2025年1月の記事一覧
令和7年が始まりました
冬季休業が明け、令和7年が始まりました。
3年生はいよいよ進路選択(受験)、2年生は学年最大行事であるスキースクール、1年生は先輩になる準備期間に入りました。
<冬季休業明け集会での話>
内容1(1年の計は元旦にあり)
冬季休業前集会に「目標を設定しよう」と話しましたが、今更ですが、なぜ目標を設定するのか?新年を機に、改めて考えてみました。
①ゴールの姿を明らかにすることで、日々の取組にメリハリをつけることにつながる。
②何を優先すべきかが明らかになるので、効率的に行動できる。
③自分がやりたいと思ったことが、実現できる確率が上がる。
ということだと思います。
勉強=学力について
昨年末に行った家庭学習時間アンケートでは1日平均0~1時間の生徒は全校で61%、(1年生=81%、2年生=86%)そのうち0分が39%でした。
ある記事に、今の中学生は「失敗を恐れないで挑戦していくこと、自分の考えを積極的に発言すること」が課題とありました。
人生100年時代と言われ、半分以上の人は、今はない未知の職業に就くことが予想されています。
その未知の職業を開拓するために、「初期の失敗が、後々の成績上昇につながる。決まった失敗でなく、違った失敗をすることが大切で、じっくりと考えた失敗をしよう。答えを推測することに意味があるのだから、間違っていくべきだ」とありました。
失敗を恐れず考えて行動する。
考えるための基礎を身に着ける=勉強・学力が必要。そのためには勉強するしかない。
未来のために「今」勉強しよう。
内容2(「残り姿の美しい人」というお話)
昨年末に実施した3年生との面接で、「中学校の思い出はなんですか?」と質問したところ、多くの人が「修学旅行・体育祭」と答え、その理由を尋ねると「仲間との協力や団結力」と答えました。
キーワードは「仲間」です。
しかし各学年で、友人関係や仲間関係で悩んでいるとうい話も耳にします。
そこで、「残り姿の美しい人」というお話です。
「後ろ姿」という言葉はわかりますがこの「残り姿」という言葉は、「性格の美しい人は残り姿に表れる」のように使うそうです。
人の心や性格は目には見えません。
それでは、どうやって人の心や性格を見たり判断したりするのか。
絶対ではありませんが、見えない心や性格が、表に表れる一つの場面が、その人の姿や言葉や言動、つまり「立ち居振る舞い」です。
「服装や髪型の乱れは心の乱れ」と言われます。
人は外見で判断してはいけない、とも言われます。
これも真実です。
しかし、その人の「立ち居振る舞い」が、その人を判断する材料の一つであることも間違いではありません。
残り姿の美しさの一つの例として、修学旅行やスキースクールで宿泊するホテルで「脱いだスリッパを揃える」を挙げてみます。
スリッパを揃えた人が美しいのではなく、揃えた人の「立ち居振る舞い」が美しいのです。乱雑に脱ぎ散らかされているスリッパよりも、整然ときれいに揃えられたスリッパの方が、はるかに美しいことは一目瞭然です。
そして、見た目だけでなく、そこには、それを見た人、その後スリッパを脱ぐ人に対する、物言わぬメッセージも込められています。
見る人を不快にさせない、次の人が使いやすくするという心遣いと言ってもいいでしょう。
スリッパを揃えるという立ち居振る舞いによって、その人自身の美しさがそこに表れると思います。
今回は以上2つ話をしました。
1つ目は「なぜ目標を立てることが必要なのか」
2つ目は「残り姿の美しい人」です。
上にも書きましたが、いよいよ進路選択(受験)です。そしてインフルエンザの流行も耳に入ってきました。
引き続き、手洗い・うがい等の感染予防を行い、万全の態勢で臨みましょう。