ブログ「校長室から」

校長室から(208)3月11日 東日本大震災から11年・6年奉仕作業

 11年前の3月10日、午後2時46分頃、東日本大震災が起きました。今日は、犠牲になった方々を悼むとともに、災害に備えることの大切さについて、子ども達に向けて放送でお話をさせていただきました。 

 下の写真は、石巻市で津波に襲われた大川小学校に2015年に行って撮影したものです。地震発生後40~50分たってから、高さ8.6mもの津波が校舎をのみ込み、児童74名、教職員10名が犠牲となりました。

 下の写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎です。6m程度の津波を想定していたところ、東日本大震災では防災庁舎の3階建ての屋上よりも高い15.5mの津波に襲われ、この建物から住民に「高台へ避難してください」よびかけ続けた職員の方など43名が命を落とされました。写真は2015年のものです。今は、震災復興祈念公園として震災の伝承と鎮魂の願いをこめて整備されているということです。 

 さて、校内では、卒業式まであと1週間となった6年生が、校舎内外の清掃やペンキ塗り、エアコンのフィルター掃除等々、学校をきれいにするため奉仕作業をしました。中央通路や中央廊下のペンキ塗りは、PTA会長さんにご指導をいただきながら行いました。白線がきれいに引かれたので、下級生のみんなも、ろうかで右側を静かに歩けることでしょう。6年生の皆さん、ありがとう!

 中庭の河津桜も、6年生の卒業に合わせるかのように、もうすぐ満開になりそうです。