校長室から(162)12月8日「おおたかの森小学校との合同研修会~菊池省三先生特別授業・講演会」
本日、5校時に本校3年2組にて、教育実践研究家の菊池省三先生をお招きして特別授業をしていただきました。菊池先生は、長く小学校教員を務められる中で、その教育実践が注目され、2012年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」、2015年「世界一受けたい授業」などのメディアで取り上げられるとともに、たくさんの著書を執筆されていました。私も9年前までは学級担任でしたので、同じ小学校教諭の菊池先生のご著書を参考にして、「ほめ言葉のシャワー」など自分の学級で実践してみたことがいくつかありました。そんな、本の中のあこがれの先生が、今日は本を飛び出して本校に来校くださったので夢のようでした!
本校での菊池先生の国語の授業は、45分間、感動の連続でした。子ども達は菊池先生の発問に対して、一生懸命に考え、友達の意見を聞いたり、自分の考えを相手に伝えたりすることが、とても上手にできていました。授業の最後に、感想を発表した子どもの一人は、「今日は人生に一度の、小学校で一番いい日になったと思います」と言っていました。菊池先生の授業は、子ども受けする話をしたり、笑いをとったりする授業ではありません。真剣勝負の、頭をたくさん使う授業でしたが、子ども達の目がきらきらしていたのが印象的でした。
今回の企画は、おおたかの森小学校とのコラボレーションで、菊池先生は、おおたかの森小学校で午前に1時間、午後は本校で1時間授業を行い、さらに、おおたかの森小学校の先生方に本校に移動していただき、両校の教員が本校体育館でともに菊池先生のご講演を聞く、という形で研修を行いました。
教員は皆、「いい授業をしたい!」「子ども達にとって真に楽しい学級にしたい!」と思いながら、日々悩み、苦戦しています。行事や授業を通して子どもたちの成長が感じられた時には、喜びもひとしおです。そんな私たちに希望と元気を与えてくれる研修会になりました。
菊池先生、遠く北九州市から流山まで本当にありがとうございました。研修会の実現に携わってくださった関係者の皆様にも厚く御礼申し上げます。
そして、今日、学校を代表して菊池先生とともに素晴らしい授業を展開してくれた3年2組の子ども達、ありがとう!!