木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月29日(金)

 先日、気になる記事を新聞で見つけました。

 消防庁の調べによると,全国の消防にかかってくる「119通報」のうち,その7割が不要な「119通報」だという調査結果です。この全国の消防にかかってくる「119番」通報の数,通報の内訳等を明らかにしたのは今回が初めてだそうで,実際の緊急出動現場での負担が増す中,この結果に関係者は頭を抱えている状況だそうです。 2014年の「119番通報」の総数は842万件だそうで,その1%が火災での通報だそうです。そして実際に全国で救急車の出動件数約598万件にものぼるそうで,搬送状況を分析すると,誰も搬送しなかったケース(その場で処置し自分で帰るケースなど)が63万件もあったそうです。また実際に病院に搬送しても入院にまで至らなかった軽傷者、通報件数の30%にあたる267万件にものぼるそうです。確かに「119番通報」する際には,出動を要請するかどうか迷ってしまうことがあり,この迷っている数分間の判断の遅れが命に関わることもあるケースも知識としてあるだけに,「一応呼ぶか!」と緊急搬送を要請してしまいます。結果として大事には至らず「良かった軽傷で・・・」と安心してしまいがちですが,今回の調査結果を見ると考えさせられます。以前「救急車をタクシー代わりに・・・」なんて記事を新聞で見かけました。本当に一刻を争う急病や大けがの時に現場に向かう救急車が不足しているなどというケースだけは避けないといけないでしょうね。冷静で迅速な,そして適切な判断を心がけましょう。

PS:本日給食週間最終日です。


2月1日(月)

 いよいよ今日から2月。カレンダーをめくりながら「よし今月も・・・」と感じた朝ですが,昨日とは一転今日はこの時期本来の寒さですね。
 さて,今日は平成28年度千葉県公立高校前期入学者選抜(公立前期入試)の出願です。既に私立が第一志望の3年生たちの中には,合格し進学先を決めている生徒もいますが,多くの生徒たちはこの前期入試が山場となります。寒いことはしょうがないとして雪など降らなくて一安心です。この前期入試もそうですが,今多くの高校受験で「面接入試」が行われていますが,これは各高校が学力の輪切りだけで判断するのではなく「入学後の生活」などを考え人柄を判断するために行われます。面接試験ではどんなことが聞かれるのでしょう?少し例を挙げてみます。
<基本編> 
 ・本校への志望の動機を教えてください。
 ・中学校時代で一番記憶に残っていることはどんなことですか?
 ・最近読んだ本はどんな本ですか?その本の題名と感想を聞かせてください。
 ・最近のニュースで印象に残っているのはどんなニュースですか?
 ・本校に入学したら,どんなことを頑張ろうと思っていますか?
 ・本校の校訓を知っていますか?言ってみてください。
<本人編>
 ・あなたの学校の学校目標は何ですか?
 ・あなたの長所と短所を教えてください。
 ・簡単に自己PRをしてください。どうぞ・・・
 ・自分を動物に例えるとどんな動物でしょう?その理由も教えてください。
 他にもよく面接で聞かれる質問事項については,3年生は既に指導されていることと思います。「人柄を見るのだから,ありのままで良いのでは・・・」と考えがちですが,そうではありません。TPOを考えた場合,自分の一番良い姿を見てもらう必要があります。またどこの中学校でも時間をたっぷりかけて面接指導をしていることも忘れてはいけません。そんな受験生の中で好印象を与えようとしているのですから・・・ 私の経験上意外と忘れがちな「面接のポイント」を受験生にアドバイスします。それは「直球で答える」ことです。よく事前に準備すればするほど聞かれたこと意外にも答えてしまい,相手に真意が伝わらないことがあります。例えば「志望の動機は?」と問われれば「○○と考え志望しました」と答え,「何ですか?」と問われれば「○○です」と,「どう思いますか?」「○○と思います」って・・・ 聞かれたことをまず答えることが何より大切なことではないでしょうか。
 それでは受検生のみなさん,気をつけて出願に行ってきましょう。

PS:1.2年生も今のうちからシミュレーションしておくのも良いかもしれませんね!

2月1日(月)2年生給食後下校のお知らせ

 既にメール配信にてお知らせいたしましたが,本日2年生は給食後下校といたします。インフルエンザ等の感染症,またはその疑いがある症状,発熱等での欠席・早退が急増してきました。スキースクールも控えておりますので,大事をとっての日課変更になります。
 何卒,趣旨をご理解いただき下校後は不要な外出を控える等のご指導をお願いいたします。

 *尚,明日については平常通り(2年生は部活動なし)を予定しております。詳細は本日生徒を通じて文書にて「日課変更のお知らせ」を配布いたしましたので,そちらでご確認ください。

2月2日(火)

 おはようございます。皆さん体調はいかがでしょうか? 先週末から「インフルエンザ」による欠席者が急増しています。また同時に「溶連菌ウィルス」による欠席者も出始めています。明日からのスキースクールに備え,昨日大事をとって2年生だけ給食後の措置をとりました。室内の換気や手洗いうがいなど予防に努めましょう。
 さて,明日は「節分」です。知っていそうで本当のところはあまり知られていない「節分」ですが,字の通り「季節を分ける」ことであり「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日が節分に当たります。昔はこの4回ともお祝いをしていたそうですが,室町時代から明日のような「立春」の前の節分を,旧暦の新年の祝いと併せて重要視するようになったそうです。また節分の豆まきも,新年の幸福をもたらす「年神様」が来る前に,不幸をや災いをもたらす邪悪な鬼を追い出し,家を清めようと広まったそうです。また豆まきといっても闇雲に投げるのではなく,まず福豆と呼ばれる炒めた大豆を升に入れ,夜までは神棚にお供えし,夜になったら玄関から順番に外へと通じる戸や窓のあるすべての部屋で勢いよくまくのが正式らしいのです。また豆をまくのも年男・年女・家長が基本だったようです。そして巻き終えたら「無病息災」「厄除け」を願いながら自分の年の数の福豆を食べるのだそうです。
 昔は近所中で「鬼はー外!」「福は~内!」などと聞こえていたものですが,最近ではめっきり聞かれなくなりましたね。どうですか,今年は元気よくやってみませんか?

間違えても「亭主は外~!」なんてまかないでくださいね!

2月3日(水)

 いよいよ今日から2年生のスキースクールです。長野県菅平高原での2泊3日の体験学習です。インフルエンザ等の急な流行で,残念ながら参加できない2年生も出てしまったのが心残りですが,3日間事故なく安全に帰ってこようと思っています。
 日頃,野田ではできない数々の体験を通して一回りも二回りも成長して帰ってきてほしいものですね。

PS:スキースクールの様子については,随時記事を更新していきますので,この3日間はこまめにHPをチェックしてくださいね!

2月4日(木)

今日は立春、暦の上では春。
そうは言ってもまだまだ寒い日は続きます。空気も乾燥していますので、インフルエンザや風邪などの感染症には十分に気をつけましょう。
 さて、今2年生のスキースクールで長野県上田市菅平高原に来ています。誰の行いが良いのか、初日の昨日は快晴。今日も快晴、星が煌めいています。昨日はスキーの履き方や転び方など、雪に慣れることを中心に学びました。今日は、どの班もリフトに乗って実際に斜面を滑ることでしょう。
 スマホで記事を更新していますが、上手に写真をアップできないのが心残りですが、頑張って菅平から近況を報告したいと思います。

2月5日(金)

 おはようございます。
ここ、長野県菅平高原の朝は寒いです。連日快晴のため空気が澄んで身が引き締まります。
 2年生のスキースクール最終日です。どの班も今日もガンガン、スキーの、菅平の、仲間と時間を共有する素晴らしさ、楽しさを味わうことでしょう。

PS  今日も2年生の様子を随時更新いたします。お楽しみに!

二年生スキースクール最終日

只今、予定通り、高坂SAを出発しましたので、学校到着は予定通り16時20頃だと思われます。

定刻に菅平から野田に向けて出発いたしました。
また、近くになりましたらお知らせします。


レッスンの全てを終え、修了証書をいただきました。
みんな、とっても楽しかったようで何よりです。




2月8日(月)

 2年生のスキースクール・1年生の職業人講話も終えて新しい週が始まります。今週はなんといっても3年生の入試です。明日,明後日の二日間「千葉県公立高校前期入学者選抜」が行われます。幸い天気予報は「晴れ」,実力を発揮してきてほしいものですね。
 さて,今日は「海苔(のり)」について書いてみます。日本人の食生活に欠かせない「海苔」ですが,手軽で栄養豊富な健康食品として知られています。主成分はタンパク質と糖分で40%を占め,ビタミンや鉄分,カルシウム,リンなどのミネラルが豊富で,ビタミンAについていえば,トマトの60倍だそうです。そんな「海苔」を食した歴史は古く,大宝元年(701年)「大宝律令」が制定され,その中でお米と同様に「海苔」も年貢として指定されていたそうです。そしてそんな「海苔」を初めて年貢として納めたのが翌年702年2月6日のことだそうです。この事実から2月6日は「海苔の日」とされています。
 そういえばスキースクールでも朝食で「海苔」が出ました。ちなみに18年前の昨日2月7日は長野オリンピックの開会式が行われた日でした。

PS:風邪やインフルエンザが流行っています。まず受診し,しっかりと休養をとるこが大切です。

2月8日3年生・2年1組日程変更について

 本日,3年生全クラスと2年1組は,インフルエンザ,またはその疑いのある生徒が複数いる状態です。3年生については,明日,明後日と千葉県公立高等学校の前期入学者選抜が行われるため,大事をとっての判断で下記の通り日程を変更しましたので,趣旨をご理解いただきご協力お願いいたします。

<期   日> 平成28年2月8日(月)
<日程変更> 給食後下校します(目安として13:00頃)
<下  校  後> 趣旨をご理解いただき,できる限り外出を控えてください。
<明日の日程> 明日は平常通りです。(3年生は千葉公立入試・その他の生徒は2校時後下校)

*くれぐれもお大事にしてください。

2月9日(火)

 立春が過ぎ,このところ朝の冷え込みも緩んだと感じていましたが,今朝の冷え込みは真冬並みです。予報によると昼間は暖かくなるそうです。朝は暖かくしてお出かけください。
 今日,明日と千葉県公立高等学校の前期入学者選抜,連携型特別選抜が行われます。受験する3年生にとっては特別な朝です。もちろん緊張していることと思いますが,過度に心配する必要はありません。大切なのは「いつも通り」です。私は現3年生と出会ってからまだ1年もたっていませんが,集団力もあり,自治力,明るさ,元気さにあふれ,また一人一人の人柄も立派なものだと常々感じています。今日という日こそ,自信を持って堂々と検査(入試)を受けてきてほしいものです。
 話はかわりますが,先日台湾で大地震が起きました。倒壊した建物の中に未だ閉じ込められている人々がいると報道されています。生存を左右する72時間を過ぎ救助が急がれている中ですが,日本でもこの地震を受けて動きがあるようです。その動きとは台湾への「救援活動」「復興支援」の申し出です。あの東日本大震災では,実は台湾から200億円もの救援・復興支援金が贈られました。それを受け「今度は我々日本人が・・・」と若者を中心に動き始めているそうです。
「最近の若者は常識知らずで・・・」「若い奴らは何を考えているのか・・・」などと若者批判や道徳心を疑う声が聞かれる中ですが,まだまだ日本の若者も捨てたものではありませんね。
「困っている人に手をさしのべる」こと。人として当たり前ですが最も大切なことだと感じています。生徒たちにも,こんな温かい心を持った人に育ってほしいと思っています。

*がんばれ!受験生!  行ってらっしゃい・・・

2月10日(水)

 今朝は北風が吹き荒れ,空気がとても乾燥している寒い朝です。千葉県公立高校の前期選抜・連携型特別選抜の二日目を迎えました。とても風が強いので気をつけて会場に向かいましょう。
 さて話はかわりますが,2年生のスキースクールから1週間が経ちました。出発前日の学年集会の中で「白銀の世界・集団生活などいつもと違う環境だからこそできることはたくさんあるはず。いつもはできないことを試してみよう。何か一つで良いから自分を成長させよう!」と話をしました。私は2とは授業も受け持っておらず,深く関わりを持っていません。ですから表面的は判断で「だらしない」「勝手」などあまり良いとはいえない先入観として持っていました。それが前日の学年集会での話しにつながりました。そして出発当日。案の定,集合時間に遅れてくる生徒がおり,おまけに出発式では実行委員が会を進めているにもかかわらず私語をしているなど。私の先入観は更に強まりました。しかし現地に到着,一面の銀世界,生徒たちの表情が変わってきたことに気づきました。そしてスキー靴を履くだけでも汗だくになって始まったレッスン。インストラクターの指導に食い入るようについて行きます。レッスンが終わりホテルに戻り,ロビーにいる私に通りかかる生徒皆元気に挨拶し,「楽しかったか?」の問いに堰を切ったかのように,あれこれ話し出します。そればかりか時計としおりを見比べながら「そろそろ○○だ、行こう!」って誰からもなく呼びかけみんなそれを受け入れ協力しています。そして夕食,なんと集合時間の5分前には食堂に集まっているではありませんか!そして実行委員の一言で一斉に話をやめ「いただきま~す!」と声高々に。それだけではありません。「私,これ嫌いなんだよね、食べない?」,「え~,美味しいよ食べてみなよ・・・」という会話とともに一口で「パク!」。 あの3日間で生徒たちは著しい成長を見せてくれました。
 いつもできないけれど,特別な環境だとできることってあるんですよね。大切なのは帰校してからの「今」でしょう。行事を日々の生活に生かすとは,そういうことだと思います。今後の2年生に注目していきたいと思っています。
 あと一ヶ月で卒業する3年生から最上級生という立場を引き継ぎ,きっと立派に木間ケ瀬中学校を背負っていってくれることでしょう。

2月12日(金)

 毎日更新しているこのHP「歳時記」ですが,つまらない記事ながらも50人ほどの方が見てくれていました。思えば元旦私の「新年の抱負」の一つに「今年度中に20000カウントを達成しよう!」と密かにもくろんでいました。そして今朝カウンタをチェックすると19000を超えており,新年の抱負が現実味を帯びてきました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
 さて,アインシュタイン博士については今更説明するまでもありませんね。「相対性理論」で有名な物理学者です。そのアインシュタイン博士が,100年前に存在を予言した「重力波」をアメリカを中心とした国際研究チームが直接「重力波」を観測したと発表しました。凡人の私には何のことだかさっぱりわかりませんが,どうやら宇宙開発にとって画期的な大発見だということは間違いないようです。この「重力波」とは宇宙に存在するブラックホールなどの大きな物体が動く際に時間と空間(時空)がゆがみ,そのゆがみが波のように伝わる現象だそうです。つまり100年も前にアインシュタイン博士は,持論で「重力波」の存在を予言しましたが,実際に100年もの間,誰も実際に観測はできなかったのだそうです。この「重力波」を発生させるブラックホールなどの物体は桁外れに遠く,仮に「重力波」が発生したとしても地球に届くには膨大な時間がかかり,尚のこと地球に届く頃にはこの波は微量になっているからだそうです。しかし現在の科学技術などの進歩により,今回の直接観測につながったということです。何かSF映画の世界の話のようで改めてアインシュタイン博士の凄さに驚かされました。
 このような報道をされていますが,それでも私にはよくわかりません。でも大変興味がわいているのは確かです。理科の梅平先生,南方先生にあとで聞いてみようと思います。

PS:本HPの「フォトアルバム」に2年生のスキースクールの画像をアップしていますのでご覧ください。
   昼間は暖かくなるようですが,今朝も冷え込んでいます。温かくして行ってらっしゃい。

2月13日(土)

 今日は土曜授業です。今年度の土曜授業もあと3回となりました。今日は不気味(?)なほど暖かい朝を迎えています。今日明日と季節外れの「初夏」のような陽気になるそうですので体調など崩さぬよう気をつけましょう。
 さて,2月も中旬。卒業式まで1ヶ月を切りました。来週は1.2年生の定期考査やまだまだ入試が続きますが,中学校にとって1年間の教育活動の総まとめともいえる「卒業式」の季節になってきます。早いですね。3年生の保護者の皆さんは,時のたつ早さを実感しているのではないでしょうか。卒業といえば「別れ」の季節であり,新たな「旅立ち」の節目でもあります。この節目によく似合うのが「桜」ですよね。夏には「ギャー毛虫が~」なんて敬遠したりもしますが,夏の光をたっぷりと浴び,秋にはしっかりと栄養分をため込み冬支度を。そして冬の北風や雪にもじっと耐え,暖かな春を待ち望んでいます。どうですか?言葉を少し換えれば「受験生」のようだと思いませんか。そして春。満を持して蕾を膨らませ一気に,あの薄桃色の花を咲かせます。その開花に誘われたように,我々日本人は「桜」を見に行き春を感じます。しかし「桜」の花は長続きはしません。満開から1週間もすれば「ひらひら」と風に舞う「桜吹雪」もまた格別です。こんな独特の春の感じ方をするのは日本人だけの情緒深い文化であり,古くからの伝統でもあります。
 さて「桜」と言えば学校ですよね。どこに学校でも入学式後に新入生は桜をバックに記念写真を,というのが定番でしょう。木間ケ瀬中学校をはじめ市内の学校の多くは,来年70周年を迎えます。創立当時植えられた「桜」もそろそろ老木です。私の勝手な思い込みかもしれませんが,日本人にとって馴染み深い「桜の春」を後世までつないでいきたいと思い,受験を終えた3年生数人に手伝ってもらい桜の苗木を植えました。今はまだ小枝のように弱々しい姿ですが,植えてくれた3年生が大人になる頃には可憐な花をつけ木間ケ瀬中の「春」を演出してくれることでしょう。そしてその3年生が親となり,子供が中学に入学し,そしてその子がまた親になり・・・ 「この桜の木はおじいちゃんが中学生の時に植えたんじゃ」なんてね。
 きっといつまでも,卒業生の旅立ちを祝い,新入生の成長を暖かく見守り続けてくれることでしょう。

2月15日(月)

 昨日の暖かさが残っているのか,温かい空気の生ぬるい朝で一週間が始まりました。そんな暖かい朝から昼間・夜にかけて徐々に気温が下がっていき,冬本来の寒さに逆戻りするそうです。暖かかった昨日との温度差は10℃から15℃だとか・・・これでは体調を崩してしまいそうですね。
 ところで,昨日の暖かさの原因は強く吹き荒れる南風「春一番」の仕業だそうですが,この春一番について調べてみました。
 「春一番」と聞くとなんとなく穏やかで日だまりが心地よい春の到来をイメージするのは,我々の世代「キャンディーズ世代」だけでしょうか。もともと「春一番」の由来は1859年に遡ります。1859年(安政6年)の2月13日,壱岐の漁師53人が五島沖で南からの突風に遭い全員が亡くなったという事故があり,壱岐の漁師の間では,春の初めの強い南風のことを「春一番」と呼ぶようになったという説が残っています(諸説あるようですが)。
 気象庁の発表では昨日2月14日に「春一番」が記録され,その南風が温かい空気を各地に運んできてくれたために記録的な暖かさになったいうわけでした。
 このまま暖かい春にならないかな~ なんて思ってしまいそうな昨日の暖かさと今朝の暖かさですよね。

PS:「三寒四温」という言葉もありますが,一歩ずつ春の足音が近づいているのは確かです。
  夜は「真冬並み」だそうですので,着る服に迷ってしまいますね。それではお気をつけて行ってらっしゃい。

2月16日(火)

 昨日の朝とは打ってかわって,今朝は氷点下の朝を迎えています。また全国的にインフルエンザの流行が報じられています。栄養と休養を心がけ,体調を崩すことのないようにしましょう。
 さて,いつものように話題を探していると興味深い記事がありました。「インドで隕石に当たって男性が死亡した」という記事です。読み進めていくと,どうやらその真偽のほどは定かではありませんが,関連して「実際に隕石に当たる確率はどれくらいなのだろうか?」と計算により割り出した数値が出ていました。実際のところ隕石はそれこそ星の数ほどありますが,地球に落下してくる数は限られています。また仮に地球に落ちてきても大気圏に突入する際に,多くは燃え尽きてしまい地表にはほとんど落ちてきません。希に大気圏から燃え残り地表にまで落ちてきた隕石もありニュース映像に登場していますよね。数年前のロシアに落ちた隕石などは記憶に新しい事故ですが,この時の衝突の衝撃は広島に落とされた原爆の20倍とも30倍とも言われており,衝撃で窓ガラスが割れるなどして1200人が負傷したそうです。さて注目の隕石に当たる確率ですが,その前に自動車事故に遭う確率は1/90,火事に遭う確率は1/250,竜巻はというと1/6万。落雷は1/13万5千,サメに襲われるのは1/800万だそうです。で問題の隕石ですが1/70万とも言われていますが,この数字は衝撃波なども含めた数値なので直撃となると相当低い確率だといえます。数字が小さすぎて見当もつきませんが,例えるなら,私がジャニーズ事務所と契約するくらいの確率(?)でしょうか・・・
 澄ん空気に朝日がさしてきましたね。1.2年生は明日「定期考査」,3年生は千葉県公立校の前期選抜の発表です。 今日も一日がんばりましょう!

2月17日(水)

 寒い朝が続いていますが,確実に春の訪れを実感します。というのも毎日ほぼ同じ時間に出勤し,ほぼ同じ時間にこの記事を書き始めます。ついこの前までは「真っ暗」だった職員室の窓から見える景色も,いつしか薄明るく朝陽さえ差し込み始めました。
 さてそんな春の訪れに中,千葉県公立高校の前期選抜・連携型特別選抜の発表の日を迎えました。おそらく人生で初めて迎える「合否」というハードル,自信を持ってしっかりと自分の目で確かめてきてほしいものです。
 このところ1年生を中心に「友人関係のトラブル」が増えており,心配しているところです。例えば,仲の良いはずなのに,からかうなどのちょっとしたことがきっかけで相手にケガをさせてしまうほど手を出してしまったり,相手が嫌がる言葉を発して,相手の心を傷つけてしまうなどです。これは「1年生が悪い!」わけではなく,成長過程の不安定な年頃の子供たちに起こりがちなことなのです。このようにちょっとしたことが相手を傷つける結果につながることになるのです。先日1年生のあるクラスで帰りの会の時間をもらい話をしました。やはり心が傷ついてしまった生徒がいたのです。もちろん今まで何回も「人の嫌がることをしたり言ってはいけません」とか「もしそんな場面を見つけたら注意してあげてください」などの指導は受けてきているはずです。同様の話です。話しながら生徒たちの顔を見ると,大多数の子供たちの目の輝きに変化があったことを肌で感じました。まだまだ大人へと成長する過程で体験する複雑な心の変化を持つ子供たちです。我々大人がアンテナを高くして見守ることが必要だと感じています。そして子供たちにより良い人間関係づくりを指導するのが大人の役目だとも感じています。何よりも,我々大人が,ましてや教師が軽率な言動で子供たちを傷つけてしまうこともあります。もう一度原点に戻り,一人一人の人格を大切にした指導・支援ができるよう先生方にも話をするつもりでいます。

PS:1.2年生は定期考査です!がんばってくださいね!

2月18日(木)

 昨日は千葉県公立高校の前期選抜の発表がありました。もちろん選抜(入試)ですから、入学候補者に内定できた人もいれば、できなかった人もいました。
 さて,タイムリーな話題が飛び込んできました。東京大学薬学部の研究チームの実験です。この実験はマウスを使って迷路を解かせるという実験です。最終的には全てのマウスが最短ルートを見つけることができたのですが,見つけるまでの日数に3日から18日の幅で個体差がでたそうです。さらに分析すると,行き止まりに迷い込んだりと,失敗の頻度が高いマウスほど,より早く最短ルートを見つけ出すことができたそうです。このような結果から,学習初期の失敗体験が成績を伸ばすのに重要で,同じ失敗ではなく,様々な失敗をした方が,後の結果が良くなるとわかったそうです。 「失敗は成功のもと」というわけです。
 話はかわりますが,日本の伝統の一つに木造建築がありますが,この木造建築で一番大切なのは,もちろん全ての重さを支える「柱」,そしてその柱を支える「梁(はり)」だそうです。経験豊富な棟梁は「柱」と「梁」の木材の材質にまで拘ります。一本の大木を製材し木材を切り出しますが,同じ一本の大木からでも「質」が全然異なるそうです。皆さんは「年輪」をご存じですか?そうです。木が一年間に生長した厚みが輪として現れるものです。話を戻しますが,「柱」「梁」には年輪がびっしりと詰まった部分が適しています。年輪がびっしりと詰まっている部分とは,木材の「北側部分」なのです。年輪がびっしりと詰まっていれば,それだけ強度が高いということです。同じ一本の大木でも南側部分は常に太陽の陽を浴び,何苦労なく,すくすくと育ちます。結果として年輪幅は広く,建築材としての強度は不十分です。しかし北側部分はといえば,常に陽が当たるわけではなく,冬場は北風にさらされ,じっとその場で春を待ちます。結果として年輪幅は狭く,地震の多い我が国の木造建築の重みに耐えられる頑強さがあるのです。

 昨日,入学許可候補者に内定できなかった皆さん,勇気と自信を持ってください。皆さんの人格が否定されているわけではありません。人生80年というレースのたった1台目のハードルに引っかかっただけで差はありません。まだまだ人生は始まったばかりです。この悔しさをバネに後期試験,更には今後の人生をたくましく生きてほしいと願っています。

「失敗は成功のもと」ですよね!