2021年5月の記事一覧
大人になる No16
【 からだからのメッセージ ~心や身体の言葉が聴けるようになろう~ 】
昨日は、体育祭の予行練習お疲れ様でした。みなさんのがんばりには頭の下がる思いがしました。さて、昨日は保健室に来る生徒がいつもより多かったようです。晴れていれば、熱中症の心配をします。保健室も満員になります。小雨が降っていれば風邪をひくかもしれないと心配をします。学校は370人の生徒全員を見て、体調を心配します。しかし、予行をやる、やらない、体育祭をやる、やらないと決断をしなければなりませんので、たまたまその日に体調が悪い生徒がいても、学校全体のことを考え、行事や大会を実施することはよくあることです。そこで、いつも言っていることですが、君達はもう中学生なのですから、自分の心や身体の状況をきちんと分析・判断し、ダメな時には自分からヘルプを発信することを求めます。みなさんには、この先の人生において、自分の心や身体を点検する能力が必要なのです。そのための練習を失敗を重ねながらもしなければなりません。保護者や先生、周りの友達に気づいてもらわなければ体調が悪かったり、心が疲れていても言い出せないようではこの先が心配です。さあ、身体をチェックしてみよう。深呼吸してリラックスに努めていますか?気がつくとイスにもたれかかってボーっとしていませんか?腰は痛くない?手をぎゅっと握りしめていない?歯を食いしばっていない?肩や首筋はこっていない?おなかや頭は痛くない?爪をかんでいない?これらの様子を感じ取れたら、セルフケアの第一歩は合格です。緊張しているときは、深呼吸して身体の中から緊張を追い出そう。身体が緊張すると、どんどん疲れてしまう。いつもいつも緊張していると病気になってしまう。身体の声はどうすれば聞こえるのかな…?まず、緊張していると思ったら、身体の力を抜こう。心や身体といつも仲良くしよう。心や身体のメッセージをちゃんと聞いていれば、調子が良いか、悪いか、よくわかるはずです。(5月20日 校長)