本日は、夏休み明け初めての「児童朝会」です。夏休み中に、視聴覚担当がスタジオをリフォームいたしました。きれいになったスタジオからの「児童朝会」は、転入生2名の紹介、校長講話、生活指導主任からの安全指導、週目標についてのお話でした。教室の子供たちも、真剣にお話を聞くことができていました。本日の校長講話を以下に掲載いたします。
元気に挨拶をしましょう。「おはようございます。」今日も放送室まで、はっきりと聞こえてきました。
先週の金曜日は、市内全域が土砂災害警告区域に指定され、大雨・洪水警報、雷注意報も出されたために学校はお休みでした。皆さん、安全に過ごすことはできたでしょうか。今日は台風についてのお話をします。台風の時は、強い風や雨が降ります。風の強さを風速といって、1秒間にどれだけの距離進むかを表しています。風速10m/sは1秒間に10m風が進むことを表していて、雨は横から降るようになります。17m/sを超えると、傘は壊れてしまい、大人の人でも立っているのが大変になります。大きくて強い台風になると、風速30m/sを超えることもあるので、台風の風には十分に注意する必要があります。台風はとても大きな雲のかたまりで、強い雨を広い場所に降らせながら移動していきます。台風が雨を降らせる範囲は、台風の目を中心にして数百kmという広さにもなり、強い雨がずっと降り続けることになります。
台風の強さや大きさ、移動するスピードなどによっては、同じ場所に、わずか1日で1年分の雨を降らせることもあります。台風の時は、家の屋根や看板などがこわれたり、電線が切れてしまったりすることもあります。屋根がわらがふき飛ばされたり、大きな木が倒れたりすることもあります。台風が近付いているときは、むやみに外に出たりしないようにしてください。たくさんの雨が降ると、川の水が急に増えたり、川から水があふれて洪水になったりすることがあります。山の近くでは、土砂崩れが起こることもあります。
今回の台風10号でも、各地で大きな被害がありました。本来はこれからが、台風シーズンとなります。次もまた、大きな台風が来ることがあるかもしれません。地震や火事の時と同じように、「自分の命は自分で守る」ことを必ず心にとめておいてください。お話、終わります。