過去ブログ(平成27年度)

2015年12月の記事一覧

12月15日(火)その2 カウンセラーの眼「鎌田 實先生の講演会

 <カウンセラーの眼「医師 鎌田 實先生の講演から」> 長野県芧野(みくりの)市にある諏訪中央病院名誉院長であり、作家でもある鎌田 實先生の講演記事を紹介します。
〇人間は、身についた生活習慣を変えるのは大変で、いくら話しても相手の行動変容がなければ意味がない。教育も同じで、よい先生に出会い、その子が行動変容していく中で成長があります。
〇行動変容させるには その1・・・相手の身になって考えたり話したりしてく。 相手が1%の成功体験ができると、その積み重ねが行動変容につながっていきます。
〇行動変容させるには その2・・・お子さんが、生きていく上で岐路に立ったとき、自由に生きていいんだよ、と言ってほしい。 ただし、それはわがままや人を傷つけていいということではなく、責任があるんだと言うことも伝えてほしい。
〇行動変容させるには その3・・・自分の学力や能力を知り、努力し続けないといけない。例として、鎌田先生の小学校時代、自分のIQが高くないことを先生から知らされた。高校へ行くと、桁外れに頭のよい子がいるので、自分が本当にIQが低いことに気づく。IQはどうしようもなくても、相手の身になる力や決断する力、持続する力、友人を作る力などは何とかなる。18歳の夏から、朝、4時30分に起きて、勉強をした。この朝の3時間が必ず自分の人生変えてくれるんじゃないかと思っていた。どこかで努力しないといけないと思い続けていた結果が、医師になれたのです。   参考文献「栃管協会報」第148号 栃木県学校管理職員協議会編 平成27年12月10日 第5面から引用