校長室から

2020年11月の記事一覧

校長室から 11.26 避難訓練

 昨日25日(水)に避難訓練が行われました。あいにくの天気で、外への避難はできなかったのですが、地震時の頭などの隠し方、煙体験、起震車による地震体験など、充実した体験活動になったと思います。災害が起こったとき、それが火事だったり、地震だったり、竜巻だったりといろいろ考えられますが、この機会に、ぜひ御家庭でも災害があったときの避難について、お子様とお話いただければと思います。
 芳賀郡市内で過去に避難をしなければならなかった事案といえば、何といっても東日本大震災が思い浮かびます。東日本大震災は、私は、ついこの間のような気がするのですが、2011年3月という、3,4年生の児童が生まれた頃です。児童は、ほとんど記憶がないといえます。ただ、この地震によって、市貝中は大きく破損し建て替えになったり、多くの学校で修理が必要になったことなどは伝えることができます。また、2012年には、真岡市から益子町を通って茂木町まで竜巻が通過したことがありました。このときは、西田井小の体育小屋が吹き飛ばされました。身近な小学校の出来事で、怖さが分かるのではないでしょうか。1990年代と相当昔ですが、実際に、芳賀郡市内の学校で火事もありました。
 起きないと思いたいものですが起きるもの。本当に災害が起きたとき、安全に避難できるか、私も心配でなりません。少しでも安全性を高めることができるよう、私も意識を高めていきたいと思います。御家族でも話し合いを持っていただければありがたいです。

校長室から 11.17 金盞花(きんせんか)

 金盞花(きんせんか)は、カレンデュラやポットマリーゴールドとも呼ばれるキク科の植物で、12月から5月頃まで長期に渡って楽しめる黄色やオレンジ色の花です。
 校庭のイチョウの葉が、鮮やかな黄金色に染まりました。けやきの木は落葉が進み、晩秋といった感じです。私は、つい先日、七十二候というものについて教えていただきました。御存知の方がいると思いますが、七十二候というのは6世紀頃古代中国から伝わったもので、二十四節気をさらに3つに分けたものです。日本の気候風土に合わせて改良を重ねながら明治5年頃まで使われてきたものだそうです。七十二候では、11月17日から21日の間を、「金盞香(きんせんかさく)」といい、水仙が芳しい香りを放つ頃という意味になります。つまりこの金盞(きんせん)は、水仙を指しているとのことです。金盞は、金の盃という意味で、水仙の異名だそうです。水仙というと、1月から3月頃の春先に咲くというイメージがありますが、11月のこの頃からからも花を付ける品種があるようです。それを敏感に感じ取れる感性というのは素晴らしいと思います。そう感じる一方で、私の心の中のあまのじゃくが顔を出し、「わざわざ水仙でなくても、カレンデュラとも呼ばれる方の金盞花だって、同じ頃から咲く花があるんじゃない?」などとも思ってしまうのですが・・・。
 11月22日、二十四節気では「小雪(しょうせつ)」。雨が雪にかわりはじめる頃、木枯らしが枝の葉を落とし初雪が舞う季節といいます。また、七十二候では、22日から26日を「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」。虹を見かけなくなる頃というそうです。 なんとも趣深いものですね。
 二十四節気の「気」と七十二候の「候」から「気候」という言葉が生まれたそうです。日本には、先人が作り上げた多くの趣深いものがいっぱいあるようですね。気候と共に、言葉を楽しんでみたいと思います。

校庭のイチョウは黄金色に染まりました。

その下をランランタイムで走っています。

校長室から 11.12 手袋をしてみました

 今朝の、芳賀町の最低気温予想は1℃、明日の予報は0℃、日曜日には氷点下になる予報もあります。だいぶ寒くなってきました。毎朝、私は児童のあいさつで元気をもらっているわけですが、児童は、この寒さに負けずに、さわやかで元気な声のあいさつが多いです。寒さが苦手な私は、手袋をしてみました。児童の中にも、手袋姿が増えてきたように思います。ポケットに手を入れておくととても危険です。両手を使えるようにしておくために手袋は必要ですね。こんな寒さはなんてことないよと言わんばかりの、半袖短パンの元気者もいます。抵抗力を高めることは大切です。でも、無理はしないようにしてほしいと思っています。何にしても健康第一です。
 今日も寒さに負けない元気なあいさつをもらったので、1日を元気に過ごしたいと思います。

昨日、1年生のさつまいもリースづくりに、多くの保護者の皆さんが来てくださいました。みんな楽しそうです。

今日は5年生の調理実習に、マスターズボランティアの上野先生が来てくださいました。みんなおいしそうに食べていました。

校長室から 11.5 霜が降りました

 今朝、いつもより寒いなあと思いながら起きました。通勤の時は道路脇の田畑に霜が降りているのを見ました。今日の芳賀町の最低気温予想は2℃。道理で霜も降りますね。季節は、もう、晩秋へと移っているのですね。そういえば、今週の土曜日7日には、「立冬(りっとう)」を迎え、暦の上では冬となります。私は、いつも、児童の元気に励まされているわけですが、その元気な児童も寒そうな姿が増えてきました。そろそろ手袋も必要かと思います。気温に合わせた服装など、御家庭でもお話いただければと思います。
 ふと校庭に目をやると、校庭の木々が色づいていました。赤くなったけやき、黄緑色になったイチョウ、落葉し始めたトチノキなど様々な色を楽しませてくれます。ひばりこども園のイチョウはとても鮮やかな黄色になっています。同じイチョウでも違うものですね。折角なので、日光や那須の山々の紅葉を見てみたいですね。
 自然を愛でる、そんな心の余裕をもって生活していきたいものです。

校庭の木々はいろいろな色を楽しませてくれます。

ひばりこども園のイチョウは、鮮やかな黄色です。