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2025年7月の記事一覧

校長室のひとりごと「崖っぷち」

 先月「関東甲信越中学校長会研究大会」に参加しました。楽しみにしていた記念講演「絶対にあきらめない」銚子電鉄の竹本勝紀社長のお話は大変印象に残っています。竹本社長は、何度も経営難による廃線の危機に直面しながらも、その度に独特の発想で乗り切ってきた経験談をユーモア交えてお話ししてくださいました。その中で「崖っぷち」の経営状態を逆手にとって新たな企画を考えているとも話しておられました。

 先日新聞を見ると、この「崖っぷちプロジェクト」について紹介されていました。まずは「犬吠崖っぷちライン」という名称です。もうお気づきだと思いますが銚子の犬吠埼、屏風ヶ浦など崖の景勝地と崖っぷちの経営難とをかけて名付けたものです。JRと連携し、車内の乗り換えアナウンスで「犬吠崖っぷちライン」と流されているそうです。また竹本社長は、「崖っぷち」の中小企業を応援しようと「崖っぷちサミットin犬吠埼」を開催すると意気込んでおられ「最低7社以上集めたい、崖っぷちだけにG7サミットだ」と話されているそうです。

 これらの逆境を逆手にとるという発想で、これまでも「銚子名物ぬれ煎餅」や「まずい棒」、本銚子(本調子)駅になぞらえて「運気アップ記念切符」、銚子名産「鯖(サバ)」にかけて「鯖威張る(サバイバル)カレー」など様々な商品をヒットさせてきました。これらの一つ一つに商品化までのドラマがあり、社員一丸となって「地域のために銚電を残さなくては」という全社員の「地域のために銚電を残さなくては」という強い思いを感じます。勉強になりました。夏休みにぜひ銚電に乗りに行こうと思います。