校長室

2020年7月の記事一覧

保健体育の授業・・取り組みたい教科横断的な取り組み・・

 2年生の保健の授業がありました。「傷害の防止」という単元の1時間で、「自然災害の一次災害と二次災害」という時間でした。地震や津波、山崩れなどの自然災害は日本に住む私たちにとっては避けて通れない自然の大きな災害ですが、それらの自然災害に遭ったときに、最小限の被害、とくに生徒たちの怪我の防止や予防のための知識や理解を深める目的です。導入として、自然災害の中でも大きな被害をもたらす地震について確認する場面で、理科の担当でもある長田教頭先生が登場しました。1年生の3学期の理科の時間に学習した地震について振り返り、理科で学習したことを保健の学習に生かし、さらに理解を深め合うというものです。来年度から、新しい学習指導要領が中学校でも導入・実施されますが、他の教科で学習したものを生かし、相互に理解を深め合う教科横断的な学習は欠かせません。新型コロナウイルス感染症予防のための休校などでなかなか学習が進まない現状もありますが、教科横断的な視点を大切にした取り組みを続けていければと思います。

 

2.3年生合同集会にて~宿泊行事の中止を受けて~

 昨日、2.3年生合同で帰りに臨時の集会を開きました。宿泊行事の中止を受けて、先ずは2、3年生の皆さんに説明をする必要があると思い、お話しをしました。保護者の皆様におかれましても、ご理解のうえご協力をお願い致します。集会での話は以下のとおりです。「2、3年生のみなさんにはしっかりと私の方から説明しなければならないと思うので、これから話すことを聞いてください。もうすでに、昨日、塾など他の学校の生徒から、また小学生の妹や弟さんから聞いている人もいるかもしれませんが、今日、我孫子市教育委員会から出された手紙を配布します。内容は、2年生の「林間学校」、3年生の「修学旅行」を、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために市内全ての小中学校で「中止」とするという内容です。布佐中学校も修学旅行を9月に、林間学校を10月に延期して、何とか実施できないかと、各学年の先生が業者の人にかけ合い、予約し直してなんとか実施したいと、頑張ってきましたが、現在の状況から中止となります。正直、とても残念です。でも、みなさんの方が、もっともっと残念に思っていると思います。ただ、世界で1000万人以上の感染者が出ていて、50万人以上が死んで、更に増え続けている現在、まだまだその被害は大きくなることが予想され、現に、千葉県でも昨日は7人、9日連続感染者が出ている状況で、東京都も毎日50人前後の感染者が出て、またまだ増えている状況で、収まりそうもありません。中止の理由は、新幹線やバスなど狭い交通機関のなかで大勢で長距離の移動をするということ、宿泊する宿の部屋の中でも、食事場所でも、何人もの人が密集せざるを得ないこと、新型コロナウイルス感染症にかかってしまうリスク、可能性が自宅や学校にいる時よりも高くなってしまうことを避けられない、という理由です。林間学校や修学旅行だけでなく、さまざまな大会や行事が、世界中で、日本中で中止になっています。竹内神社の祭礼もそうです。すべてをかけて目指してきた目標がなくなってしまった人もたくさんいるのでしょう、あきらめきれない、なんとしてもやりたい、いやだ、と心の中で叫んで、我慢している人もいるのでしょう。こんなことは誰でも初めてで、不安な気持ちになります。でも、こういうことが人生の中には起こるのだということも私たちは勉強しました。今は、仕方がない、次の目標を決めて できることをできる範囲で頑張ろうと思うことが良いのだろう、大切なのだろうと思います。配付される手紙は、お家の方に必ず渡してください。保護者の方には、あさっての保護者会でも学年の先生から話してもらいます。宜しくお願いします。」