2020年10月の記事一覧
3年生はいま、人生の別れ道にさしかかっています
これまでみなさんは、小学校も中学校も義務教育ということで、同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動をがんばり、喜びや、時には悲しみや苦しみを共にしてきましたが、中学を卒業すると同時に、それぞれ違う道を歩き始めることになります。3年生は今、卒業後の進路をどのように歩んでいくのかを本人はもちろん、保護者、先生、周りの大人と一緒に考え、自己実現に向けて必死に努力をしています。生徒達にとって、初めて経験する人生の別れ道です。いろいろと思い通りにならず、苦しいこと、悩むことなどが生徒達に降りかかってくるときでもあります。彼らのこれまでの人生の中で、1番大変な時がこれから来るのです。しかし、だからこそ言いたい。 苦しかったり、悩んだりするから人間的に成長できるのであり、一番成長するのが今、この時期なのだと。挑戦し、ぶち当たり、必死で努力しなければならない。傷ついたり、しんどかったりするだろうが、へこたれないで乗り越えてほしいと思う。なにも成績が上がったり、学力がついたり、志望校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果です。大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人間としての厚みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、潰れてしまったりしないような力を、中学時代にあらゆる活動を通してつけるのです。進路もその1つ。3年生、今日の東部地区学力検査お疲れ様でした。(10月5日 校長)