2021年4月の記事一覧
保護者会ご出席ありがとうございました
本日は、ご多用の中、保護者会のためにご来校いただきましてありがとうございました。本来ですと、授業参観を行っていただいた後に保護者会を行うのですが、新型コロナウイルスがここへきて、また勢いを増している状況です。教室の中に生徒と保護者が数十名いる状況は作れませんので、ご了承ください。さて、今回の保護者会は、1、2年生につきましては各教室、3年生につきましては体育館にて行いました。私はそれぞれの学年のあいさつを主任に依頼され、3つのあいさつ文を作成し、1、2年生については、昨日録画をしたものを本日流しました。3年生につきましては体育館にて直接挨拶をさせていただきました。各学年共通で話した内容をお示ししますと、①学校と保護者・地域がベクトルを合わせた協力体制を取ること。同じ方向に力を合わせなければ、効果がなくなってしまったり、違う方向に進んでしまったりしますので、注意が必要です。②新型コロナウイルスは解決していない。それどころか変異種が現れたり、新規感染者も再度の増加傾向にある。今年は、コロナをより正しく理解し、感染防止対策をしっかりと講じ、教育活動のやり方を工夫して前に進めたい。そのための行事計画を立てている。しかし、昨今の状況を考えると、昨年度同様、結果的にすべて中止となることも否定はできない。宣言の有無や波は、人間側の意識や行動によるものである。宣言の有無に関わらず、国民一人一人が感染防止対策を意識した生活をするべきであり、学校も今後、これまで同様しっかりと子供を指導していく。また、子供の感染ルートは、家庭内での感染が圧倒的に多い。ご家族が家庭内にウイルスを持ち込み、マスクを着けない食事どきにコミュニケーションを取ることで家庭内感染をするので、ご家庭内でも感染防止の意識を高めた生活をお願いしたい。③学校で行う授業は、文部科学省の検定を受けた教科書を使い、時数なども全国共通である。教え方もよく研究されている。学力の差がつくのは、家庭学習のやり方が大きな要因の1つであると考える。学びとは、量より質であることは間違いないが、中学生は学びの土台づくりの時期であり、基礎・基本の定着には、一定の量を目安にすることも必要である。個人差もあるが、塾なども含めた最低ラインをあえて示せば、学年の数字の時間は取り組みたい。3年生ならば一週間で約20時間(1年生は約7時間、2年生なら約15時間)は家庭学習をしなければ、テストで測れる学力の他の生徒との相対的な成績はおいて行かれることになる。また、ゲームや動画ばかり見ている生徒は、字を読まないため、読解力が著しく成長しない。読解力と学力の相関関係は論証も実証もされているため、ご家庭でも積極的に読書をする環境を作っていただきたい。以上となります。1年間どうぞよろしくお願いします。(4月15日 校長)