◆学校林での活動や学校林・学校の自然

2018年10月の記事一覧

第7回豊ヶ丘の自然学校 3日目 閉校式

10月28日10時45分、楽しかった豊ヶ丘の自然学校も終わりを迎えました。
みんな元気に過ごすことができました。
秘密基地が去年より立派になったと指導してくれた方が話していました。
1日目は雨でしたが、2日目に学校林のビバーク体験ができてよかったです。

今回で3回参加したこと子どもが6人いました。
ぜひ、来年も多くの人に参加してもらいたいと思います。
たくさんの保護者の方に送り迎えをしていただきありがとうございました。
お世話になった国士舘大学、及び、多摩市教育委員会のみなさんに感謝申し上げます。

第7回豊ヶ丘の自然学校 3日目 朝食

10月28日、最後の食事もパッククッキングです。
いつもと入れる材料が違います。今朝はお米ではなくホットケーキミックス。
お好みでジャムも一緒にビニール袋の中に入れて結びます。
 
さて、何ができるのでしょうか。
お湯に入れて10分~20分程度。時間は入れた粉の量によって変わります。
 
でき上がりです。

これは何?

あっつ熱の蒸しパンでした。簡単でおいしくつくれます。
災害に備えて、一度、ご家庭でも挑戦してみてください。

第7回豊ヶ丘の自然学校 3日目 朝

10月28日、朝、学校林での一晩が終わりました。
みんな元気です。
 
6時30分にはみんな起きて活動を始めています。
  
自主的に寝袋や毛布、ブルーシートを片付け始めている子どももいました。
もう何年も参加している子どもは、今日の行程が分かっています。
今日は、朝食が終わったら撤収作業です。
 
学校林の木を薪にして暖を取りました。

第7回豊ヶ丘の自然学校 2日目 その3

10月27日、豊ヶ丘の自然学校2日目。お散歩から帰ってきたらレクリエーションです。

夜。とっぷりと日が暮れて、夕食の準備に入ります。
今晩は、パッククッキングで炊いたご飯と、おかずは、塩ちゃんこ鍋です。

ご飯は、ビニール袋の上から握って「おにぎり」にして食べていました。
鍋もでき上がり! お腹いっぱい食べました。
  
どの班も鍋を囲んで車座になって食べていました。「おいしい!」と大好評です。
この後は、いよいよ学校林に作った秘密基地でのビバーク体験です。

第7回豊ヶ丘の自然学校 2日目 その2 

昼食もパッククッキングです。
お米に水を入れて熱湯に入れて約40分。
  
ご飯が炊けるまでの間、ご飯の上にかけるカレーの買い出しです。
班ごとに個性的なカレーができました。
 
でき上がった自分の秘密基地で食べる班もありました。
できたご飯をビニール袋に入ったまま器の上で広げて、カレールーをかけて食べます。
この後は、唐木田方面へお散歩に出かけます。

10月の学校林整備作業

10月27日、第4回学校林整備作業を行いました。
シノダケを刈ります。
大人が17名、子どもが2名参加しました。
後半、豊ヶ丘の自然学校の指導に来ていた国士館大学の学生6名が助っ人で参加してくれました。
  
シノダケを刈ることで多様な植物が育つことができます。
シノダケを刈る作業は学校林の生物多様性を保全する一番大切で大変な作業です。

腐葉土づくりの箱の解体 その2

本項目2018年6月9日で紹介した北豊ヶ丘小時代の遺物である堆肥置き場をおやじの会の方々が解体しました。
 
側面のコンクリートパネルを取り外すと、枯れた草やシノダケが出てきました。
中の草をかき出し、シノダケを切って掃除を進めます。

何度もリヤカーで枯草を運びました。
コンクリートパネルはきれいに解体して麦畑の奥へ並べました。
 
すっかりきれいになりました。土が貯まっているので、次回は、土をどけてシノダケの根を切ります。
新しいコンクリートパネルが必要になりました。

コウヤボウキ

10月27日、自然学校で学校林を歩いていると花が咲いているのに気が付きました。
学校林は秋に咲く花は多くありません。
今まで気付きませんでした。
調べてみると、コウヤボウキというキク科の低木でした。
髙さ30cm程度なので草だと思いましたが木でした。
高野山で茎をまとめて箒(ほうき)にしていたそうです。
 

第7回豊ヶ丘の自然学校 2日目 その1

10月27日、朝の雨も上がり、晴れ間が出る時間もありました。
午前の仕事は学校林に秘密基地をつくることです。
まず場所を決めて、それから材料のブルーシートやひも、柱の棒、ペグなどを現場に持って行きます。
班の中で相談し、試行錯誤しなからつくっていました。
大学生が手伝ってくれますが、他の人任せにして早々に秘密基地の中で寝そべっている子もいます。
製作途中の秘密基地はこちら・・・
  

  

第7回豊ヶ丘の自然学校 2日目 朝

10月27日、予報通り夜半から雨が降りました。体育館に避難して正解でした。
朝、みんな元気です。
 
朝の運動でゲームをしました。
体を動かすとともに、班で協力して楽しみながら班員同士が仲良くなるためのゲームです。
 
 
朝食は自分でつくるオープンサンドです。
 
 
朝食後、学校林につくる秘密基地について話し合います。

第7回豊ヶ丘の自然学校 1日目 ナイトハイク

10月26日。豊ヶ丘の自然学校1日目の夜の行事はナイトハイク。
学校林と校外の2つのグループに分かれて夜の散歩に出かけました。
始め、闇に目が慣れませんが、しばらくして目が慣れると周りが見えてきます。
目があまり見えないときには、音やにおいに敏感になります。
夜の学校林を灯りなしで探検しました。
 
明日、未明から雨が降る予報が出ているため、残念ながら今日は校庭ではなく体育館で寝ることにしました。
 
いい夢が見れますように。おやすみなさい。

第7回豊ヶ丘の自然学校 1日目 パッククッキング

10月26日から28日まで、豊ヶ丘の自然学校を行いました。
2泊3日学校に泊まるビバーク体験です。
この事業は多摩市教育委員会の協力のもと、
国士舘大学ウエルネスリサーチセンターの主催で実施しています。
3年生から6年生の希望者が参加します。
40名が申し込みましたが、残念ながら病気等の欠席者が4名出てしまい36名の参加です。
1日目は16時に集合して、開校式をしました。
 
班ごとに大学生が2人以上付きます。今年は6班編成です。
今年は、防災も視野に入れて活動します。
水が十分にない場合に、食器や鍋を汚さないように調理するパッククッキングを取り入れました。
  
お米をビニール袋に入れて水を加え、熱湯に入れて炊きます。
 
食器の上にビニール袋に入れたまま炊けたご飯を広げて、その上からマーボー豆腐を載せ、マーボー丼のでき上がり。
食器は汚れることなく、汚れたビニール袋は処分します。

6年 学校林についての発表会

10月25日、6年1組のグループが学年全体に対して学校林について調べたことを発表しました。
これまで、学校林のことを知るために、生態系、動物、樹木、花や実など自分たちが調べたいことを調べてきました。
他のグループやとなりの学級の人から意見や感想をもらって、
これからの追究や学習発表会の発表に向けて生かしていきます。
それぞれが、ポスターや実物、モニターを使って堂々と説明していました。
さすが、6年生です。
 
 

富士山雪化粧

9月26日に初冠雪を記録した富士山ですが、すぐに雪は消えてしまい、雪の富士山は見ることができませんでした。
10月15日に初雪化粧の報道があったのですが、くもり空が続いていて確認することができませんでした。
10月22日、やっと、雪の富士山を見ることができました。
(昨日も秋晴れだったので見ることができたと思います。)

   学校屋上からの富士山
これから7月の初めまで、富士山は雪が積もる季節となります。

6年 ギンナン拾い

10月11日、6年生の有志グループがギンナン拾いをしました。

拾ったギンナンを洗って干しました。
 
まだまだ、たくさん残っています。
10月18日木曜日13時00分からは、学校林ボランティア主催でギンナン拾いを行います。

ヘクソカズラの実

これもすぐに分かりました。
【ヘクソカズラ】
ヘ(おなら)クソ(うんこ)と品の良くない名前が付けられてかわいそうな植物ですが、花も実もきれいです。
名前の由来は葉や茎(つる)がくさいこと。
 
強烈な印象を与える名前なので、一度で覚えられます。
まだまだ、実が付いている植物があるので花グループは調べるのが大変です。

チゴユリの実

【チゴユリ】
これはすぐに分かりました。
春に可憐な花を咲かせていたチゴユリです。
植物に比べると大きな青い実が1つ光っています。
 
実が付いていない草が多く、実が付くのは難しいことなのかもしれません。
(花は本項目 2018年4月07日参照)

トキリマメの実

子どもがマメがあったといって知らせに来た植物を調べました。
【トキリマメ】
子どもは直立した茎にマメが付いていたととらえていましたが、
よく見ると直立した茎に巻き付いて伸びているつる性の植物でした。
確かに赤いマメが付いています。葉はマメの仲間のように3つの小葉に分かれています。
  
マメ科、つる性で検索するとトキリマメでした。
多摩丘陵ではあまり多く見られないとの情報もありました。
いい発見です。

サルトリイバラの実

緑色の実の植物を調べました。葉が特徴的なので葉の形で検索しました。
【サルトリイバラ】
丸からハート型の葉で、3本の主脈が特徴的。茎にとげがあります。巻ひげで他の植物に絡まって伸びます。
 
実はこれから赤く熟します。
サルトリイバラの葉は瑠璃色の線がきれいな林のチョウ「ルリタテハ」の食草です。
以前、学校林でもルリタテハを見ました。今日は青陵中で落ちたカキの実の汁を吸いに来ていたルリタテハを見ました。
この辺りにも生息しています。

追記 本項目10月31日ルリタテハの項参照。

ガマズミとコバノガマズミの実

10月11日、6年生の花グループが秋の学校林の実を調べました。
植物は花の後にめしべの元の子房が膨らんで実を付け、実の中に種子ができて次の世代へ命をつなぎます。
子どもはたくさんの種類の実を見付けたのですが、何の実なのか分からないので調べました。
まずは、ガマズミだろうと目星をつけて赤い実の植物を調べました。
【ガマズミ】
真っ赤なきれいな実を付けます。食用にできます。
初冬のよく熟す頃が一番おいしいそうです。食べるところはとても少ないのですが酸っぱくておいしい実でした。
生食の他に果実酒や赤い着色料にも利用します。
 
赤い実の中に緑色の実があったので調べてみると、
緑の実は虫こぶでガマズミミケフシというそうです。
中にガマズミミケフシタマバエの幼虫が寄生していることが分かりました。
学校林の生態系は多様です。


【コバノガマズミ】
ガマズミと同じように赤い実を付けます。こちらも酸っぱくておいしい実でした。
葉がガマズミより小さいので見分けられます。

(花は本項目 2018年4月7日参照)

第7回豊ヶ丘の自然学校説明会

10月12日、第7回の豊ヶ丘の自然学校の説明会を開きました。
10月26日金曜日16時から10月28日日曜日11時まで、校庭や学校林に寝泊まりする豊ヶ丘の自然学校を行います。
この活動は、現在市内で2校実施しています。
国士舘大学ウエルネス・リサーチセンターが主催し、国士舘大学の学生が各グループに2名以上付いて活動します。
現在、約40名が参加予定です。
説明会では、持ち物や活動予定について話をしました。
2週間後が楽しみです。

第3回 学校林整備作業

10月9日火曜日、9月15日土曜日が雨だったため延期した第3回学校林整備作業を行いました。
10月1日未明に通過した台風24号の暴風のため、学校林の大きな木が幹が6本折れました。
図工室横のゲッケイジュも根元から折れました。
他にも、たくさんの枝が落ちたため、今回の学校林整備作業は枝拾いで手一杯でした。
地域保護者の方10名、教職員4名、6年生児童45名で片付けました。
 
   折れたコナラ     チェーンソーで解体
高い位置で折れていたコナラはすべて10月10日に業者に伐採してもらいました。

地域・保護者の皆さんありがとうございました。
  
 
6年生が大活躍でした。たきぎにできる枝は動物園の前に集めました。
豊ヶ丘の自然学校や焼いもづくりに活用します。
次回は、下草刈りをしなければなりません。
ぜひ、手をお貸しください。

ヌスビトハギとハギ

秋の七草であるハギは有名です。
学校の北側の法面にあります。ハギは丸い葉をしています。
 
こちらのハギはいわゆる雑草のヌスビトハギ。葉は細長くとがっています。
 
どちらもマメの仲間なので小さなさやができます。
ヌスビトハギの実は特徴があって、小さなサングラス形です。
泥棒とサングラスが何か妙に合っていて名前をすぐに覚えました。
体育館の裏や、学校の南の遊歩道に生えています。

10月に真夏日

未明に暴風を伴って学校林の木や枝をなぎ倒した台風24号が通過した10月1日は
台風一過で30℃ちょうどまで気温が上がりました。
台風25号が日本海を通過した10月7日も関東地方は記録的な暑さとなりました。
百葉箱の自記温度計も31.1℃まで上昇しました。
体調には十分注意してください。