木間ケ瀬中「歳時記」

1. 3月10日(金)

投稿日時: 2017/03/10 木間ケ瀬中学校管理者
 昨日は3年生を送る会が行われました。平成28年度最後の生徒会行事ということもあり,1年間の集大成にふさわしい行事になりました。ご参観頂いた保護者の皆さんいかがだったでしょう?
 さて昨日3月9日は「サンキューの日」「ありがとうの日」でもありました。少し思い返してみてください。皆さんは昨日一日で何回「ありがとう」を言いましたか?意外と少なくありませんか?私自身こんなキャラ(どんなキャラ?)なので「ありがとう」という言葉を恥ずかしくてあまりいうことができません。「ありがとう」の場面になっても「どうも!」とか「サンキュー」なんて言葉でごまかしてしまうことがあります。特に家族の間では尚更です。そんな私でも常日頃できるだけ「ありがとう」を言うように心がけています。そんな人のために「ありがとうの日」があるのかもしれませんね!「ありがとう」って言われていやな気持ちになる人はいませんし,「ポッ」って胸が温かくなりますしね!
 そんな「ありがとう」という「魔法の言葉」を自然といえる季節です。3年生は15歳の春,難しい年頃でどんなにイキがってみても,心はまだまだ子ども。決して自分一人で勝手に大きくなったわけではありません。夜泣きのたびに目が覚めミルクをもらっていたこと,急な発熱で急いで病院に連れて行ってもらったこと,「ダメ」なものは「ダメ」と教えてもらったこと,家族で旅行に連れて行ってもらったこと,サンタさんだとばれないように夜中にプレゼントを用意してもらっていたこと,雨が降って車で送り迎えをしてもらったこと,当たり前のように毎日食事があること,洗濯した服を着れること,ここまで育ててくれたこと・・・そんな15年間を振り返ることができるのが中学校の卒業式ではないでしょうか。日頃は反抗期で生意気なお子さんだって心ではわかっているものです。家族という近い存在だからこそ言えない魔法の言葉「ありがとう」。そんな言葉の代わりに卒業式当日は態度で感謝の気持ちを伝えてくれるはずです。
 そんな15歳の春の若者をみるたびに中学校の教員で良かったなと思うものです。中学校の教員としての責任を果たせたかどうか,それが試されるのも卒業式だということですけどね。

 * 卒業生の保護者の皆さん,天気は大丈夫そうです。14日卒業式の当日は,お子さんの「今までありがとう」の姿をしっかりと見届けて下さいね。ハンカチをお忘れなく!間違えましたバスタオル(?)が良いかも・・・

今日は素直な気持ちで,魔法の言葉を使い何人の心を温めることができるのでしょうか?