ブログ「校長室から」

校長室から(87)9月8日 地域(敬老)の方へのお手紙

 流山小学校では、コロナ以前は毎年敬老の日前後に、社会福祉協議会の皆様の主催で「シニアと児童の集い」という催しを体育館で行っていました。令和元年度には、ご来賓をお招きしてのお祝いの式典の後の「演芸の部」で司会を児童が担当し、1・2年生がダンスや群読を披露したり、吹奏楽部や合唱部が発表をしたり、参加者の皆様と「ふるさと」の歌を合唱したりしました。私は、この学校に着任した令和元年度に初めてこの会に参加して、地域の皆様に子ども達の発表を喜んでいただける場があることは、流山小学校の特色ある活動の一つとしてとても素晴らしいと感じ、大切にしたいと思いました。

 「シニアと児童の集い」は、残念ながらコロナの影響で令和2年度に続き今年度も中止となりましたが、社会福祉協議会の皆様方にご協力をお願いして、昨年度と今年度は児童からのお手紙を届けていただくことにしました。

 昨日(9月7日)、子ども達が書いてくれた手紙約900通を、流山中央地区社会福祉協議会の会長様が受け取りにおいでくださいました。個別の訪問活動の折に、届けてくださるとのことです。会長さんから、特にお一人暮らしの方は、出かけることも少なく、話し相手がいないことでさみしい思いをしていらっしゃる方が多いと伺いました。子ども達からの手紙で、少しでも明るい気持ちになっていただけたら幸いです。

 会長さんに手紙をお預けする前に、全校児童のお手紙を読ませていただきました。手紙は、子ども達の温かい気持ち、感謝の気持ちであふれていました。また、「ぼく・わたしもがんばります!」という言葉や、「お元気でいてください」「コロナが終わったら学校に来ていっしょに遊んでください」など相手を気遣う言葉がたくさんあり、子ども達の心が健全に育っていることをうれしく思いました。子ども達が今どんな気持ちで学校に来ているかも、少し、知ることができたように思いました。

 下には、1年生から6年生までの子どもの手紙(一部)を学年順に並べました(6年生のみ2枚あります)。学年の発達段階によって、自然と書く内容にも違いが見られ、それぞれに成長が感じられます。