学校の日々の様子

令和6年度 校長室日誌

【校長室日誌】7/18 「学校生活を楽しく過ごすために」

 日頃より、本校の教育活動にご支援とご協力を賜りありがとうございます。
 本校では、お子様が心と体を大切に守り、充実した学校生活を送ることができるように努めております。お子様に、悩みや不安がある際は、いつでも学校に相談することができるようにしております。
 しかし、周囲の大人に相談しにくい、直接話すことができないなどがあった場合、一人で抱え込まずに、本日お子様に配布いたしました『東京都教育委員会が作成した相談シート』を活用し、相談することができます。ご家庭におかれましては、学校生活における出来事について話し合う機会があると存じますが、お子様が「痛いな」「恐いな」「おかしいな」「モヤモヤするな」「イヤだな」と感じることがあれば、学校にご相談いただくか、相談シートや各種相談窓口をご利用ください。相談シートは、性暴力等だけでなく、体罰等に関する相談も記載することができるようになっております。
 私たち教職員は、今後も児童の心と体を大切に守り、充実した学校生活を送れるようにしてまいります。保護者の皆様におかれましては、今後も、ご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


※本日の「児童朝会」での校長講話
 今日は、皆さんが楽しく学校生活をおくることができるようにするためのお話をします。このお話は、都内のすべての公立小中学校と高校で行っています。
 皆さんの心や身体は、自分だけのもので、一番大切なものです。もちろん友達の身体も自分の身体と同じように大切です。誰かを叩いたり、蹴ったりして、痛い思いやけがをさせることを暴力と言います。悪口や相手が嫌がるようなことを言って、相手の心を傷付けることは、言葉の暴力と言います。人を叩いたり、嫌な事を言ったりして、誰かの心や身体を傷付けたりすることは、友達同士であってもいけないことであり、当然大人の人もやってはいけないことです。
 他にも、体の大事な部分を触ろうとしたり、服で隠れている部分をのぞこうとしたりすること、メールやラインで、体の大事なところを見たいと言ってきたりすることも、おかしいな、モヤモヤするな、イヤだな、気持ち悪いなと感じていいことです。もちろんこれも、友達同士あっても、大人の人も絶対にやってはいけないことです。もし、誰かが近付いてきて、そんな嫌なことをされそうになったときは、はっきりと「いやだ」と言って、逃げてください。メールやラインだったら、その人とのやり取りは、止めてください。
 暴力やおかしいな、気持ち悪いなと思うようなことをしてはいけないのは、先生たちも同じです。先生たちは、皆さんが嫌がることはいたしません。
 また、他の大人の人に、嫌なことをされたときは、お家の人や先生など、安心して話せる大人に教えてください。自分がされた場合だけでなく、友達がされているのを見た場合も同じです。
 でも、知っている人には話しにくいな、誰に話したらよいかと迷うことがあるかもしれません。誰にもお話できないと思っている人のために、お話を聞いてくれるところがあります。「学校生活をたのしくすごすために」というお手紙を配ります。知っている人に話したくないときは、手紙にかいてあるメールアドレス、QRコード、電話番号に連絡してください。
 また、昨年もこの「相談シート」を配りましたが、これも配ります。電話やインターネットを使わない場合は、この用紙に書いて、封筒になるように折ったら、切手なしでポストに入れて送ることができます。
 校長先生も先生たちも、皆さんのことを大切に思っています。ぜひ一人で悩まないで、いつでもお話してください。