過去分(H25~H26)
3月25日(水)その4カウンセラーの眼
「啐啄同時(そったくどうじ)」
<カウンセラーの眼「啐啄同時」> この言葉をご存じでしょうか? 中国の鏡淸禅師が、「啐啄の機」をもって修行者を指導されたと伝える禅の古典「碧巌録(へきがんろく)」が出典です。
鳥が卵からかえるとき、ヒナは殻を破ろうと内側からつつくそうです。これを「啐(そつ)」と云います。ちょうど同じ時、親鳥は外側から殻をついてヒナが出てくるのを助けるのだそうです。これを「啄(たく)」と云います。「啐啄」が同時に、行われなければヒナは、殻をできないそうです。早すぎても、遅すぎてもヒナは、殻から出てこられないそうです。
4月、新学期がはじまります。生徒たちが、気持ちを新たにして動き(ある子は学習、ある子は部活、ある子は係活動などに)出したとき、担任を含めた矢中職員スタッフが、同時に支え、援助ができるよう、職員指導をしていきたいと考えています。
***参考文献「日本教育新聞」日本教育新聞社 平成27年3月23日