校長室

2019年2月の記事一覧

お世話になります!1年生調理実習

 2月19日(火)から、2学期、そして昨年度に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、3学期は1年生が1クラス3回ずつ、いわしのかば焼き・シチュー・ハンバーグに挑戦しています。そうなると、学年2クラス×3回ということになり全部で6回、これが3月19日(火)まで続き、1回の授業に4~6人ずつ、延べで30人前後の方々にご協力いただくことになります。

 毎年のことですが、1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。地域のみなさんも、もう何度も経験されている方々がほとんどですので、中学生との接し方も大変にスムーズで、会話を楽しみながら指導されている様子がとても微笑ましいです。そして多くのみなさんが「こんなに楽しい時間をもらって生き甲斐にもなる」と心から仰ってくださるのが本当にありがたいです。

 自分たちでつくったかば焼きをおいしそうに食べている生徒から、私にもおすそ分けがあり、給食と併せてすっかり満腹になりました。生徒たちの満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方々の笑顔がとても素敵で印象的でした。

 

※調理実習の様子は、この後「生徒の活動」のページに随時アップしていきたいと思います。

本物に触れる!薩摩琵琶鑑賞授業

 昨年に続いて3年生の特別授業・音楽鑑賞教室を2月18日()に実施しました。今年も邦楽分野の第一人者で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元出身(布佐中出身でもあります)の久保田晶子様をお招きし、生徒の前で生の演奏を披露していただきました。

 私も毎年拝見させていただいていますが、3年生2クラスの授業で2時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれるミニコンサートは本当に圧巻です。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もその圧倒的な迫力に昨年以上に言葉を失いました。生徒たちも音の美しさや朗読の迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で薩摩琵琶の紹介や自分が琵琶の世界に足を踏み入れたきっかけ、何事にも失敗を恐れず本気になって取り組むことの大切さ等々の話をしてくださいました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、杜子春の朗読では、クラス2名ずつの代表が琵琶の演奏とコラボするという貴重な体験もさせていただき、本当にあっという間に時が過ぎっていきました。

 まさに本物の伝統文化に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄みきったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った1日でした。

   
   

布佐の未来を切り拓く!「ふさカリキュラム」語り部さん訪問

 本校総合学習の要である「ふさカリキュラム」のまとめとして、語り部さんへの訪問を、例年よりも卒業式の期日が早いこともあり、今年は2月15日()に実施しました。ふるさと布佐の歴史と文化を学び、布佐に対する愛着と誇りを身につけ、布佐の地に貢献できる人材を育てるための大切な取り組みです。また「ふさカリキュラム」は、小中学校で推進している小中一貫教育の柱として開発された布佐中学校区自慢のカリキュラムでもあります。

 実は、私は明日16日(土)に東京の文京学院大学で行われる「日本の伝統と文化を考える道徳セミナー」という研究会に参加し、その事例提案のような形で本校の教育活動についての発表を依頼されているのですが、その発表のメインとしているのが「ふさカリキュラム」です。自分でも勉強し直してみて、「ふさカリキュラム」が新しい学習指導要領の理念にピタリと合致している学びであることが改めてわかると同時に、平成24年度の時点で未来を見据えてこの素晴らしいカリキュラムを開発した先輩諸氏に敬意の念をもちました。

 当日は、それまでの事前学習で調べたそれぞれのテーマごとに、各自が自分自身の課題をもって、語り部さんの話をただ聴くだけの受け身な学習ではなく、課題解決に向けた能動的な学習となるように準備して出かけていきました。

 私が訪問させていただいたときの様子を見ても、後から職員や何人かの語り部さんに話を伺っても、語り部のみなさんの大変に熱の入ったお話に、生徒たちが真剣な表情で耳を傾けると同時に、調べてきたことを基にした積極的な質問が飛び交い、大変に有意義な時間が過ごせたということです。こんなに素晴らしい学習の時間が卒業前にとれる3年生の生徒たちは本当に幸せだと思います。ご協力いただいた語り部のみなさんには改めて御礼申し上げます。

 この学習をもとに、3年生たちは地域の未来への提言を一人ひとりが考えて「布佐カリキュラム」を閉じますが、どんな前向きな意見や考えが出てくるのか今から楽しみにしています。

      

村上清加さんをお迎えしての深い学び

 このホームページのトップ画面でお知らせしていた教育ミニ集会を8日()に実施しました。2020東京パラリンピックをめざすトツプアスリートで元世界パラ陸上選手権日本代表であり、200mと走り幅跳びの元日本記録保持者でもある村上清加さんをお招きしての開催で、テーマを「困難を乗り越えて夢を叶えるために」と設定しました。

 ということで、今年度は生徒にも村上さんの話をぜひ聴かせたく思い、例年とはちょっと趣向を変えて行っています。残念ながら、3週間前からのインフルエンザの大流行で、

連休明けの12日()から公立高校の入試を控えている3年生は参加を見合わせましたが、1・2年生に加え、関心をもってご参会いただいた保護者・地域のみなさんを交え、大変に有意義な時間を過ごすことができました。

 村上さんからは、ご自分が事故にあわれて右足大腿部を失ったときの気持ちや絶望感、立ち直るきっかけとなった出来事、同じ境遇の仲間たちとの出会い、そして陸上競技を始めて世界を目指すようになった経緯など映像も駆使しながら語られるとともに、実際に競技用の義足を装着して走って見せてくれるなど、生徒たちにもとっても、驚きあり目が離せない場面がありと時間が経つのをつい忘れてしまうような約1時間15分の講演でした。

 その後にとった質問や感想を発表する時間では、「だめなときに自分を奮起させる手段は?」等々、次から次へと質問者が後を絶たず、また、「自分が悩んだり落ち込んだりしたときに自分本位で周りが見えていないことが分かった」などの感想があり、生徒たちにとっても深い学びとなったことが感じられました。

 生徒下校後は、村上さんと教職員・保護者・地域との懇談のような形式で残った時間を過ごさせてもらいましたが、大人からも子育ての悩みや競技に関することの質問が相次ぎ、時間がもっともっと欲しかったように感じています。

 講演を聴けなかった3年生の生徒たちには、後から撮影したビデオを見せたいと思います。子育てとトレーニングで本当にお忙しい中、私たちの依頼を快くお引き受けいただき、長時間にわたって貴重なお話や懇談に応じていただいた村上さん、後援会の藤田さんには改めて心より感謝いたします。本当にありがとうございました。