過去分(H25~H26)
その3 地区人権教育指導者一般研修から
<塩谷南那須地区人権教育指導者一般研修 ふれあいじんけんフォーラムから>6月24日(火)、13時30分から氏家公民館を会場に開催されました。 矢中からは大島PTA会長と関谷副会長、私の3人が参加しました。 内容としては、作文発表、講演会の二本立てになっていました。 ここでは、教育評論家の親野 智可等(おやの ちから)先生のお話の内容を簡単に記載したいと思います。***
1 母と子の朝の会話を例示し、「だめでしょう。」「できないんだから。」の連続の声かけをしていくと、お子さんは自己肯定感が下がり、自尊感情が持てなくなります。
2 「人格否定」の言葉、例えば「意地悪なお姉さん」、「あなたはズルい子ね」などをストレートパンチのように子供にかけていくと、意欲が持てない子になっていく。
3 「とがめられた」子は、心が閉まる。素直ではなくなる。
4 「愛情不足」を感じた子は、愛情確認行動を無意識にしていく。その行動は、「危険なこと」や「反社会的な行動」となる。
5 「親子の不信感」を持った子は、「他者に対しても不信感」を持つようになっていく。負のスパイラル(負の連鎖)を起こす。
6 真理1「子供は変えられない。直らない。」例えば、片付けが出来ない子に、いくら親が言ってもしかっても出来るようにはならない。どうすれば出来るようになるかというと、本人が片付けをするぞ、という「スイッチ」を押さないと、やれるようにならない。 ただし、スイッチが押せる子は、「自己肯定感」を持っている子のみである。ここで、日々の子育てを考えなくてはいけない。
7 「勉強しない子」への対応は、一歩ずつ少しずつやらせていく。とりあえず、1問やるなど。 自己有能感を持たせながら、できる(やれる)ことからはじめる。
8 どうしてもやらない(できない)子に対しては、親が「あきらめる」と子供は「安らかになる」。すると、「できる・伸びる」ようになり、子供はのびのびと生活ができるようになっていく。
9 <まとめ>子供の自立のために、親は子供の好きなことを「応援」してやる。とりあえず、「ほめる」。 笑いながら「うながす」。 たっぷり言わせることで、「分かってくれた」と子供は安心し、自分がやりたいことを自分がやれるようになっていく。 ****このような話の内容でした。 ***