今日の東寺方小

9月21日(水)えねこやがやって来た!

20日の日に、本校に「えねこや」が来ました!

毎年行っている授業です。

えねこやは、調布にお住まいの建築士「湯浅さん」が作られた、再生エネルギーのみを使ってできる移動式の家です。茶色のトレーラーハウスのような小屋です。

6年生2クラスが体験授業を受けました。1クラス、5つのグループに分かれて学習がスタートしました。

この「えねこや」は、ソーラーパネルが主となるエネルギーであることや外から見た外観のつくりや特徴の工夫があり、その工夫についてを学んでいきます。

 

実際に「えねこや」の中に入っているグループは、ロフトに上がったり、電気をためておくバッテリーを見たり、木のチップを燃やして使うペレットストーブを見たり、断熱材やペアガラス、木製サッシなど、エコな設備をたっぷりと見ることができました。

 

チョットした小型の家ですから、このまま住めそうでした。

外のグループでは、小さな住宅の模型を使って、ペアガラスとシングルガラスの違い、断熱材の入っている壁と入っていない壁の違いを実際に触って体感していました。

 

 

また、もう一つの外のグループは、ソーラーパネルの発電力を実感しあり、熱を発生する電気機器がどれだけ電気を消費するのかを確かめる実験をしていました。髪の毛を乾かすドライヤーは、なんと1200W以上の消費です。(思わず、うちのドライヤーだ!!すみません!とつぶやく校長でした)

5つの場所を回り終えると、体育館に集合して体験したことを振り返り、「えねこや」のメンバーの皆様の思いをお聞きしました。

 

湯浅さんは残念ながらお越しになれませんでしたが、熱き思いをメッセージに託して子供たちに語り掛けてくださいました。

また、コンビニで働いていた経験から問題意識をもち「量り売りや」になったお話や、学生ではあるけれど環境問題に高い意識をもち温暖化の危機を訴えているメンバーや、カルフォルニアから留学していて地球温暖化の影響で毎年山火事が起きて何とかしなければと考えている留学生のメンバーのお話を聞くことができ、子供たちの意識が高まりました。

今日のこの学習を通して、今度は、自分たちがどんなことを課題にし、その課題についてどう解決していくのかという探求学習に突入します。

毎年お世話になっている小林さんから、次のような問いかけがありました。

夏休みまでに木(移動教室で森林体験)や森(ひのきの森)の学習をし、今日は再生エネルギーのことを学習し、今度はその再生エネルギーで自分たちが何をしようと思うのか、エネルギーを作ってそして今度は何をするのかを考えていこうと呼びかけてくださいました。

寺小は幸い目の前に川がある。周りに高い大きな建物がなく風もある。だから、再エネをどんなふうにしたら作れるのか、自分たちでどうエネルギーを作ろうか、作ったエネルギーをどんなことに使うのか、それも考えていこうと投げかけてくださいました。

ソーラーパネルだけで電力を賄えることに驚き、改めて再生可能エネルギーの可能性を知った子供たち。

ここで学び、体験したことを整理し、後期の総合では自分たちで発電することに挑戦します。「えねこや」の皆さん、ありがとうございました!