2024年11月の記事一覧
校長ブログNo216 1・2年生校外学習(葛西臨海水族園)
10月25日(金)1・2年生の校外学習で「葛西臨海水族園」に行きました。
校外学習の日が近づき、1・2年生はとてもウキウキして楽しみにしていました。前日ぐっすり眠れた子供もいれば、興奮してなかなか眠れなかった子供もいるようです。なつかしいなあこの気持ち!!
さて、秋もたけなわ、校外学習のシーズンですが私も1週間に多いと2回ほど児童引率が続きます。教室や校内で会話する毎日とは違い、いつもよりも長い時間児童と行動を共にして過ごすことができるこの校外学習は貴重な機会です。往復のバスで楽しく歌ったり話したり、ゲームをしたりしながら過ごしました。東京湾岸沿いの高速道路をバスで走っていくのですが、途中、「東京の海は小さいんだよ。」と後ろから子供の声が。「?!」そうでした!九十九里浜で育つ子供たちにとっては埋め立ての東京湾をそう感じるのでしょう。おもしろい表現です。ビルの谷間から見え隠れする東京湾や東京スカイツリー、東京ディズニーリゾート、葛西臨海公園の大観覧車、JR京葉線などの景色にバスの車内は首を右に左にせわしく動かしながら口々に叫ぶ子供たちの声に包まれました。千葉を出発するときはあいにくの雨でしたが、東京が近づくにつれ雨が上がり曇り空でしたが過ごしやすい陽気でした。
葛西臨海水族園は1989年(平成元年)に開園し、今年で35周年を迎えます。開園当時、私はまだ学生でした。開業間もないJR京葉線が東京駅に乗り入れベイエリアの開発が行われていた頃です。東京湾のランドマークともいえるガラスドームのエントランス(谷口吉生氏設計)の水族館は今までにない斬新でスケールの大きな水族館でした。今回、ペンギンの生態広場が仮設の施設で公開されているように、段階的に大規模改修工事を進め、4年後の2028年(令和10年)3月リニューアルオープン予定です。
【葛西臨海水族園HPより】葛西臨海水族園は、東京湾岸地区整備事業の一環として上野動物園開園100周年を記念して計画され、「海と人間との交流の場」となることを目指し、1989(平成元)年にオープンしました。 水族園には、世界ではじめてクロマグロの群泳展示を実現した2,200トンの大水槽があり、1999(平成11)年には世界ではじめて水槽内での産卵にも成功しました。ほかにも、100羽を超えるペンギンや、「世界の海」エリアの世界各地から集められた多種多様な生き物、「東京の海」エリアの東京湾から小笠原諸島にいたる海域の生き物を展示しています。
▼「空の広場ガラスドーム」前で記念撮影
▼水族園の中でたくさんの生き物と遭遇。口をぽかんと開けてじっと見入っていました。照明を落としているため暗い園内でしたが、2年生が1年生のことをよく見ながらグループごとに見学していました。マグロ(2m)は校長先生の身長よりもずっと高く、学校で一番背が高いA先生に近い身長で驚いていました。先生、見て見て~!おうちの人が作ってくれたお弁当を友達と一緒に食べる時間は特に楽しかったようです。
最後に
明日は校内音楽発表会です。9:00開会予定です。学年発表や曲目等についてはスクリレにて配信してありますのでご確認ください。みなさまのご来場をお待ちしております!!
▼わたしたち、おサルさんも登場します。お楽しみに!!
校長ブログNo215ギャラリー「仲秋の白浜小学校」
だれかさんが だれかさんが だれかさんが み~つけた!!
前回お届けしたギャラリーからもう1か月が経つんだなあ。
さて、今月も季節の風景をお届けします!
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 み~つけた!!
一緒にふりカエルよ!!
▼ 秋の日は釣瓶落とし(栗山川夕景)
▼夜の学校 昼間とは全く違い闇に包まれます。聞こえる音は飛行機と体育館から聞こえるスポーツ少年団ミニバスケットボールの練習の音です。
▼残念ながら紫金山・アトラス彗星を見ることがかないませんでした。10月16日~20日あたりの18時過ぎが見頃とのことでしたが、私の肉眼では見つけることがかないませんでした(残念)。
写真は木戸浜にて。夕方の空には宵の明星(金星)が輝いていました。
▼竹林
秋になると竹林は青々とした緑に包まれます。これを「竹の春」と呼び、俳句では秋の季語にもなっています。逆を言うと、春は竹の子が芽生えるため、竹の栄養分が吸い取られ竹林は枯草色になります。これを「竹の秋」と呼ぶのです。ですから春先は竹林の周りには落ち葉が広がっています。
▼秋色
▼秋の代表的な花 コスモス(秋桜)
やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス 俵万智
▼チカラシバ
▼アキノノゲシ(秋の野芥子)
▼センニチコウ(千日紅)
▼陽光に照らされて銀色に光るススキの穂
サヨナラの形にススキが手を振って 駆け抜けてゆく 風の輪唱 俵万智
▼稲架(はさ)
今年の秋は「令和の米騒動」と呼ばれた米不足で大変な思いをされたかたも多かったですが、その後、新米も出回りなんとか落ち着いてきましたが、例年と比較して価格が高騰しました。
学校給食でも貴重な新米を寄贈していただきおいしくいただきました。
▼最初に刈り取った後に再び生えて稔った稲穂(ひこばえ(孫生え))近年はやっている方法だそうです。
▼刈り取りが終わるとこんなにすっきりとしてしまう田んぼです。これから冬にかけて寂しい光景が広がりそうです。
▼もみ殻焼き 耳を澄ますとプスプスとくすぶっています。秋を感じる1シーンです。
▼実りの秋
ネギ畑
▼ラッカセイ畑
▼勉強の秋
▼スポーツの秋
▼芸術の秋
あっ!校長先生に見つかっちゃっただんだん寒くなってきたね。今日はこんなところに隠れてひなたぼっこ中今月はギャラリー第2弾として「晩秋の白浜小学校」の後日掲載を予定しているよ。また一緒にふりカエろうね!次回をお楽しみに!!
校長ブログNo214授業で学ぶ日本の文化②(日本遺産・佐原)
10月22日(火)4年生の校外学習で香取市佐原を訪れました。(同じ日に3年生は昨日ブログで紹介した横芝光町にある国の重要無形民俗文化財である『鬼来迎』について学校で講師の先生による授業を受けました。)
千葉県香取市佐原 10月9日~11日の佐原の大祭(秋まつり)から約2週間。祭を終えた佐原はあたたかな秋の日差しに伝統的な街並みが映え、町の中心部を流れる小野川もゆったりと穏やかな流れで多くの観光客でにぎわっていました。
佐原は、2016年(平成28年)4月25日に文化庁「日本遺産審査委員会」の審議を経て「日本遺産」に認定されました。香取市のほか佐倉市・成田市・銚子市にまたがる北総四都市の町並み群が北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並みとして候補として挙げられたのです。北総地域(佐倉・成田・佐原・銚子)には、百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群が現存します。百万都市江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、利根川東遷により発達した水運と江戸に続く街道を利用して江戸に東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えました。江戸からは庶民も観光旅行に訪れ、江戸文化を取り入れた独自の町が発展しました。特に、城下町の佐倉、成田山の門前町成田、利根水運の河岸、香取神宮の参道の起点の佐原、漁港・港町、そして磯巡りの観光客で賑わった銚子の北総地域の4市は、東京近郊にありながら、4種の町並みや風景が今も残り、江戸情緒を体感することができます。海外から大勢の観光客が来日する成田空港からも近く、江戸庶民も訪れたこれらの都市は、世界から一番近い「江戸」ともいえるのです。
ここ佐原は歴史的な偉人伊能忠敬が暮らした町としても有名です。忠敬は佐原の造り酒屋である伊能家へ養子に入ったのです。「どこから来たの?」と地元の方から何回か尋ねられました。「白浜小学校です。」と学校名で答えてもピンとこないので、「横芝光町です。」と答えるとパッと地元の方の表情も変わります。「横芝光町は伊能忠敬のお父さんが生まれた土地だよ。(横芝光町小堤(おんづみ)」佐原とゆかりのある横芝光町、そしてその後伊能忠敬が生まれた九十九里町(九十九里町小関)のことにも触れ縁を感じました。
▼九十九里町小関にある伊能忠敬生誕の地
【参考資料】横芝光町「ヨリドコロ」HPより
横芝光町と伊能忠敬
https://yoridokoro.chiba.jp/article/201/
学校を出発すると早速4年生担任によるガイドが始まります。これがまたとても勉強になります。子供たちと共にバスの車窓から見える景色にガイドの説明やクイズに答えながら、うんうんとうなずき話を聞いていました。九十九里平野から北総台地へとバスは道を進めていきます。刈り取り後の二番穂の景色がゆるやかな坂を上りながら北総台地にさしかかると、やがてサツマイモ畑が広がる景色に。畑のあちこちにオレンジ色の集荷箱が置かれています。ほかにも広大な畑にニンジンやダイコンの青々とした葉が陽光に照らされていました。やがて坂を下っていくと利根川水郷佐原へ到着しました。
▼小江戸「佐原」の町並み。
10日前に大祭が終わった佐原の町は静かでゆったりとした時間が流れているように感じました。山車会館に展示されている山車は、まだもう1台が祭で使用されたため戻ってきていませんでしたが、豪華で立派な山車の飾りを何度も見上げていました。
▼「佐原町並み交流館」が入るレンガ造りの旧三菱銀行(1914年(大正3年))建設されて今年で110年が経ちます。ガイドさんが巻き上げた後に自重式で降下してくるシャッターを見せてくれました。
佐原町並み交流館・佐原三菱館
https://maruchiba.jp/spot/detail_10170.html
▼しおりに綴じた地図をたよりにグループごとに街並みを見たり、お土産を買ったりしながら散策。町並み保存の看板を見ながら伝統ある町に驚いていました。サツマイモを使ったお菓子を味わったり和の小物をお土産にしたりした子供も。30分に一度流れる樋橋(通称:ジャージャー橋)の時刻のことを気にしながらグループ行動を進めます。
▼伊能忠敬の旧宅、記念館ではガイドさんや学芸員さんから説明を聞くことができました。
伊能忠敬旧宅
https://maruchiba.jp/spot/detail_10179.html
伊能忠敬記念館
https://maruchiba.jp/spot/detail_10178.html
▼山車会館で展示されている山車や佐原囃子で使われる楽器などの展示物を見学し、江戸から利根川を経て栄えた江戸まさり「佐原」の伝統と活気を感じました。
水郷佐原山車会館
https://maruchiba.jp/spot/detail_10169.html
【参考資料】
日本遺産北総四都市江戸紀行活用協議会HPより
北総四都市江戸紀行~江戸を感じる北総の町並み~
千葉県が発行する漫画で旅する『日本遺産北総四都市江戸紀行』も読むことができます。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/press/2023/mangahokusouyonntoshi.html
終わってしまいましたが、10月下旬にはこんなイベントも開催されました。
「第14回全国発酵食品サミットinかとり」
https://hakkousummit-katori.com/
校長ブログNo213授業で学ぶ日本の文化①(鬼来迎)
今日は祝日 文化の日です。
文化の日 (11月3日)(あしたの暮らしをわかりやすく「政府広報オンライン」HPより引用)
自由と平和を愛し、文化をすすめる。
「文化の日」は、昭和23年の祝日法制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定前、11月3日は、明治天皇の誕生日であったことから祝日の「明治節」として休日とされていました。祝日法の制定に当たっては、この日が、昭和21年に日本国憲法が公布された日であり、憲法において戦争放棄という重大な宣言をし、国際的にも文化的意義を持つ重要な日であることから、平和を図り、文化を進める意味で「文化の日」と名付けたと説明されています。
「文化の日」にちなみ、横芝光町が日本に誇る重要無形民俗文化財「鬼来迎(きらいごう)」を紹介します。(※鬼来迎の「鬼」は正式には異字体で角のない鬼ということで一画目のはらいがない字。仏道に帰依した鬼や人を助ける鬼、角のない鬼の意味です。)鬼来迎 (きらいごう、または 「鬼舞」 ともいわれる)は、 千葉県 山武郡 横芝光町 虫生(むしょう)の 広済寺(こうさいじ)に伝わる、 地獄 の様相と 菩薩 の救いを 仮面 狂言 にした日本唯一の 民俗 芸能 です。 因果応報・勧善懲悪を説く、全国で唯一の古典的仏教劇です。その起源は、約800年前、鎌倉時代初期にまで遡るといわれ、1975年 (昭和50年)の 文化財保護法 の改正によって制定された 重要無形民俗文化財 の第1回の指定を受けました 。
【参考資料はこちらから】
横芝光町「ヨリドコロ」HPより
https://yoridokoro.chiba.jp/article/170/
横芝光町商工会HPより
https://www.yokoshibahikari.jp/kiraigou/kiraigo.html
▼1学期に3年生が町探検で訪れた横芝光町民会館のエントランスホールにある『鬼来迎』のレリーフ
10月22日(火)に3年生の総合的な学習「横芝光町の観光大使になろう」の学習の一環として、先月、町教育委員会社会文化課の学芸員の方をお招きし、児童へわかりやすく映像教材や鬼来迎についての解説をしていただきました。事前に授業で学習していた「鬼来迎」を子供たちにわかりやすく解説してくださり、真剣な表情で話を聞いていました。また、郷土に伝わるすばらしい伝統芸能を知る貴重な機会となりました。ありがとうございました。
【参考動画はこちらから】
『鬼来迎 鬼と仏が生きる里』(ポーラ伝統文化記録映画)
https://www.youtube.com/watch?v=NbguBi1vsNU
『鬼来迎 鬼と仏が生きる里』2013年度 製作(カラー38 分)監督:村山正実 片岡希 井上実
【文部科学省選定、教育映像祭優秀作品賞、文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞、映文連アワード・優秀作品賞(準グランプリ)、キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位など】
千葉県山武郡横芝光町虫生には、数世紀にわたり仮面劇・鬼来迎が伝えられてきた。それを支えているのは、わずか25戸の集落(*撮影時からさらに減り、2023年現在は23戸)の人々である。毎年8月16日施餓鬼会のあとに演じられる。大人も子供も、里人たちが心をひとつにしていくさまを丹念に記録。里人たちの生活と共にある民俗芸能の姿を描きだす。
文化財について(文化庁HPより)
演劇,音楽,工芸技術,その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上または芸術上価値の高いものを「無形文化財」という。無形文化財は,人間の「わざ」そのものであり,具体的にはそのわざを体得した個人または個人の集団によって体現される。「民俗文化財」とは衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋、その他の物件など人々が日常生活の中で生み出し、継承してきた有形・無形の伝承で人々の生活の推移を示すものである。国は、有形、無形の民俗文化財のうち、特に重要なものを「重要有形民俗文化財」、「重要無形民俗文化財」に指定し、その保存と継承を図っている。
校長ブログNo212 おいしい給食
今週の給食をお知らせします。
▼10月28日(月)の献立
麦ご飯 納豆和え 豚の肉の生姜焼き じゃがいもの味噌汁 牛乳
▼10月29日(火)の献立(画像なし)
ご飯 ホキフライ ひじき煮 かきたま汁 牛乳
▼10月30日(水)の献立(ハロウィンメニュー)
食パン(イチゴジャム付) キャベツサラダ マカロニグラタン ポトフ 牛乳
▼10月31日(木)の献立
ご飯 ごまマヨサラダ 鶏肉バーベキューソースがけ かぼちゃ ミネストローネ
【ひとくちメモより】
今日は「かぼちゃ」について話をします。かぼちゃは、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類に分類され、現在では、ほくほくして甘みの強い西洋かぼちゃが主流となっています。ペポかぼちゃは、ハロウィンの飾り物である「ジャックオランタン(jack-o'-lantern)」を作るときに使われます。かぼちゃの栄養素は、βカロテン、ビタミンE、Cなどが豊富で野菜の中でもトップクラスです。また、栄養が実よりも皮に多く含まれるので食べるときは皮ごと調理するとよいと言われています。ハロウィンなので、今日の給食はかぼちゃプリンです。残さず食べましょう。
かぼちゃ(JA千葉本部HPより)
https://www.zennoh.or.jp/cb/safety/ssi/item/vegetable/post-11.html
▼11月1日(金)の献立(画像なし)
ご飯 厚焼き玉子 ピリットサラダ キウイフルーツ すき焼き煮
今日は特別支援学級の合同学習会。横芝光町の小中学校児童生徒の交流を兼ねて成田方面へ校外学習へ行ってまいりました。さわやかな晴天の中で活動することができ楽しい1日になりました。