校長室から(令和3年度)

校内風景(5月28日)

 今朝の登校時、昇降口で木の実のようなものを食べている児童を見かけたので何なのか聞いてみたところ、藤棚のところに自生している「グミの実」でした。児童たちはそう呼んでいますが、調べてみたところグミの実ではなく、どうやら「ヤマグワ」と呼ばれる実のようです。他にも、拾ってきたヤマグワの実を大事そうに手に持って登校してきた児童もいましたので、とりあえず食べないように注意を与え、可哀そうでしたが外に置いてくるように伝えました。

 詳しい実態を掴むため、近くにいた2年生の児童たちに聞いてみたところ、「食べている人たくさんいるよ」「少し酸っぱいけど美味しいって言ってたよ」「食べなよって言われたけどボクは食べなかったよ」などなど、直ぐに多くの情報が集まりました。どうやらかなり多くの児童たちが日ごろからこの実を食しているようです。この令和の時代に何とも逞しい児童たちですが、しかしながら(もし洗わずに食べていたとすれば)、雨水にさらされ、しかも地面に落ちた実を口に入れることは、衛生上良くないことは言うまでもありません。早急に注意喚起が必要だと思い、さっそく朝の会で放送を通じて全校児童に食べないように伝えました。念のためご家庭でも注意を促してください。

 ※ネットで見つけた記事から抜粋しました。

   

ヤマグワ

クワ科クワ属、日本全国に分布する落葉高木。
初夏に黒紫色の実を付けます。食べると口の中が真っ赤に染まって、これを食べたことが直ぐ分かってしまい、親に怒られたものです。横文字で言うとマルベリーでアントシアンがたくさん含まれているそうです。

 

 校庭にヤマグワの木の写真を撮りに行ったついでに、他の植物も撮ってきました。

 1年生のアサガオです。だいぶ芽が生長してきました。

 2年生のミニトマトです。早くも緑色の小さな実がついている鉢もあります。

 3年生のホウセンカです。こちらも葉が大きく育ってきました。

 外から調理室を覗いてみると、中で調理員の皆さんが給食を作ってくださっています。その様子をこっそり撮らせてもらいました。

 校庭の片隅では、4年生がハードル走の学習をしていました。今日は朝から日差しが強く、気温も上がる予報が出ています。1時間目はまだ爽やかな陽気ですが、昼頃にかけてかなり暑くなりそうです。

 昨日、大阪の小学校5年生の児童が体育の授業中に亡くなった事故が報道されていました。たいへん悲しい事故であり、亡くなった児童のご冥福をお祈りいたします。その報道の中で、マスク着用の因果関係が取り上げられていましたので、保護者の皆様もご心配されているのではないかと思います。

 本校でも、先週あたりから、部活動や体育の授業、休み時間の後などに、軽い体調不良を訴える児童が目立ってきたと養護教諭から報告がありました。そこで、先日、生徒指導に関する会議を持ち、マスクの着用について、ウイルスの感染防止よりも熱中症対策の方に重きを置いたルールを再度指導することを確認しました。具体的には、文科省のガイドラインに沿って昨年度の夏に指導したルールを再度適用し、「苦しければ外しても良い」ではなく、部活動や体育の授業のとき、休み時間に校庭で遊ぶとき、登下校時に他者と距離があるときは、「マスクを外す」こととし、話をするとき、気になるときには「着用しても良い」という指示に変えていきます。もちろん、マスクを外したときは相手と距離が近い状態で大声を出さない、といったマナーは引き続き守らせたいと思います。手洗いの励行と共にご家庭でも引き続きご指導くださいますようお願いいたします。