2021年6月の記事一覧
学校総合スポーツ大会 & 吹奏楽部演奏会
6月12日(土)、大会の応援をするため、朝6時に学校に到着すると、すでに顧問の先生方の車と生徒達の自転車があり、朝の最終調整が行われていることが、校庭から聞こえてくる掛け声や雰囲気で分かりました。私は早くも、“よしっ!”という気持ちになりました。スポーツの試合ですから、試合に勝ち負けはつきます。しかし、そんな結果よりも大切なことを先生方の指導のもとに、飯沼中の生徒達は既に学んでいると思ったからです。さて、応援に出発します。生徒達の活躍する姿を私も心に焼き付けます。健闘を祈ります。
今日は教頭先生と分担して、生徒諸君の試合の様子を応援に行ってきました。私が応援に行ったのは、まず、谷原西グランドで行われていた、女子テニスとサッカーでした。テニスはコートがたくさんあり、本校の生徒達も同じ時間に複数のコートで試合をしていたので、応援も大変でした。3年生を中心にどのペアも真剣な表情でプレイしていました。さらに真剣な表情の中にも、良いプレイをした時やミスをした時でさえも笑顔でエア・ハイタッチをしていたのが印象的でした。次にすぐ隣のグランドではサッカー部が試合をしていました。飯沼中と緑中の合同チームは、武里中との対戦でした。本校からは4、5名の生徒が試合に出ていました。サッカー部の生徒達は日頃から緑中と練習をしているので、既にチームメイトとして違和感なくプレーしていましたが、私は、知らない生徒が半分以上いるチームの試合を見て、不思議な感じがしました。しかし、スポーツとは不思議なもので、すぐにこの合同チームを熱く応援していました。次に向かったのは、野球部の試合です。豊春中との試合でした。新人戦も豊春中との対戦で惜敗しているため、どうなっているか固唾を飲んで牛島球場に向かいました。球場に着き、得点版を見ると、5回裏で4点のビハインドの状況でした。生徒達は、大きな声を出し、プレーをしていました。また監督も日頃の授業や朝・帰りの会などでは決して見ることのできないほど大きな声と気迫で頻繁に選手を励ましていました。最後に向かったのは、武里中で行われた女子バスケットボール部の試合です。3年生中心にこれまでがんばってきた女子バスケットボール部ですが、ここ数日でけが人が出てしまい、最後の大会に出場することが叶わなかった選手もいました。そういった選手の気持ちをも背負い、チームが一丸となって必死に試合に臨んでいたのが印象的でした。今日私が応援に行った競技は、勝ち負けの結果だけで言えば、全て惜しくも負けてしまいました。しかし、中学生の部活動の目的は勝つことではありません。それ以上に貴重で大切な経験をたくさんし、学ぶことの多かった3年間だったはずです。3年生の生徒諸君お疲れ様でした。まだ、試合の残っている男女テニスの団体戦、そして男女バドミントン部、陸上部の生徒達の健闘を祈ります。
さて、汗と涙、泥まみれのユニフォームもいいですが、吹奏楽部の演奏会もとても心が癒される、手作りの心温まるものでした。今日12日に予定されていた東部地区の演奏会が新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。「なんとか生徒達に演奏会の経験をさせてやりたい」という2人の顧問教師からの熱い訴えに、「どうしたらできるのかを考えて提案しなさい」と言ったところ、翌日には企画書を持って来たのです。その情熱に負け、「よし、やろう!」となり実現しました。生徒達の生き生きとした表情と演奏、先生方の演奏と短時間ではありましたが、手作りの心温まる演奏会でした。はやく以前のように思い切り活動できる日が来るといいですね。(6月12日 校長)