学校の様子

　子どもたちは教室や部屋の中で、それぞれ思うがままにレクリエーションを楽しんでいました。友達とトランプをしたり、おしゃべりしたり、自由な時間を満喫しました。

　茅（かや）で作られた細長い束を、遠くまでゴムで飛ばす遊びです。みんな、どうやったら遠くに飛ぶか考えながら、勢いよく茅を飛ばしていました。シンプルながら奥が深いこの遊びに、子どもたちは夢中！八ヶ岳の広々とした場所で、元気いっぱいに体を動かしました。

　森遊びの時間は、子どもたちの笑顔と会話があふれました！​自然の中にある様々な遊具を使って、仲間と一緒に全力で遊びました。「一緒にやろう」「背中誰か押して」「ロープをもっと揺らして」「ドーン、じゃんけんぽん」といった声が響き渡り、普段よりも仲間との関わりや会話が増えていたのが印象的でした。

　班長会議を行い、この後の活動の確認がありました。各クラスが「森遊び」「かやとばし」「部屋レク」の3つの活動を、それぞれ30分程度ずつでローテーションして回ります。楽しみです。

　昼食後、多摩市立少年自然の家の前で、卒業アルバムに載せる学年写真の撮影を行いました！八ヶ岳の自然の中で先生たちのお陰で最高の笑顔を見せてくれました。移動教室での思い出とともに、すてきな写真がアルバムに残ることでしょう！実際の写真は卒業アルバムをお楽しみに。

　待ちに待ったお昼ごはん！今日のメニューは、白身魚フライのお弁当です。午前中の森林体験で頑張った分、子どもたちはお腹ペコペコ！お弁当をしっかり食べて、午後の活動に向けてエネルギーをチャージしました。食後には、食事係が率先して食堂の清掃に取り組んでくれました。テーブルを拭いたり、床を掃いたり、イスを整頓したりと、責任をもって環境を整える姿は立派です。

　この度の森林体験でご指導いただいたスタッフの中に、なんと本校の用務主事である芦澤さんがいらっしゃいました！芦澤さんは、ボランティアとして子どもたちの活動をサポートしてくださいました。日頃から多摩市の森林体験教室などでもボランティアとしてご活躍されているとのこと。子どもたちにとって、いつも学校をきれいにしてくださっている芦澤さんが、森林のプロとして指導してくださるという、嬉しいサプライズとなりました！​

　各グループ活動終了後、全体で集まって活動のまとめを行いました。スタッフの方々から、「森林の働き」「地球温暖化」「年輪」などについて、体験を踏まえたお話があり、子どもたちは今日体験で学んだことを深く理解することができました。​3時間にわたる貴重な活動を通じて、森と地球のつながりを肌で感じることができました。ご指導いただいたスタッフの皆様、そして芦澤さん、本当にありがとうございました！

　間伐作業で切り倒した木の一部を、頑張った記念として子どもたち一人ひとりがいただきました！これは、みんなが協力して活動を頑張った証です。持ち帰った木材は、お家で上手に乾燥させて、今日の思い出のオブジェにできるといいですね。全ての作業が終わった後も、上を向いて木を眺めたり、切り株の年輪を数えたりしていました。

​　力を合わせて木を切り倒した後、次は切り分けと運び出しの作業です。切り倒した木を、3人一組で交代しながら短い木材に切り分けました。その後、短くした木材を木材置き場まで運びます。手で運んだり、ロープを使って引っ張ったりと、みんなで協力して運びきりました。