ブログ「校長室から」

校長室から(222)3月20日「柳は緑 花は紅」

 17日の卒業式の式辞で、中国の詩人 蘇東坡(そとうば)が春爛漫の美しさを詠んだ「柳は緑 花は紅 真面目(しんめんもく)」の詩を引用してお話させていただきました。

 「柳が緑色の葉をゆらし、花が紅色などそれぞれあるがままの色の花を咲かせている、その姿が真面目、本来の姿であり、柳が紅くなる必要はなく、花が緑になる必要もない、ただそのもの、そのままの姿が尊く美しい」というような意味で、柳が緑であり、花が紅であるのが、自然ありのままの美しさであることと同じように、私達人間も、一人一人が、人と比べることできない大切なものを持ってこの世に生まれてきたのではないか、あなたはあなたらしく生きてください、というメッセージを伝えました。

 昨日、たまたま出かけたあけぼの山農業公園(柏市)で、ちょうど詩に出てきた「柳」と「紅色の花(椿)」を見つけました。柳の緑にすがすがしい美しさを、椿の紅に華やかな美しさを感じました。

 校庭の桜も開花し始め、いっきに春めいてきました。

 6年生が卒業したので、今日から5年生が学校の最高学年です!今まで6年生がしてくれていた校長室の清掃も、5年生が来てくれ、てきぱきと気持ちよく掃除をしてくれました。

 今週はどの学年も、進級を前に今の学年のまとめと春休みの過ごし方を指導していきます。午前中で授業が終わるので、放課後の交通事故や公園等での過ごし方には、特に注意してほしいと思います。