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令和4年度の給食
9月29日(木)
こぎつねごはん、牛乳、鮭のごまマヨネーズ焼き、もやしと小松菜の塩昆布和え、さつま汁
さつま汁は主に鹿児島県の家庭で食べられている汁物です。
鶏肉、大根、にんじん、ごぼうなどが入った味噌仕立ての汁物で、豚汁とよく似ていますが豚肉のかわりに鶏肉を使います。
さつまいもや里芋を入れることが多くあります。野菜と鶏肉のふくよかな旨みで、身体がしっかりあたたまる郷土料理です。
鶏を煮て食べる料理は、鹿児島地方ではかなり古くからあり、薩摩(現在の鹿児島県)藩士の伝記集『薩摩旧伝集』にもその記録が残っています。かつてこの地方では闘鶏が盛んで、負けた鶏を野菜と一緒に煮込んだのがさつま汁のルーツともいわれています。また、闘鶏に使われた「薩摩鶏」がさつま汁の名前の由来ではないかという説もあります。
鹿児島県の郷土料理、さつま汁をおいしく召し上がってください。
9月28日(水)
ごはん、牛乳、揚げ餃子、小松菜のナムル、麻婆豆腐
麻婆豆腐とは、中国四川料理のひとつです。
豚のひき肉と豆腐を、唐辛子味噌(豆板醤)や甘味噌(甜麺醤)などで炒めたものです。
給食では他に、にんじん・たけのこ・にら・長葱・しょうがの材料を使いました。
家庭料理としても浸透している麻婆豆腐は、ご飯のおかずには、ぴったりです。
浸透してきた理由は、豆板醤や甜麺醤といった中華調味料や、手早く使える合わせ調味料などが普及したことで、家庭でも手軽に麻婆豆腐を作ることができるようになったからです。
今日は給食調理員さんが、腕を振るって麻婆豆腐を作ってくれました。
おいしく召し上がってください。
9月27日(火)
ごはん、牛乳、さわらの照り焼き、味噌和え、お煮しめ
お煮しめとは、煮汁が残らないようにじっくり煮る料理の総称で、その具材は地方によって多岐にわたります。
魚を加える地域などもありますが、一般的に想像される煮しめの具材は根菜や芋類や昆布、こんにゃく、油揚げなどです。
お煮しめと筑前煮をほとんど同じものだと認識されがちなのですが、筑前煮との決定的な違いは、「煮る前に炒めていないこと」と「鶏肉が必ず使用されるわけではないこと」です。
煮しめには、一つひとつの食材に縁起を担いだ意味が込められた、さまざまな山の幸が、一つの鍋で一緒くたに煮られることから「家族が仲良く結ばれますように」との願いが込められています。
給食では、豚肉・たけのこ・にんじん・れんこん・ごぼう・油揚げ・しいたけ・こんにゃく・いんげんの材料を使い、油・唐辛子・醤油・酒・砂糖・みりんの調味料を使い、かつお節のだし汁で煮ました。
味わっていただきましょう。
9月22日(木)
ごはん、牛乳、いかの香味焼き、おかか炒め、筑前煮
白いごはんのおかずにとても合う、筑前煮は、鶏肉と野菜、こんにゃくなどを油で炒め、甘辛く味付けした煮物で、福岡県の北部・西部の筑前地方の郷土料理です。
具材を「油で炒めてから煮る」という作り方が、筑前地方独特のものであったことが、名前の由来だとされています。
筑前煮という名前は、一般的には「筑前地方以外の地域」で使われる呼称です。ほかには「筑前炊き」や「いり鶏」などとも呼ばれ、正月料理など祝いの席では欠かせない料理として知られています。
全国の学校給食で郷土料理として供されるようになったことから徐々に全国に浸透し、今や日本の家庭料理の定番となりました。
鶏肉・たけのこ・にんじん・じゃがいも・ごぼう・こんにゃく・しいたけ・いんげん・高野豆腐と、9種類の材料を使い、油・醤油・酒・砂糖の調味料とかつお節のだし汁で、調理員さんがおいしく作ってくださいました。
モリモリ食べて、元気に過ごしましょう。
9月21日(水)
ごはん、牛乳、れんこんハンバーグ、切り干し大根の和え物、田舎汁
れんこんハンバーグのれんこんは、蓮(はす)の地下茎が肥大した部分を指します。
見た目は根のようなので蓮の根= 蓮をレン 根をコンから蓮根と言われるようになりました。蓮の若葉も食べられます。
日本ではれんこんは、おせち料理に欠かせない物となっていますが、それはれんこんの形に理由があります。
輪切りにした時に丸い空洞が並んでいて、向こうが良く見える事から、「先の見通しが良い」という縁起を担いで食べます。
れんこんは、ほぼ通年出荷されていますが、旬は収穫が始まる9月~10月の秋から、正月のおせち料理で最も需要が多い冬になります。
ビタミンCが非常に豊富で、疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があります。
今日はハンバーグの中に、みじん切りにしたれんこんが入っています。
おいしくできました。
味わって、いただいてください。
9月20日(火)
あなごめし、牛乳、きゅうりの酢の物、かきたま汁、巨峰
今日は、食育の日の献立「広島県の郷土料理」「あなごめし」を紹介します。
広島県の海では、あなごがたくさんとれます。このあなごを使った様々なあなご料理がありますが、中でも「あなごめし」は有名です。甘辛いたれをつけて焼いたあなごとごはんの相性はぴったりです。
「あなごめし」は、今から100年以上前、山陽本線が開通した4年後の明治34年に、世界遺産の厳島神社への入り口である宮島駅で駅弁に登場したのがはじまりです。その後、全国に知られるようになりました。
『あなご(穴子)』は名前の通り、昼間は穴や岩の間にかくれていて、暗くなると穴からはい出して活動をはじめる夜行性です。ビタミンAが多く含まれていて、疲労回復や疲れ目などには最適です。
見た目はうなぎに似ていますが、味はさっぱりしています。
今日は、広島県の郷土料理「あなごめし」を味わってください。
9月16日(金)
ごはん、牛乳、豚肉のオイスターソース焼き、おひたし、五目煮
給食でも、よく献立にでるおひたしは、調理法の1種です。
食材を出汁に浸す過程から、ついた調理名ですが、この工程は省かれることも多く、単に茹でた食材に醤油をかけたものも、おひたしと呼ばれます。最近は、茹でる代わりにレンジで温めるという、手軽な調理法で作ることも多いようです。
ほうれん草の胡麻和えとの違いは、胡麻でなくカツオ節をかけることで、麺つゆは薄めて多めにかけるのが特徴です。
給食のおひたしは、いつもかつおの削り節でだしをとって、醤油と酒で味をつけて、たれを作ります。
また、野菜は種類ごとにそれぞれ茹でています。
野菜は不足しやすいので、野菜を茹でると多く食べることができるので、
おひたしなどにして食べる事をお勧めします。
今日も完食目指して、召し上がってください。
9月15日(木)
麦ごはん、牛乳、さんまのかば焼き、磯香和え、ごま味噌汁
さんまは、体型が刀状をしているところから、漢字では「秋刀魚(あき・かたな・さかな」と書きます。
背びれや腹びれが、体の中心部より後方にあり、その後方に数個の離れた小さなひれがあります。
北太平洋に広く生息し、千島付近〜本州を経て九州、朝鮮、アメリカ西海岸の沿岸から、沖合いの表層に分布しています。
季節によって広い範囲を回遊し、日本近海のものは、夏季はオホーツク海方面で回遊し、秋に産卵のために寒流に乗って南下します。
さんまの脂肪部分には学習・記憶能力の向上や、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病の予防効果があるとされるEPA、DHAが豊富に含まれています。
また、貧血予防によいビタミンB群、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に含まれています。
栄養豊富なさんまを、おいしくいただきましょう。