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2025年1月の記事一覧

避難所運営ゲーム (2年生)

2年生が総合的な学習の時間で避難所運営ゲームHUG(ハグ)を活用した防災学習を行いました。
この学習では話し合いながらゲーム感覚で避難所運営をみんなで考え学ぶことができます。
今回は、聖ヶ丘中学校を避難所と想定し、実際に避難者が避難しに来られたという設定で、避難所運営を疑似体験しました。

校舎、体育館、クラブハウスの図面を使い、この避難所に避難してくる様々な年齢・状況の人達の居場所をどのように割り振りしていくべきか、次々に起こる様々な問題をどう解決してくべきかグループで考え相談しながら進めました。このゲームを通して生徒たちに様々な気付きがありました。


・持病のある人やけが人をどうするか?
・外国の人の居場所はどこにするとよいのか?
・ペットを連れている人の居場所はどうすればよいのか?
・親とはぐれ、小さい子どもだけの場合はどうするか?
・認知症や障害のある人に対し介助できる人をどうするか?
・明らかに自分勝手なことを言ってくる人に対し、どう接したらよいのか?

  

この授業を通して考えたこと

・今までは避難所に行ったら指示を聞くだけだったけれど、大変さに気づけたので物を運ぶなど力仕事は手伝えるかなと考えました。また、普段から地域の人と顔を合わせておくことで誰が避難できていないか分かると思いました。
・運営側になってみて、我がままを言う人が多くて対応に困った。もし聖中が避難所になったら、2次被害を減らす取組を率先してやってみる。小さい子、高齢者のお世話や運営側のお手伝いは自分達でもできることだと思う。
・震災で死ぬかどうかだけではなく、そのあとの避難も大変なことが分かった。こういう大変な時に手伝ってくれる避難所の方々はとてもありがたいと思い、もしそういうことがあった時手伝いたいなと思いました。
・地震が来たら近所の人達で助け合いをすると思うから、今のうちに近所の人達と仲を深めていきたい。
・80歳の祖父がいるし、近所には高齢の方もたくさんいるので、その人たちの避難を自分もできる限り手伝いたい。また、避難所に着いた後も自分にできることをしていきたい。

この授業を通して生徒達は災害時の避難所の様子や運営の難しさを知り、いざという時、臨機応変に自分にできる事を考え自ら動く意識をもったと思います。