校長室から(令和3年度)
今日の授業風景(2・4年生)
今月末に予定している「卒業を祝う会」に向けて、どの学年も準備や練習に毎日一生懸命に取り組んでいます。児童たちが頑張っている様子がたくさん見られるのでぜひ紹介したいのですが、先日2年生の準備の様子を見ていた時に、ある男子児童から「6年生にはゼッタイ内緒だからね!」と真剣な表情で懇願されました。6年生を楽しませたい、喜んでもらいたい、心からそう思っているのでしょう。彼との約束を守るために、当日まで各学年の準備や練習の紹介を封印することにします。
年が明けてだいぶ時間が経ってしまいましたが、2年生の掲示板に「今年頑張りたいこと」が掲示されていましたので一部紹介します。
その2年生の今日の様子です。3時間目の算数の授業です。かけ算を使った応用問題のプリントを個人で進めていました。「わからないよ~」と頭を抱えていたある男子児童に対して、横に座っていた女子児童が「こうやって考えてみるといいよ」と優しくヒントを教えてあげていました。諦めかけていたその男子児童は、彼女の優しいアドバイスのおかげでやる気を取り戻すことができたようで、再び問題にチャレンジしていました。こんな小さなコミュニケーションの積み重ねによって「優しさ」や「思いやり」、「人に対する感謝」の芽が育てられ、少しずつ心が成長していくのだと思います。教室でみんなと一緒に学習することが大切な理由はここにもあります。
同じ2年生の隣の教室です。3月に誕生日を迎えるクラスメートたちにみんなで手紙を書いています。一人ずつそっと覗いてみましたが、どの手紙にも温かい言葉がたくさん並んでいて、こんな手紙をもらったら嬉しいだろうな、と思わせるものばかりでした。
4年生の英語の授業です。すごろくゲームを楽しみながら英語によるコミュニケーションを練習しています。この学級も、日ごろから男女関係なく協力できる雰囲気がベースにあるので、このような学習活動も効果的に進めることができるのだと思います。