2022年1月の記事一覧
いよいよ入試が始まります ②
【 保護者として結果をどう受け止め、子供の指導にあたるか Part.2 合格のとき…保護者が教えること 】
それでは、合格した子の家族はどうでしょうか?もちろん、その家族は大いに喜び合い、みんなで祝福したらよいと思います。この1年間、いや中学3年間の悲喜こもごもの事が脳裏をかすめる一瞬です。「今日の合格は、大勢の人のおかげで得られたんだよ。この喜びと感謝の気持ちを忘れずにいなさい。そして今後もより一層努力していきなさい」と。そして、担任の先生はもちろん、学年の先生、部活動などでお世話になったすべての先生方に報告とお礼の挨拶をさせて下さい。また、親戚などで心配してくれた方々にも同じです。手紙でも結構ですから、小学校の先生や保育園などでお世話になった先生方にもできるといいですね。合格のお祝いの仕方は家族によって様々だと思います。また、それぞれの特色があってこそ、家族らしいのだとも思います。しかし、その喜びをお金や物で満たすのではなく、保護者と子の心で満たし合うことが大切であることは、どの家族にも共通していえることだと思います。さて、合格の喜びは、それは大きなものです。それだけに合格の喜びに有頂天になりがちでもあります。そんな子供に対して、この時こそ、「自分だけで大きくなれたのではない」ということを説教としてではなく、子供の実感として、胸に刻み込ませるかけがえのないチャンスだと思います。そして、その上で、「受験の結果はゴールではなく、新たなスタートだ。お世話になった人たちの期待に応えられるように、益々がんばっていきなさい」と、保護者は胸を張って子供に教えるのです。そこに合格の日の最大の意義があるのです。 (1月14日 校長)