまい仲間にうつしても大変ですから,無理はしないようにご家庭でも心がけてくださいね。

PS:今日もいちだんと冷え込んでいます。それでは皆さん行ってらっしゃい。

1月13日(水)

 昨日は突然の雪・・・「やっぱり冬はこうじゃなきゃ・・・」なんて言っていた余裕も,今朝はありません。冬本来の寒さがやってきました。今朝は今年初めて車のフロントガラスを「ガリガリ」してからの出勤でした。一年ぶりの本格的な冬なので色々なことを思い出させてくれます。顔が冷たいんだけれど,澄み切って張り詰めた外気の心地よさだったりと。
 この寒さを受け実感がわいてくるだろう2年生の「ホワイト(スキー)スクール」まで約2週間に迫ってきました。私は昔,冬のスポーツに携わっていた関係で,世界中の雪山に行っていました。アメリカ,カナダ,ノルウェー,ドイツ,オーストリア,フランス,イタリア,スイス・・・それぞれ素晴らしい雪景色ですが,一番美しいのはやはり日本だと実感しています。そんな日本の冬,雪山の美しさを是非2年生にも味わってもらいたいと願っています。スキー初心者だと余裕がないかもしれませんが,真っ白な雪と雲一つない真っ青な「青空のコントラスト」,木々に雪が積もりおとぎの国の森のような「ふわふわの雪」,そしてリフトから下を見やれば,木の実を探した「うさぎの足跡」,雪が降れば降ったでスキーウェアに舞い降りたはっきりとした「雪の結晶」など,本当に心が奪われるほどの美しさです。標高の高い長野県の菅平(日本のスイスと言われている)だから味わえる景色です。2年生には,スキーの上達ももちろんですが,こんな真冬の大自然に気づいてもらいたいと思っています。出発まであと2週間ちょっと。万全の事前の取り組みでホワイトスクールを堪能してもらいたいものですね。(今日の菅平高原の天気:晴れ 最高気温マイナス3℃ 最低気温マイナス15℃ 積雪70cm)

 PS:この冬一番の冷え込みですが,学校周辺は「濃い霧」が発生しています。通学・通勤には十分気をつけてくださいね!