ブログ「校長室から」

校長室から(104)9月26日 「4年 版画家大野隆司先生による版画教室」「5年 スクールロイヤーによるいじめ防止授業」

 4年生は、今日明日の図工の時間に、版画家の大野隆司先生をお招きして版画教室を行いました。毎年子どもたちに大人気の講師の先生です。来校いただくたびに素敵な作品をいただいており、校長室に飾らせていただいています(今回は「のりきる」の作品です。海苔を切っている絵がかわいらしいです!)。私は、個人的にカレンダーや書籍、額も購入させていただいています。先生の優しさとユーモアあふれるメッセージに元気をいただけるからです。図工の授業でも、版画を上手に作るご指導はもちろん、どんな子どもにもわかる言葉でさりげなく語ってくださるお話がとてもすてきなのです。火曜日、木曜日にも来校され、4年生全クラスに1時間ずつご指導くださいます。

 5年生は、流山市教育委員会指導課いじめ防止対策相談室よりスクールロイヤーの小園先生、指導主事の先生をお招きして、いじめ防止授業を受けました。まず、「いじめを禁止している法律はあるか?」の〇✕クイズに始まりました。正解は〇で「いじめ防止対策推進法」という法律があること、その第4条に「児童等は、いじめを行ってはならない」とあることを学びました。その後、「では、どういうことをいじめというのか?」「仕返しはいじめになるか?」など、子ども達が意見を述べ合う場面では、挙手をして自分の考えを発言した児童がたくさんいました。異なる意見も発表しあえる雰囲気に、5年生の信頼関係の深まりが感じられました。後半、スクールロイヤーの先生から、「友達がいじめられている場面を見たら、先生に相談しますか?」と聞かれると、「相談する」という児童と「相談しない」という児童がおり、相談しないと思う児童からは「いじめていた子に恨まれるのがこわいから」「いじめかどうか、わからないうちにまちがって言うとよくないから」などの理由を聞くことができました。先生に相談しても、だれが話をしたか、秘密にしてもらうことができることを伝えていただきつつ、匿名で相談できる場所や役に立つ本の紹介もしていただきました。小園先生は、流山市役所に勤務しながら、法律の専門家として市内の小中学校のいじめ問題の解決に力を尽くしてくださっています。大変心強いですね!5年生の皆さんは、今日いただいた資料をもとに、お家の方ともぜひ話し合ってみてください。