日誌

「校外学習」(4年生:和紙の里)

1月15日(金)、4年生が社会科の校外学習で、那須烏山市境地区にある「和紙の里」に行ってきました。

始めに、和紙工房の職員の方に烏山和紙の歴史や原料、作り方などについて説明していただきました。実際に紙漉きをするまで原料の木の皮をやわらかな繊維にするためにどれほどたいへんな工程があるかを知ることができました。

その後、実際に“和紙漉き体験”を行いました。紙漉きとは、水に解かれた繊維をシート状にする作業のことです。和紙の原料は楮(こうぞ)という木の皮を使っており、冷たい水の中に楮(こうぞ)の繊維を解かし込んでいます。木枠にスノコを取り付けた簀桁(すけた)で白く濁った水をすくい、前後左右に揺り動かしながら水をろ過していき、ある程度の厚さになるまで繰り返します。これを“流し漉き”と言うそうです。なかなかうまく行かない点もあるようでしたが、子ども達は冷たい水に手を入れながら一人2枚ずつ葉書の大きさの紙を漉きました。

この後、天日干ししてもらい乾燥してできあがった和紙を後日送っていただきますが、手漉きならではの繊維が作り出す自然の模様など、出来上がりがどんな作品になるかとても楽しみです。

また、館内に展示された趣のある電灯カバーやオブジェなども見せていただき、栃木県の伝統工芸の一つ「烏山和紙」について、理解を深めることができました。