学校長の窓

学校長からのお話を掲載しています

平成25年度第3回朝会講話「学級力を高める」

 みなさん、おはようございます。今日もみなさんの力強いあいさつが体育館に響き渡りました。あいさつが響き、笑顔が広がる学校は、素敵な学校だと思います。1学期最後の朝会講話となります。いよいよ夏休みまで2週間余りとなりました。

 さて、今日の講話は「学級力を高める」ということについて、お話をしたい思います。昨日、「魅力ある学校づくり」研究主任から、学校生活についての調査結果をいただきました。すでに、保健室前の廊下にも掲示されていますので、見た人もいると思います。その結果を見ると、「学校が楽しい」という調査項目について、「楽しい」と肯定的な回答をした生徒の割合は約96%、約370名のみなさんが「学校が楽しい」と回答しています。すばらしいことです。みなさんの居場所が十分に確保されている証拠です。学級の雰囲気がよく、友達関係がとても良好だと言えます。つまり、みなさんは自分の学級が大好き、学級力が高まっていると言えます。

 それから、「学校が楽しい」という理由の中には、部活動や授業等もあります。そこで、「授業がよくわかる」という調査項目の結果を見てみると、「よくわかる」と肯定的な回答をした生徒の割合が約91%に上ります。約350名もの生徒が「授業がよく分かる」と回答しています。みなさんの意欲の表れです。ただ、「分かった」と思い、それでよしとしてしまうと、必ずしもテストができるとは限りません。「分かる」から「できる」までに自分を高めていく必要があります。 
 そのためには、やはり「学びに向かう集団」としての学級力を高めていく必要があります。毎日、教室を訪問して感じることは、みなさんの学びに向かう姿がすばらしいということです。学級力を高めている証拠です。学級力が高まれば高まるほど、学習にも、生活にもやりがいを感じ、自分のよさを更に発揮しようとします。一人一人が学級の主役ですから、学級力を高め、居心地感のよさの感度を高めてほしいと思います。
 終わります。

平成25年度第2回朝会講話「強くなるための3つのポイント」

 みなさん、おはようございます。今日は、「運動部で活躍し、強くなるための3つのポイント」について話をします。

 強くなるためのポイントその一は、「よき指導者に出会い、練習をしっかりと行うこと」です。練習を休まないこと、集中して練習に取り組むこと、考えて練習すること、そして、指導者の助言に耳を傾けることです。練習は指導者が管理し、練習内容も指導者が与えてくれます。すべて指導者に任せることができます。

 しかし、強くなるためにはもっと大切なことがあります。強くなるためのポイントその二は、「睡眠時間を十分確保すること」です。授業中眠たくなるというのは、睡眠不足です。ただし、睡眠時間には個人差があります。また、深い眠りの人と浅い眠りの人では、睡眠時間が異なります。熟睡できる人は6時間程度で大丈夫かもしれません。でも、浅い眠りの人は8時間以上睡眠が必要でしょう。睡眠不足では、元気に動き回ることができません。

 実は、強くなるためには、さらに大切なことがあります。強くなるためのポイントその三は、「栄養(食事)をしっかりと摂ること」です。朝食をしっかり摂ること、特に、ごはんをしっかりと食べることが基本です。ごはんを食べるほどしっかりと走れる。しっかりと動くことができるのです。つまり、持久力を高めます。疲れを回復させます。ごはんには、疲れを回復される働きがあります。その他、牛乳を毎日コップ2~3杯飲む、カルシウムを多く含む食品を食べることが大切です。

 以上、3つのポイントについて話をしました。ここで大切なことは、練習は指導者が管理できますが、睡眠と栄養(食事)は管理できません。それでは、睡眠と栄養は、誰が管理するのでしょう。それは自分自身です。自己管理が一番大切なのです。この2つを管理することができれば、必ず今よりも強くなります。それとは逆に、この2つが管理できなければ、今より強くなることはありません。

 さて、明日から県春季大会が始まります。どの部も力を発揮するためには、睡眠と栄養(食事)が不可欠です。また、大会中は間食(捕食)も大切です。「おにさんみよーか」という合い言葉があります。「おにさんみよーか」とは、おにぎり、サンドイッチ、ミルク、ヨーグルト、果物を指しています。
大会中もしっかりと食べ、ぜひ活躍してください。終わります。

平成25年度後援会総会あいさつ


皆様、こんばんは。校長の岡でございます。本校3年目となります。皆様には、日頃より本校の教育活動に対し、温かい御支援、御協力をいただき、心より御礼と感謝を申し上げます。

 新年度がスタートして、早2か月が過ぎようとしております。この間、生徒たちの活躍が随所に見られました。特に、郡市春季陸上競技大会では、2年連続男女総合準優勝という堂々たる成績を収めることができました。また、郡市春季各種大会では、ソフトテニス男子団体優勝、弓道男子・女子団体優勝、卓球男子・女子団体優勝、柔道女子団体優勝、そしてバドミントン女子団体準優勝、バレーボール団体第3位という成績を収めました。優勝が6つ、準優勝が1つ、そして第3位が1つという好成績を挙げ、個人の種目を合わせると、多くの部が県大会出場となりました。このような活躍ができるのも、後援会の皆様の御理解と御協力のお陰でございます。この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。

 さて、益子中学校では、これから学級減が続き、教職員の数も減少していきます。来年度は学級数が10学級になるに伴い、教職員が2名減る予定です。そのため、部活動数の削減について検討し始めました。平成26年4月から部活動数を2つ削減する方向で検討しています。募集停止をかけますので、すぐになくなるわけではありません。現在の1年生が2年生になったときに、募集停止の部活動が2つあるということです。

 今年度の1年生の入部状況ですが、特に顕著な傾向として、男女いずれかが入部0という部が増えているということです。入部0の部活動ですが、卓球部女子、剣道部女子、柔道部女子、弓道部男子、パソコン部女子が入部0でした。今後検討を重ねながら、募集停止をかける部活動については、慎重に決めていきたいと思いますので、御理解と御協力をお願いいたします。

 結びに、毎月「学校だより」を配布してくださっている、各自治会長様に御礼を申し上げ、あいさつといたします。本日はお世話になります。

平成25年度第1回朝会講話「学校に正の連鎖を起こそう」

 みなさん、おはようございます。今日は、「学校に正の連鎖を起こそう」ということについてお話をします。

 まず、正というのはプラスという意味です。逆に、負というのはマイナスという意味です。数学では正の数、負の数という言い方をしています。つまり、「正の連鎖」とは、次々とプラスの作用が働いて良い結果を生み出していくことを言います。ぜひとも、益子中学校に「正の連鎖」を起こしていきましょう。よい行いを鎖のようにつないで、学校を明るく、そして楽しくしていきましょう。

 それでは、具体的にどうしたらいいかということです。ここで、みなさんに「恩送り」という言葉を紹介します。「恩送り」とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送る。そして、その送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が学校の中をぐるぐる回ってゆくのです。 「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも、適切な方法がない場合に第三者へと恩を送ります。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるのです。

 例えば、自分が学校を休んだとき、Aさんが給食当番の仕事をしてくれたとします。自分はAさんに親切を返そうと思っても、適切な方法がありません。そこで、Bさんが学校を休んだとき、今度は自分が進んで給食当番の仕事を行い、恩を送ります。
 また、自分が学校へ行けないとき、Cさんが親切にも家まで迎えに来てくれたとします。自分はCさんにその恩を返そうとしても、適切な方法がありません。そこで、Dさんが学校に行けず困っているとき、今度は自分が家まで行って学校に来るよう働きかけを行い、恩を送ります。

  この「恩送り」といったモラル・常識は、人間社会が古くからもっている良識の一つです。自分が受けた恩を、また別の人に送り伝えていくことは、誰にでもできます。小さなことから少しずつ、できることをやっていきましょう。この「恩送り」で、益子中学校に「正の連鎖」を起こし、学校を明るく、そして楽しくしていきましょう。終わります。

平成25年度生徒総会あいさつ

 みなさん、こんにちは。平成25年度第1学期がスタートし、早3週間が過ぎようとしています。みなさんは、これまで始業式、入学式、対面式・部活動紹介などを行い、益子中学校の生徒としての自覚と誇りを新たにし、学校生活を送ってきたことでしょう。そして、この3週間、新しい学年で、新しい学級で先生や友達と過ごし、「居がい感」や「居心地感」を感じながら過ごしていることと思います。

 元気なあいさつが教室や廊下などから聞こえてきます。8時15分になると、一斉に朝の読書が始まり、教室には誰もいないかのような静寂感が漂っています。授業中の態度にも真剣さが伝わってきます。校庭での体育の授業でも、大きなあいさつやかけ声が聞こえ、躍動感あふれる姿が目に飛び込んできます。昼休みも、元気に遊ぶ姿が見られます。清掃の時間も、しっかりと取り組んでいます。実にすがすがしく、すばらしい限りです。

 このようなみなさんのすばらしさは、本校生徒会のすばらしさと比例しているのです。つまり、活気があって盛り上がりのある生徒会は、やる気のあるすばらしい学校になるのです。

ですから、生徒会役員だけが活動するものではありません。今、ここにいる生徒のみなさん一人ひとりが、生徒会活動の土台をしっかりと支えていることを忘れないでください。また、生徒会は、みなさんの学校生活をより豊かに、より楽しく、より潤いのあるものにするために、自主的に活動する組織です。つまり、生徒自身の、生徒自身による、生徒自身のための活動組織が生徒会なのです。 
 そのためにも、みなさんは、何かをしてくれるのを待つのではなく、自分がみんなのために、あるいは学校のために、何ができるのかを考え行動することが重要です。「受動的な待ちの姿勢」でなく、「能動的で、自ら考え行動する」という姿勢を大切にしていきましょう。 

 さて、これから年に一度の生徒総会が始まります。生徒会長さんを中心に、本日の総会の準備をしっかりと行ってくれました。この1年間の生徒会行事や各種委員会の活動が活発になり、「益子中学校は、生徒たちがよく頑張っているから、いつも輝いている」と言われるよう、しっかりと計画を立て、実行していきましょう。

 今年度の生徒会活動目標は「笑顔が輝く益中」です。そして、メインテーマは「SMILE益中」です。ぜひとも、実行力、機動力のある生徒会を目指し、一人ひとりの力を結集させ、充実感と達成感を味わい、感動のある1年にしていきましょう。みなさんが大いに活躍してくれることを期待しています。終わります。