ブログ「校長室から」

校長室から(112)10月6日 「1~5年生歯科検診」と姿勢の話

 今日は、午前中、体育館で1~5年生の歯科検診がありました。歯科検診を含む学校の健康診断は、法令で6月末日までに終了することと定められていますが、コロナ禍においては例外的に時期をずらすことが認められていますので、今年度は、健歯コンクール対象の6年生のみ1学期に実施し、他の学年は、少し涼しくなってからの実施としました。(今日の体育館は寒いくらいでした!)歯科医の先生方には、「昔の子どもに比べたら、みんなきちんとしていますね」とのお言葉をいただきましたが、待っている間、床に寝そべっていたり、後ろの友達としゃべったりしていたり、検診後に走って戻ろうとしたりする子どもが見られたので、何度か声をかけました。

 養護教諭が検診の進み具合を見て、インカムで状況を職員室に伝えてから次のクラスを呼ぶようにして、お医者様をお待たせせず、かつ児童が長く待たないように考慮しているので、このくらいの待ち時間なら、静かに待つことのできる子どもに育てたいと思っています。また、最近、一定時間姿勢を保つことができない児童も気になります。以前、スポーツでは動筋(動かす筋肉)を鍛え、学習では静筋(同じ姿勢を保つ)の鍛えが必要と聞いたことがあります。どちらも一朝一夕に身につくものではなく、日々の積み重ねが大切だと思います。体幹を鍛えることは、運動能力だけでなく、集中力や学力の向上に欠かせないものだと思っています。食事や学習中の姿勢、公共の場でのマナーなど、子どもに身につけさせるためには、労力がかかりますが、小さいうちに身につけたことは、その子にとって一生の財産になるのではないでしょうか。(写真は、きちんと検診を受けている子ども達の姿です。)