2021年12月の記事一覧
大人になる No70
【 散歩のついでに富士山に登る者はいない 】
これは、昔の漫画の主人公が言ったせりふで、なぜか覚えています。散歩といえば、時間があるときに、ただなんとなく歩くことですよね。難しいことを考えずに、空気や景色を楽しみながら歩くことが散歩の目的であり良さなのだと思います。ジョージ・マロニーという有名なエベレスト登山家は、「なぜあなたはエベレストに登るのか」と問われ、「Because it’s there.(そこにエベレストがあるから)」と答えたと言いますが、散歩のついでに富士山に登る人はいませんよね。日本一の山に登る時には、心構えをして、靴や服、道具を準備して臨むはずです。みんなの生活にもこれは当てはまりますよ。日々、目標もなく、なんとなく生活していては、自分の身につけたいものは、身についてはいきません。期末テスト後の勉強も目標を持って取り組むことで学力が身につくものなのです。部活動にしても同様です。ただなんとなく「うまくなれたらいいなぁ…」ではうまくなるわけがありませんよね!今授業でやっている書き初めの練習も、そして来週に控えた、しらさぎ祭のクラス合唱も、課題意識を持って取り組むことが大切なのです。もうすぐ冬休みですが、君達の青春の日々は、立ち止まってはくれません。疲れたら少し休もう、そしてまた志を持って前に進もう。(12月14日 校長)
飯中生の活躍
2学期も残すところ2週間となりました。授業という形式の学習は今週いっぱいです。来週はしらさぎ祭が予定されていますね。寒さも一段と厳しくなってきました。天気予報によると、強い寒波が来ているとのことです。風邪などひかずに元気であと2週間を乗り切りたいものですね。
さて、我らが飯沼中学校の生徒諸君のがんばりが、形となって表れたものがありますので紹介します。活躍した生徒のみなさん、おめでとう!大変よくがんばりましたね。また、形になっていなくても日々がんばっている生徒がたくさんいることも知っています。がんばっていること、そのことが素晴らしいのです。その姿が光り輝いているのです。飯沼中の生徒一人一人がそれぞれの分野でがんばり、光り輝いていることを嬉しく思います。切磋琢磨(せっさたくま)という言葉を知っていますか。お互いに良きライバルとして、磨き合い、高め合うという意味ですね。これからも切磋琢磨の精神で、思い切り青春し、光り輝こう!(12月13日 校長)
〇令和3年度「小さな親切作文集」(「小さな親切」運動埼玉県本部主催)
・敢闘賞作文 :1年1組 髙橋 蘭 さん 「親切をするということ」
・敢闘賞作文 :2年1組 奥出 優咲 さん 「小さな勇気」
・学校代表作品:3年2組 早川 凛 さん 「「小さな親切」とは」
〇中学バドミントン選抜大会葛南地区大会 女子団体優勝
2年1組 三本 葵 さん
2年1組 舟田 穂羽 さん
2年2組 加藤 美結 さん
2年2組 白石 紗楓 さん
2年3組 倉持香菜美さん
2年3組 谷地中姫菜さん
〇高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15サッカー選手権大会(全国大会)
12日(土)に2回戦を突破し、19日(日)準々決勝
2年1組 長 璃喜 さん(FC Lavida 所属)
大人になる No69
【 1、2年生のみんな、3年生の合唱はすごいぞ!あと一週間で仕上げを! 】
12月21日(火)は、しらさぎ祭が予定されています。主な内容は、クラス合唱です。通常、コロナのない状況であれば、連日昼休みや帰りの会で、実行委員をはじめとするリーダーたちを中心に、クラスで自主的に練習をするなど、熱が入ります。また、交流会といって、他のクラスと合唱の出来栄えを披露し合い、切磋琢磨するものです。今年は新型コロナウイルスの影響で、市民文化会館での合唱祭が中止となりましたが、昨今の社会情勢を考え、なんとか体育館での開催を予定しているところですね。
昨日、3年生が音楽室や調理室、被服室で合唱の練習をしているところへお邪魔して聴かせてもらいました。まだまだ粗削りなところもあり、これからやすりで磨くように、細かな仕上げをしていくのでしょうが、それにしても3年生の合唱は迫力があり、素晴らしかったです!まだ聴いていて背筋がゾクゾクっとするほどではありませんが、今後の技術的な仕上げと、歌詞を吟味し、心が乗れば、まさに「史上最響」の合唱になると思われます。本番まで残りあと約一週間です。感染症対策を決して忘れることなく、できる限りの努力をして、「クラスの歌」を歌いあげよう!(12月10日 校長)
清掃する姿はその人の心を表す
私の中学時代の恩師で、2年前に春日部市内の中学校の校長をご退職された先生が、当時、学年集会の場でこの言葉をおっしゃられたのを今でもはっきりと覚えています。いつも授業の様子を掲載しているところではありますが、今日は朝読書と朝清掃の様子を紹介します。清掃する姿はその人の心を表す…、飯沼中の生徒の心は健全に育っていると思います。何よりもご家庭における、これまでの教育の結果だと思います。ありがとうございます。最後に本日は、1、2年生及び特別支援学級の保護者会を開催したところ、たくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。ご多用の折、またお寒いところ長時間にわたりご協力いただき、ありがとうございました。(12月9日 校長)
校長面接
連日昼休みと放課後に3年生一人一人と校長面接を行っています。2学期中には全員が終わる予定です。よく訊く質問事項に、「あなたの中学校はどんな特色がありますか」とか、「現在の担任の先生はどんな先生ですか」などがあります。生徒たちは、質問内容を想定し、答えを用意して、お世辞も多少は含めているのでしょうが、それでも学校教育目標である、自主実行をあげ、具体的な話をしてくれたり、生徒思いで授業も楽しい先生などと答えられると、校長としては嬉しい気持ちになります。また、「中学校で力を入れたこと」、「中学校で一番思い出に残った行事」、「部活動で学んだこと」、そして「高校でがんばりたいこと」、「高校卒業後の進路」なども、みなさんさすがは受験生であり、よく答えられています。また、最近の受験や就職の面接では訊かない傾向にあると言われる、尊敬する人も訊くことがあります。受験や就職の面接とは違い、校長面接の目的は、合否の材料ではなく、生徒をよく知り、励ますためだからです。先日、ある生徒は次のように答えていました。「私の尊敬する人は両親です。毎日家族のために一生懸命働いてくれ、夜や休みの日には家族で過ごす楽しい時間を作ってくれます。また、健康や受験のことなど色々なことに気をかけてくれ、感謝しています」と。私が「そのことを伝えたことはありますか」と訊くと、「まだありません。進路が決まった時か、卒業を機に言おうと思っています」とのことでした。「きっと喜ぶだろうね、ぜひ伝えてあげてください」と言うと、「はい」という言葉と共に、その表情からは、迷いのない確かな決意が感じられました。これは事前に原稿を用意してきたことではないな…と思いました。昨年度もそう思いましたが、今年の3年生も立派です。素晴らしいと思います。入試で面接がある生徒は、本番も上手くいくよう祈っています。(12月8日 校長)