校長室

校長室から

全校集会で

 本日のマラソン記録会を延期させていただきました。万全のコンディションで、子供達それぞれが目標としていることを目指してほしいと思い、判断しました。ご理解・ご協力をお願いします。また、子供達がそれぞれのベストを尽くせるよう励ましをお願いします。

 

 以前の全校朝会で、「ウサギとカメ」のお話をしました。有名な昔話ですが、次のようなお話をしました。

 ・ウサギ→カメを見てレースをした。

 ・カメ→ゴールを見てレースをした。

 ウサギはカメを見ながらレースをしたので、カメが遅れているとそれに合わせてレースをした。

 カメはゴールを見ながらレースをし、ウサギがどうであれ関係なく、自分の目標を見てレースをした。

 昨日の朝会で振り返ったところ、たくさんの子供達がこの話を覚えていてくれました。とてもうれしく思いました。

 

 先日の陸上大会で、出場した全員が自己新記録を達成してくれたことがうれしかった。吹奏楽部が東関東吹奏楽コンクールで銀賞を受賞できたのも、一人一人が目標に向かって、こつこつと取り組んだから。音楽集会で、一生懸命歌う素敵な姿。各学年の校外学習では、約束事を守りながら、みんなが楽しく充実した活動にしようと頑張る子供達の姿がたくさん見られました。新木小学校には、素敵なカメさんがたくさんいます。

 

 そこで、昨日は次のようなお話をしました。次の4つの言葉をNGワードにして欲しい。

 「うざい」「きもい」「むかつく」「死ね」

 今、新木小の子供達が、これら言葉を特段使っているわけではありません。しかし、10代の中頃から後半に向かって、簡単に使いがちになる言葉です。

 これらの言葉は、ウサギさんが使う言葉。目標に目がいっているカメさんは使わない言葉です。

 これらの言葉はとても感情的なもの。しかも他者に向かって使う言葉です。例えば、気持ちが悪くなって保健室に行ったとき、「先生、ぼく『きもい』です。」とは決して言いません。これらを使って関係が良くなることはありませんし、相手を傷つける可能性があるだけではなく、自分の立場を追い込む可能性もあります。

 子供達には「私は決して使いません。(当たり前ですが)みなさんも、使わない努力を今後もして欲しいです。」と伝えました。

 

 ICTの世界では、発した言葉が一人歩きをしてしまうことがままあります。ご家庭でも、話題にしていただけると幸いです。子供達が頑張って、全学年の校外学習で「安全にできた」を積み重ねてくれました。12月はいよいよ6年生の修学旅行、5年生の林間学校を実施します。引き続き、感染症対策を考えながら、子供達と思い出をつくり「安全にできた」を積み重ねられるようにして、充実したものにしていきたいと思います。ご協力をよろしくお願いします。