◆学校林での活動や学校林・学校の自然

2018年10月の記事一覧

サルトリイバラの実

緑色の実の植物を調べました。葉が特徴的なので葉の形で検索しました。
【サルトリイバラ】
丸からハート型の葉で、3本の主脈が特徴的。茎にとげがあります。巻ひげで他の植物に絡まって伸びます。
 
実はこれから赤く熟します。
サルトリイバラの葉は瑠璃色の線がきれいな林のチョウ「ルリタテハ」の食草です。
以前、学校林でもルリタテハを見ました。今日は青陵中で落ちたカキの実の汁を吸いに来ていたルリタテハを見ました。
この辺りにも生息しています。

追記 本項目10月31日ルリタテハの項参照。

ガマズミとコバノガマズミの実

10月11日、6年生の花グループが秋の学校林の実を調べました。
植物は花の後にめしべの元の子房が膨らんで実を付け、実の中に種子ができて次の世代へ命をつなぎます。
子どもはたくさんの種類の実を見付けたのですが、何の実なのか分からないので調べました。
まずは、ガマズミだろうと目星をつけて赤い実の植物を調べました。
【ガマズミ】
真っ赤なきれいな実を付けます。食用にできます。
初冬のよく熟す頃が一番おいしいそうです。食べるところはとても少ないのですが酸っぱくておいしい実でした。
生食の他に果実酒や赤い着色料にも利用します。
 
赤い実の中に緑色の実があったので調べてみると、
緑の実は虫こぶでガマズミミケフシというそうです。
中にガマズミミケフシタマバエの幼虫が寄生していることが分かりました。
学校林の生態系は多様です。


【コバノガマズミ】
ガマズミと同じように赤い実を付けます。こちらも酸っぱくておいしい実でした。
葉がガマズミより小さいので見分けられます。

(花は本項目 2018年4月7日参照)

第7回豊ヶ丘の自然学校説明会

10月12日、第7回の豊ヶ丘の自然学校の説明会を開きました。
10月26日金曜日16時から10月28日日曜日11時まで、校庭や学校林に寝泊まりする豊ヶ丘の自然学校を行います。
この活動は、現在市内で2校実施しています。
国士舘大学ウエルネス・リサーチセンターが主催し、国士舘大学の学生が各グループに2名以上付いて活動します。
現在、約40名が参加予定です。
説明会では、持ち物や活動予定について話をしました。
2週間後が楽しみです。

第3回 学校林整備作業

10月9日火曜日、9月15日土曜日が雨だったため延期した第3回学校林整備作業を行いました。
10月1日未明に通過した台風24号の暴風のため、学校林の大きな木が幹が6本折れました。
図工室横のゲッケイジュも根元から折れました。
他にも、たくさんの枝が落ちたため、今回の学校林整備作業は枝拾いで手一杯でした。
地域保護者の方10名、教職員4名、6年生児童45名で片付けました。
 
   折れたコナラ     チェーンソーで解体
高い位置で折れていたコナラはすべて10月10日に業者に伐採してもらいました。

地域・保護者の皆さんありがとうございました。
  
 
6年生が大活躍でした。たきぎにできる枝は動物園の前に集めました。
豊ヶ丘の自然学校や焼いもづくりに活用します。
次回は、下草刈りをしなければなりません。
ぜひ、手をお貸しください。

ヌスビトハギとハギ

秋の七草であるハギは有名です。
学校の北側の法面にあります。ハギは丸い葉をしています。
 
こちらのハギはいわゆる雑草のヌスビトハギ。葉は細長くとがっています。
 
どちらもマメの仲間なので小さなさやができます。
ヌスビトハギの実は特徴があって、小さなサングラス形です。
泥棒とサングラスが何か妙に合っていて名前をすぐに覚えました。
体育館の裏や、学校の南の遊歩道に生えています。