木間ケ瀬中「歳時記」
2月19日(金)
さて,昨晩今年度最後となるPTA役員会が行われました。内容は「今年度のまとめ」と「来年度に向けて」でした。4月に赴任し右も左もわからないPTA活動でしたが,PTA本部の皆さんをはじめ,体育委員,補導委員,広報委員,そして集金係の皆さんに助けられながらPTA活動も年度末を迎えることができました。私は個人的にPTA行事の数々が初めて(不思議なもので学校が変わるとまるきり違います)で本部の皆さん,役員の皆さん,そして全会員の皆さんのおかげだと感謝しております。ありがとうございました。
昨晩の役員会の話題に「PTAバザーの収益金の使途」について金久保会長より「やはり生徒を一番に考えて,登下校の安全を考え正門から校舎までの暗闇に防犯灯を立てたい」と提案がありました。そして参加された役員からも承認をいただきました。日頃より学校へ,そして子供たちのことを意識してくださっていることを実感いたしました。生徒の安全な登下校のために「バザーの収益金」を使えることをうれしく思います。早速工事を手配したいと思います。防犯灯の設置が完了しましたら,改めて皆さんにお知らせいたします。
PTA本部の皆さん,そして各委員の皆さんに重ねてお礼を申し上げます。1年間ありがとうございました。楽しく活動に参加させていただきました。(by教頭)
PS:来週23日(火)は集金日です。集金係の皆さん,最後の集金事務へのご協力お願いいたします。
2月22日(月)
さて,2ヶ月前のことになりますが,12月22日,全校生徒に「自主学習ノート」として全校生徒にノートを配布しました。この場でも「自主学習」については何度か紹介してきましたが,授業での理解を定着した学力にするために,復習を始め自主的な家庭学習のためのノートです。いわゆる宿題ではありませんから,活用しなくても構いませんが,学力向上のためには家庭学習が不可欠であり,その家庭学習の効果的な活用についても先生方より指導しています。そしてこの自主学習ノートを使い切ると,私(教頭)に終わったノートを見せに行き,引き替えに新しいノートをあげています。この繰り返しです。ちょうどこのシステムを始めてから2ヶ月,生徒たちの自主学習の進み具合はどんなでしょう?
30枚(60ページ)のノートですから,見開きで左右2ページを毎日続けると1ヶ月で1冊のノートが終わる計算です。1月14日,約3週間で全校で一番最初に千田崇太(3-3)がノートを終え2冊目を手渡しています。その後毎日のようにノートを使い終えた生徒たちが私のところを訪れています。これまで49冊の新しいノートを手渡しています。そのうち8人は2冊目を終え3冊目を手渡していますから,40人ほどの生徒たちのノートを見てきました。その内訳はやはり受験生の3年生が飛び抜けており31人,2年生が2人(がんばれ2年生),そして1年生が4人,番外編で校長先生が1冊終えています。
もちろん2年生はスキースクールが入り忙しかったわけですが,この「自主学習」の最低限の目的に「家庭学習の習慣化」があります。様々なアンケート等の結果から,ほとんどの本校生徒に「家庭学習の習慣化が身についている」と数字が示していますが,実際のところは「習慣」にまでは至っていない生徒もいるのが現状なのかもしれません。「3年生になってから・・・」では遅いのです。3年生になってからは,自分にあった内容を取り組むことができるためにも,今のうちに家庭学習時間を毎日の生活リズムに組み込んでほしいものです。
そうは言っても計算上「1日片側1ページ」のペースだとそろそろ終えてノートを見せに来るはずですから,期待して待っていようと思います。
PS:明日は今年度最後の集金日です。調整金額のため細かい金額になっていますが,お釣りのでないようにご協力お願いします。
2月23日(火)
昨日この場で「自主学習」について話題にしてみました。皆さんのお子さんはどうですか?進んでいますか?これまで使い終えた「自主学習ノート」を50冊ほど見てきましたが,ぜひ紹介したいノートがありました。
このノートは3年生の「ズルフィカルマハム」さんのノートの一部分です。画像では見づらいかもしれませんが,ノートの下の方に世界地図が描かれています。これはマハムさん本人が描いた図なのです。この図が「上手だから参考にしてください」ではありません。地理の学習で上(前)にそれぞれの地帯の学習をしています。更にそのまとめとして地図を描いているのです。それもかなり本格的に・・・当然時間はかかるでしょう。でも時間がかかるからこそ脳への刺激は強く,記憶に残る効果的な学習になっていると予想できます。
次にこのノートは1年生「龍野未来さん」です。マハムさんと同様に,理科の学習で大切な「語句」を単体で覚えるのではなく,自分で描いた図で確認しながらの学習です。一見面倒で敬遠しがちな図や表を丁寧に写し学習の系統性を深めている素晴らしいノートですね。
もちろん教科や分野によっては,ひたすら回数を重ねて,とにかく語句を覚えなくてはならない学習もありますが,今日紹介したマハムさんと龍野さんは,家庭学習の習慣がしっかりと身についており,自分なりの学習方法を確立していますね。これから「よ~し!俺も・・・」という人たちの参考になればと,紹介させていただきました。
PS:今日は集金日です。ご協力お願いします。
2月24日の日課変更のお知らせ
これを受け野田市では市内関係施設(本校も含む)の見回りの強化をしているところではありますが,万が一を考え明日24日(水)の日課を変更します。
24日(水)は5校時までは平常日課です。5校時終了後着替えて一斉下校いたします。午後の部活動はありません。
現在のところ25日(木)は終日平常日課を予定しております。
尚詳細につきましては,本日生徒を通じて「爆破予告による日課変更(お知らせ)」をご覧ください。
2月24日(火)
さて,突然ですが皆さんは日々の生活の中で「幸せ」を感じていますか?突然の妙な質問ですが,別に教祖になるつもりはありません。なかなか毎日の忙しさに紛れて「幸せ」を感じている人は少ないのかもしれませんね。でも「不幸せ」だと時間していなければ,それが「幸せ」な証拠ではないでしょうか。私はささやかながら幸せを実感しています。この幸せを誰かに話したくてしょうがないので,お付き合いください。
昨日,出張のため車を走らせていました。何の気なしにメーターに目を向けると,メーター内のオドメーター(素行距離表示)が79998kmを表示していました。これはちょうど8万キロを見てやろう!とコンビニの駐車場に止め・・・「走らなきゃダメじゃん」と我に戻り車を走らせました。そうです。「80000km」の瞬間を見ることができました。新車で買った車に「お互い歳をとったな~,よくここまで頑張ってきたよな・・・」なんて思いながら「ささやかな幸せ」を感じた瞬間でした。数字のゾロ目やぴったりとかって,なぜか気になってしまうのは私だけでしょうか・・・
そんな「ささやかな幸せ」を今日も感じることができそうです。このホームページの閲覧数を表す「カウンタ」です。(スマホでは表示されないかもしれません)PCかスマホをPC画面にすると左側にカウンタが表示されます。以前も紹介しましたが「3月までに20000件達成」を目標にしていましたが,皆さんのおかげでこのところ「1日100件」ペースで追い込み,なんと現在「19929件」。今日にも20000件を達成しそうです!それが今日期待するささやかな幸せです。こうなったらいったい誰が「20000件目」を達成するのか興味がわいてきました。
自分でねらってやりますよ!この幸せは皆さんには渡しませんよ。
PS:「これが幸せだ!」って形あるものではなく人それぞれ違いますよね。幸せとは「自分の心の中に潜んでいるゆとり」なのかもしれませんね・・・
もし幸運にも「20000件目」を達成したらぜひお知らせくださいね (by教頭)
2月24日(水)Part2
日程変更を始め大変ご心配・ご迷惑をおかけしましたが,明日よりまた平常日課に戻りますのでよろしくお願いいたします。
PS:めでたくHPのカウンタが「20000件」を超えたことをお知らせいたします。
2月25日(木)
おはようございます。
今朝は寒いと思えば,まさかの「雪景色」です。昼間も気温が上がらないという真冬に逆戻りという予報が出ています。
さて,昨日のこの場で「ホームページのカウンタ20000件目・・・」という話題をしましたが,おかげさまで今朝のカウンタ数は「20039件」を達成しました。確かあまり活用されていなかったこのホームページをリニューアルし,毎日更新を始めたのが,ちょうど「あいさつ運動」の頃,5月だったでしょうか。はっきりと記録はしていませんが,その頃のカウンタ数は「5000件足らず」だったと記憶しています。あれから8ヶ月ちょっとで「20000件」を達成することができました。皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。そこで調子に乗って,また新たな目標を立てました。今度の「夏休みまでに30000件」を目指します。そして来年の今頃は「50000件を・・・」と考えました。 目標を達成した今は,大人でありながらも楽しくて,頭の中の「8割はHPのこと」(それで良いのか?)を考えています。
さて,何度かこの場でも紹介している「自主学習ノート」ですが,私の今回のような気持ちを経験してもらいたいと始めたシステムでもあります。「ただやれば良い!」わけではありません。「覚えれば良いんだろ!」これも違います。毎日地道に続けた結果,ノートを使い切ります。この達成感と同時に新しいノートをもらいます。「よし!次は○○しよう!」「もう少し○○しよう」って必ず思います。これが大切なのです。ここで「向上心」が芽生えます。そればかりか繰り返すことで「自主学習のネタを授業中に探す」ようになれば「意欲」が生まれます。これが「効果的な家庭学習」なのです。
この気持ちをぜひ生徒たちに味わってほしいと思っています。
ちょっとずれてしまいました。ところで誰が20000件目を達成したのでしょう?
2月26日(金)
さて,今日2月26日といえば「二・二六事件」が起きた日です。皆さん知っていますよね?でも意外と知らないのが「二・二六事件」って何がどうなったのか?ではないでしょうか。私自身もしも生徒たちに「二・二六事件って何?」と問われたら困ってしまいそうなので復習です。さあ皆さんもこれを機会に「大人の社会科」の学習(復習)です。
1936年(昭和11年)の2月26日から2月29日にかけて起こったクーデター事件のことを指しています。当時の陸軍内の派閥「皇道派」の影響を受けた青年将校らは,「昭和維新尊皇討奸」をスローガンに,当時の政治腐敗や財政会の問題,農民の困窮を,武力で何とかし,「天皇親政」を目指そうと決起した事件です。このクーデターにより新聞社や各官邸などを支配下に納め,軍首脳を通じて,昭和天皇に「昭和維新」を訴えました。しかし軍と政府は,武力で彼らを制圧し幕を閉じたという結末でした。また当時はこの「二・二六事件」のことを「不詳事件」とか「帝都不詳事件」と呼ばれていたそうです。
どうですか?これを読んでおけば,生徒や子供たちに「良いか、昭和11年の今日,二・二六事件というクーデターがあってな・・・」なんて大人の面目が保てそうですよね。 大人の社会科の学習でした。
PS:明日は三年生にとっては最後の「土曜授業」があります。寒さに負けず行ってらっしゃ~い
2月27日(土)
これは木の種類の名称ではなく,北海道美瑛町のある場所に聳えていた,ある一本の老木のことを,その物思いにふけているように見えることから誰ともなく「哲学の木」と呼ぶようになった「イタリアンポプラ」の木をさしています。おそらく皆さんも知らずのうちに,TV等で見ていることでしょう。それほど有名な一本の木ですから,様々なテレビ番組で紹介されたり観光スポットになっていたそうです。著作権の関係で「哲学の木」の画像を載せることはできませんが,まさに北海道というような一面の畑に一本だけたたずんでいるわけですが,畑なだけに当然私有地であり,勝手に入ってはいけません。しかしマナーの悪い観光客も少なくなく,ここ数年は畑への進入,農作物を荒らす,農作業中の地主さんたちを撮影するなど,地元観光協会や地主さんは頭を悩ませていたそうです。そんな中「哲学の木が倒された」と報道されました。これは地主さんの苦渋の決断だったようで「この木で癒されるのなら」とそれまで保護してきましたが,何しろ老木,この木が倒れたら農作物に大きな被害が出るばかりか,誰かが木に登ったりして倒れでもしたらと考えてのことです。
「哲学の木」が倒されたという事実を知った人たちは,安易に「何で倒しちゃうの?」「もっと見たかった」「意地悪なの」・・・など好き勝手な感想を述べていたそうです。
うまく表現できませんが,考えさせられますよね。
PS:そんな時になんですが,3年生男子と一緒に植えた「桜の苗木」が2本折られていました・・・「ふ~っ・・・」 興味がある人は「哲学の木」で検索してみてください。
2月29日(月)
さて今日は2月29日,「閏日(うるうび)」です。今年は4年に一度の閏年なので2月29日が存在します。なぜそんなことが起こるのでしょうか?そもそも一日はと24時間ぴったりではなく,1年間もまた365日ぴったりではなく「365.2422日」だからです。この誤差を調整するために4年に一度だけ2月29日を付け足しているわけです。しかし厳密にはこれでも微妙にずれてしまうため,西暦が100で割り切れて,尚且つ400では割り切れない年には「閏日」を入れないと決まっているそうです。
ここで単純な疑問です。「閏日に生まれた人はどう加齢するのか?」って気になりませんか?
これもまたきちんと決まっているそうで,様々な統計上「何月に生まれたか?」が問題の場合は2月生まれなので「2月28日」が誕生日となり,「何日に生まれたか?」の場合は1月1日から数えて60日目なので「3月1日」になるそうです。でも4年に一度しか,本当の誕生日がこないってどうなんでしょう? その年代ごとに都合よく使えそうですよね。
さて4年に一度の「閏年」と言えば「オリンピックの開催年」としても知られています。つまり今年は「リオデジャネイロ五輪」が,そして次回の閏年2020年は「東京五輪」が開催されます。ここで一つ雑学を・・・
第1回の五輪はご存じの通りギリシャのアテネで1896年に開催されました。そしてその28年後1924年には「第8回パリ大会」が開催されたのと同時に,冬季五輪もフランスで「第1回シャモニー」大会が始まりました。それ以来夏冬同時開催をしてきた五輪でしたが,世界的なスポーツの祭典を4年に一度に夏冬開催するのではなく,交互に2年おきになり,そのための調整が冬季五輪で実施されました。それが1994年第17回リレハンメル冬季五輪(ノルウェー)大会で,1992年第16回アルベールビル(フランス)冬季五輪から2年後の開催だったのです。これから2年おきに冬季・夏季と繰り返されるようになったというわけでした。
PS:さあ新しい一週間の始まりです。気合い(?)を入れていってらっしゃい・・・
3月1日(火)
3月といえば「別れの季節」を思い浮かべてしまういますが,学校という社会では「卒業式」があり,毎年多くの卒業生が羽ばたいて行きます。今年も11日(金)には114名の3年生が,それぞれ自分で選び自分で切り開いた新たな生活を始めるために,この母校を羽ばたいてゆくことになります。そんなこともあり3月は少し寂しい気持ちがしてしまいます。
さて,そんな3月ですが,3月には様々な呼び名(異称)があります。私も「弥生(やよい)」程度は思い浮かびましたが,それ以外は・・・ 少し紹介してみましょう。
<弥生(やよい)><花月(はなづき・かげつ)><桃月(ももづき)><桜月(さくらづき・おうげつ)><禊月(みそぎづき)><夢見月(ゆめみづき)><花見月(はなみづき)><花惜月(はなおしみづき)><春惜月(はるおしみづき)><晩春(ばんしゅん)><暮春(ぼしゅん)><残春(ざんしゅん)>など・・・
いずれにしても,ほんのり暖かさが伝わってきそうですね。昔の人は上手に表現したものだと改めて感じました。
PS : 春といえども今朝は寒いですから,暖かくしていってらっしゃい・・・
3月2日(水)
このところ,このHPを見てくれる人も急増し,今では毎日100前後のカウントを記録しています。これは更新する私にとってうれしいことには違いありませんが,同時にプレッシャーも大きくなってきています。先日ある保護者から「先生,今日は話題に困ったんでしょ?毎日しっかりチェックしているんだから・・・」なんて声をかけていただきました。とてもうれしいことです。しかし内心は「しまったバレたか・・・」と痛い思いをしたものです。
ということで,今まで以上に気合いを入れて(?)話題を探しました。
知っているようで知らないことの一つに「日本の人口」があります。いったい何人でしょう?私と同年代の方々なら「郷ひろみ」さんの歌を思い出しますよね。「確か歌詞では瞳が2億4000万だから,約1億2千万人か・・・」って。まあ間違いではないにせよ,かなり古いデータでした。総務省は10年に一度「国勢調査」を行っていますが,2015年度調査結果がまとまり,日本の人口がはっきりとしました。調査を実施した10月1日現在の日本の人口は「1億2711万47人」だったそうです。「う~んなるほど」。この数字は良いとして,前回10年前の調査に比べると「94万7305人減」だそうで,1920年(大正9年)の調査開始以来初めて「マイナス」に転じたそうです。
よく「少子高齢化」なんて言葉を聞きますが,この数字をみると実感します。調査を実施した総務省は「別の統計でも出生数から死亡数を差し引いた『自然減』が大きく,はっきりと人口減少の流れに入ってきた」と分析しているそうです。
日本の将来を背負う若者にがんばってもらいましょう。確実に近い将来,社会の中心となる世代,今の小学生や中学生に未来託しましょう。(大丈夫かな?)
3月3日(木)
さて,3月3日はご存じの通り「桃の節句」。女の子がいる家では「雛(ひな)人形」を飾り,雛あられや白酒,が備えられたり,チラシ寿司を食べたりしながら,女の子の健やかな成長を祈願する一日です。この「桃の節句・ひな祭り」には「雛人形」がつきものですが,この雛人形,意外と面白いんですよ。というのも,男びな(お内裏さま)と女びな(お雛さま)の並べる位置関係です。どちらが右で,どちらが左に並べますか? 主に関東以北の地域では「お内裏さまが右(向かって左)」で「おひな様が左(向かって右)」に飾られることが多いようですが,西日本を中心として,その逆の並び方もあるそうです。これには歴史的な背景なども関連するようですが,もともと主に福岡県で雛人形を作っていましたが,明治時代以降関東でも作られるようになりました。当時は双方ともに「お内裏さま」が左(向かって右)で「お雛さま」が右(向かって左)に飾っていました。これは昔からの日本の風習「左上位」の考えに則ったからだそうです。この左上位の考え方は今も様々なところに残っていますね。 伝統を重んじる京都などで西日本では,その名残で今も左上位で並べることが多いそうです。しか昭和天皇の即位の礼がきっかけとなり,関東以北は「右上位」の並べ方が増えてきたそうです。昭和天皇の即位の礼には世界各国から要人が集まりました。昔から西洋では「右上位」の考えが一般的で,即位の礼の際の席順もそれに合わせたことから,昭和天皇も右側(向かって左)に,皇后陛下は左側(向かって右)に座ったことがきっかけで,関東地方を中心に「右上位」の並べ方が広まったそうです。
そう言えば国際的には五輪等の表彰台も真ん中が1位,右側(向かって左)が2位,左側(向かって右)が3位の順になっていますよね。
PS : 今はまだ冷え込んでいますが,昼間は暖かくなるそうです。桃の花のきれいなピンクも一層深まりそうですね。
3月4日(金)
この「フライパイ」とは「接近通過」という意味で,衛星や隕石などの宇宙の分野で使われている言葉だそうです。NASAの発表によると明日「フライパイ」が起こると予測しているそうです。小惑星が地球に接近しており,地球に衝突することはないようですが,かなりスレスレのところを通過するのではないかと予測しています。この小惑星は「2013TX68」と名付けられており,推定されている最も地球に接近したとして,上空1万7000㌔から月までの距離の35倍程度の1400万㌔とかなりザックリ幅のある予測だそうです。NASAともあろう立場がいったいなぜこんなに幅のあるデータなのか疑問ですよね。これは小惑星「2013TX68」の性質にあります。名前の通りこの小惑星が発見されたのは2013年,しかしこの2013年の3日間だけしか観測されていないのだそうです。地球と太陽の直線上に小惑星の軌道が重なってしまい,小惑星の姿を太陽光が遮ってしまっているからだそうです。2013年の観測された3日間で,小惑星の軌道は計算できたそうですが,未知の部分もあるため,地球との最接近推測距離に幅があるのだそうです。 今は小惑星の軌道が太陽と重なっているため,その姿を肉眼で見ることはできませんが,明日になれば軌道が太陽から外れて見える可能性があるそうです。
ちなみに2013年にはロシアのチェリャビンスクで爆発した隕石の報道を覚えていますか?今回の小惑星の大きさは,そのときの約1.5倍程度と言われています。 この小惑星今回の軌道の最接近では「地球への衝突はない」とされていますが,次回の最接近は2017年9月28日,地球に衝突する可能性は「2億5000万分の1」だそうです。
PS : 今日は千葉県公立高校の入学許可候補者の発表です。全員合格してほしいのはもちろんですが,どんな結果であろうと,しっかりと受け止めることが大切で,次への第1歩になることを忘れないでほしいものです。
3月7日(月)
さて,卒業式を目前にしていますが,今年度の入試はまだ終わっていません。10日(木)には埼玉県公立高校の発表が控えています。こんな時期ですので,敢えて卒業してゆく3年生に話をしたいと思います。よく「少しでも良い学校に・・・」などと「良い学校」という言葉を使います。また受験生にとっては,当然第2希望より第1希望の学校が「良い学校」となるのでしょうが,いったい「良い学校」とはどんな学校のことなのでしょうか?おそらく多くの人は「偏差値のより高い学校」を良い学校と呼んでいるのではないでしょうか? もちろん超難関の有名校に入学できた人を凄いとは思いますが,万人にとって「良い学校」ではないと思います。高校は義務教育ではありませんから,学業をきちんと修めなくてはなりません。憧れで受験し,すれすれで合格してしまったら,どんな高校三年間が待っているのでしょう。それでも歯を食いしばり必死について行く精神力や気力を保てる人には,きっと良い学校なのでしょうが,それ以外の人にとってはどうでしょうか?
もちろん3年生の皆さんは,名前ではなく,そういった意味で自分にとって「良い学校」を選択しトライしてきたことでしょう。それでも合格もあれば不合格もあるのが受験です。以前もこの場で書きましたが,人生にとって高校受験はただの1台目のハードルでしかありません。無事に越えられた人が,気を緩めたら2台目以降のハードルを越えられないこともあります。逆に1台目を引っかけてしまったからこそ,2台目以降慎重に越えることができるというものです。
大切なのは「どこに行くか」ではなく「どんな生活をするか」ではないでしょうか。良い学校かどうかは,他人が決めるものではありません。自分の心が決めるものなのです。
PS : 数年後,「良い学校」だったと胸を張って言える卒業生であることを楽しみにしています。
3月8日(火)
さて,皆さんは「魔法の言葉」の存在を知っていますか?「魔法」といえば我々の年代では「テクマクマヤコン・・・」とか「ラミパスラミパス・・・」でしょうかね(かなり古いですが)。これらはもちろんアニメの世界の話ですが,あるんですよ!現実の「魔法の言葉」が。その魔法の言葉は「ありがとう」です。皆さん,思い出してください。昨日何回「ありがとう」を言いましたか?毎日忙しく過ごしているとなかなか言えないのが「ありがとう」です。まして教師という職業柄他の人たちよりも「ありがとう」の回数が少ないかもしれません。そんなこともあり,私は日頃から目下の人,生徒たちに対してできるかぎり「ありがとう」を言おうと考えているつもりです。どうしても日頃は「何やってんだ~」「気をつけろ!」などが多くなりがちですからね。
明日3月9日は「サンキュー」で「ありがとうの日」です。それにちなんで今日一日は意識的に「ありがとう」を使ってみませんか?何でも,どんな時でも良いのです。例えばいつも起こしてくれる家族がいます。いつもなら「うるせ~!わかってんだよ」で一日が始まります。でも「起こしてくれてありがとう」だったらどうでしょう。何かお互いに特別な一日になりそうな予感がしますよね。学校でもそうです。プリントが前から回ってきたら「ありがとう」。給食の配膳をしてくれたら「ありがとう」。何でも良いのです。今日先生に怒られてしまった人,試しに「すみませんでした」のかわりに「ありがとうございました」と答えてみましょう。そこには「お前も大人になったな~気をつけろよ!」なんて笑顔が生まれるはずですから・・・
「ありがとう」と言われて「うるせ~」と怒る人はいませんよね?
「ありがとう」は人間関係を円滑にします。
「ありがとう」は人を笑顔にします。
「ありがとう」は次のやる気につながります。
「ありがとう」は互いの心を温めてくれます。
「ありがとう」は魔法の言葉です。でも「ありがとう」は特別な言葉ではありません。
PS : いつもホームページを閲覧していただき「ありがとう」ございます。
3月9日(水)
さて,昨日の全校練習の際,生徒たちに次のような話をしました。
「卒業式に参加する全ての人に大きな意味があり全員が主役です。そしてそれを社会に発表する場が卒業式なのです。」という話です。また「具体的には4つの意味があります、一つ目は卒業生です。義務教育9カ年の全課程を修了したということ。そしてこの日を境に実社会の一員になるという意味です。二つ目は保護者です。法律では保護者にも9カ年の義務教育を受けさせる義務があるとされています。時には反抗期で難しい年頃の子に,その保護者として義務を果たしたという意味です。そして三つ目は在校生です。本校の伝統を引き継ぐ継承者として,2年生は一年後の自分の姿を,1年生は2年後の自分の姿を卒業生と重ね,自分のあるべき姿の青写真を描き,そのあるべき姿に近づくよう,残りの中学校生活を送るという意味です。そして最後の四つ目は,平成27年度木間ケ瀬中学校の全教育活動の集大成の発表の場という意味です・・・」長くなりましたが,このような内容の話でした。
今日の予行練習,生徒には,もう一度この話を思い出してもらい,それぞれに立場で「今年一年間培ってきた人間力」を発揮し臨んでほしいと思っています。また当日を迎えてほしいと思ってもいます。
PS:卒業生の保護者の皆さん,上で書いたように皆さんも主役です。小っちゃな赤ちゃんだったお子さんを15年間育て上げた「自信」と「誇り」を胸にご参加いただけたらと願っています。
3月10日(木)
さて,皆さんにご紹介しておきます。
今年度のPTAバザーの収益金で,敷地内に「防犯灯」を設置しました。本校の構造上,昇降口や自転車置き場から正門までの距離が長く,陽の短い真冬などは真っ暗になってしまいます。そこで少しでも安全に登下校のためにバザーの収益金で新館校舎から体育館脇へと4カ所「防犯灯」を設置するための工事が昨日終わりました。ご来校の際にはぜひ注目してみてくださいね。
PS : 「それじゃあ,卒業式までに間に合わせなきゃ・・・」と昨日の冷たい雨の中工事をしていただいた皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
3月11日(金)卒業式
3年生のみなさん,また保護者のみなさん,本日はご卒業おめでとうございます。
4月から本校の様々な場面で全校をリードしてくれた3年生との別れを惜しむかのように,冷たい「涙雨」の卒業式当日の朝です。会場はかなり冷え込んでいます(6:00からストーブをつけていますが・・・)ので暖かくしてお越しください。
さて,今日は平成27年度第69回卒業証書授与式という晴れ舞台であると同時に,「3.11」東日本大震災の追悼の日でもあります。思えば5年前の今日,三陸沖を震源とするマグニチュード9.0という大地震が発生しました。5年前のあの日も卒業式の当日で,式を終えホッとしている午後の一時に,関東地方でも大きな揺れを感じたのは記憶に新しいことです。大きな揺れ,そして宮城,岩手,福島などの沿岸をおそった大津波により甚大な被害がありました。遠く離れた千葉県でも野田市でも被害がありました。
あれから5年。
今日3月11日という日が,卒業式であると同時に,東日本大震災で犠牲になった方々への追悼の意を表し,そして「自助・共助」の意識を持ち,決して大震災の経験を無駄にすることなく一歩ずつ前進するきっかけの「3.11」になることを祈っています。
3月12日(土)
昨日の卒業式では,卒業生の立派な姿での「巣立ち」を温かく見送る在校生,そして15年間立派にお子さんを育て上げた保護者の皆さん,また多くの来賓の皆さんに支えられ,立派で感動的で素晴らしい卒業式を終えることができました。
卒業生の皆さん,木間ケ瀬中学校での3年間はどうでしたか?「うれしいこと」「嫌だったこと」「感動したこと」「後悔していること」。卒業生代表の山口くんの「答辞」のフレーズではありませんが,これらの数え切れないほどの出来事すべてが思い出であり,貴重な体験であり,皆さんを成長させてきました。今は寂しい気持ちもあると思いますが,過去にすがるのではなく,明日の,未来の自分をしっかりと見つめて「大きく」「強く」羽ばたいてくださいね。
在校生の皆さん,壇上で校長先生から卒業証書を受け取る「自分の姿」をイメージできましたか?1年後の,または2年後の皆さんの卒業式が,素晴らしい感動的な,そして今年以上の卒業式になるかは,皆さん一人一人にかかっています。目が覚めたら突然立派な先輩になっているなんてことは決してありません。今日から,今から「凡事徹底」,当たり前のことを当たり前にできる,誰でもできることを誰よりも頑張ることの積み重ねが1年後,または2年後に現れてくることを忘れないでください。
今日から4月7日の入学式までは木間ケ瀬中学校211人の在校生で頑張っていきましょう。
PS : 卒業生の皆さん,母校である木間ケ瀬中のHP,たまには開いてみてくださいね!
卒業生の保護者の皆さん,これからも地域の大人として,地域の子供たちを育てていきましょう。そしてこのHPもお忘れなく・・・