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第5回朝会講話「益子町中学生海外派遣 」

  みなさん、おはようございます。
 いよいよ益子町中学生海外派遣の日が近づいてきました。派遣先は、平成24年度からイギリスのセント・アイヴスになりました。今回、益子中学校からは、副団長として古壕沙弥佳先生、団員として4名の生徒が参加します。

 この海外派遣の目的は「外国の風土や歴史・文化を直接見聞し、また、現地の人々との触れ合いなどの体験活動を通じて、国際感覚を持ち郷土愛に優れた青少年を育成する」ことにあります。

 さて、今回から訪問先がイギリスのセント・アイヴスに変わった理由をお話します。日本で初めて人間国宝になった陶芸家の濱田庄司さんと、イギリス近代陶芸の道を開いたバーナード・リーチさんの親交の出発点が、このセント・アイヴスです。

 セント・アイブスはイギリス南西端に位置する海辺の町です。首都ロンドンから電車で6時間、約500㎞離れた所にある、人口約1万人の町です。
ここに、濱田さんとリーチさんは登り窯を築きました。リーチさんは、この工房で多くのイギリス人陶芸家を育てましたが、亡くなった後、工房は衰退していまいました。そこで、益子町の有志が「益子基金」を結成し、募金活動を行い、義援金を贈ったのです。

 一方、東日本大震災で被災した益子参考館や登り窯などの復旧を目指す「再建基金」が設けられ、セント・アイヴスから420万円が寄贈されました。ここに、益子町とセント・アイヴスは、陶芸を絆とする交流が活発となり、友好都市を結ぶこととなりました。そこで、益子町はセント・アイヴスに中学生を派遣することにしたのです。

 9月11日から9月18日までの8日間、4名のみなさんがセント・アイヴスを訪問し、リーチ工房での作陶体験や現地中学生との交流を行います。ここで、一人一人から訪問にあたっての抱負を言ってもらいますので、聞いてください。