図書室より

『強制終了、いつか再起動』吉野万里子著 講談社

「薬物なんてさ、一生自分とは関係ないって思ってたし。

前の学校で、そういう授業受けたとき、こんなのやるわけねー、って思ったし。

でも、ふわっと目の前に薬物が現れると、思いがけなさすぎて現実味失う。

仲いい人がやってて、その人が異常者でもなく、ごくフツーに見えるとさ」(本文より引用)

読んで追体験してほしいと思う作品。

『世界とキレル』佐藤まどか著 あすなろ書房

母の策略により、ある不思議なサマースクールへ送り込まれた中2の舞。

そこでは8人の中学生が同じ環境・服装で食事は自給自足。

デジタルデトックスのためスマホ、PC、タブレットは没収されてしまう。

はたして舞は無事に3週間を過ごすことができるのか?

『紙の心』エリーザ・プリチェッリ・グエッラ著 岩波書店

 
「10代のための海外文学」をテーマに世界各国の選りすぐりの文学作品を
集めたシリーズ「STAMP BOOKS」から

図書室の本に手紙をはさみ、名前も顔も知らない少女と少年は文通を始める。
次第にお互い惹かれ合っていくふたりだが、物語は思いもよらない展開へ・・・
注:ただの恋愛小説ではありません。