2015年6月の記事一覧
6月8日(月)その3 カウンセラーの眼「六月病に負けないで!」
<カウンセラーの眼「六月病に負けないで!」> 最近は、「五月病」(新入生や新入社員が陥りやすい)ではなく、「六月病」(年代を問わず起こる)という心的な「適応障害」にかかる人が多くなっています。
新たな仕事や環境、学習への過緊張やプレッシャー、ストレスに負けてしまって起こる病気です。全員が、起こるのではなく「六月病」になりやすいタイプがあります。それは、
1責任感の強い人 2頑張り屋の人 3計画的で几帳面な人 4我慢強い人 5気配りや気遣いをし過ぎる人 6あまり感情を表に出さない人 この6つのタイプにあるような人は、ストレスを一人で抱え込み、自分を追い込んで「出社拒否」や「不登校」になってしまうことがあります。
では、「六月病」に負けない心と体作りのために、対策はあります。次のような生活習慣や食生活に心掛けてください。
1早寝、早起き(生活リズムを守る)
2太陽の光をたくさん浴びる(朝起きたら、太陽を浴びる)
3リズム運動を行う(ウォーキングやサイクリング、ジョギング、踏み台昇降運動などを行う)
4よく噛んで食事をとる(噛むことがリズム運動になっている)
5肉や大豆、卵などのタンパク質を多くとる(肉じゃががおすすめ)
6うなぎやたらこ、玄米などの「ビタミンB1」を多くとる(玉ねぎやネギ、ニンニクの「アリシン」をとると、より吸収が高まる)
7ブロッコリや柑橘類、キウイなどの「ビタミンC」を多くとる
8小魚や小松菜、千切り大根などの「カルシウム」を多くとる
***これらの8項目を実施したり、食したりすることで、体や心のバランスを整え、安定させる「セロトニン」というホルモンがたくさん増えます。「六月病」に負けない心と体ができます。是非、お試しください。
***参考文献「共済フォーラム 6」(NO,690) 公立学校共済組合編 6ページ,7ページ