木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

8月26日(水)

 昨日,4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果(3年生実施)が、各都道府県教委に交付されました。それを受け昨日よりTV・新聞等の報道機関で取り上げられています。今朝の新聞を見ると「概ね千葉県は全国平均」という記事が掲載されていましたが,本校の細かい結果や実態についてはまだわかりませんが,結果がわかりわかりましたら,この場で少しずつ考えていきたいと思っています。
 さて,その「全国学力・学習状況調査」の中では国語・数学・理科の他に学習に関するアンケート形式での質問調査も実施されました。その中に「新聞を読んでいますか」という質問があり,これに対して千葉県では「ほぼ毎日読んでいる」「週に1~3回程度読む」と答えた小6生は全体の24%,中3生では19.2%と前年度調査より減少しているそうです。テストの正答率と新聞を読む習慣には相関関係があると,今までの調査結果からも明らかになっています。ちなみに同質問で「月に1~3回程度読む」「ほとんど,または全く読まない」と答えた小6生は75.9%,中3生は80.5%を占めていたそうです。
 どうですか,皆さんは新聞を読んでいますか?

8月25日(火)

 昨日は全校登校日、久しぶりに生徒達が登校し活気ある学校が戻ってきました。生徒達の声を聞いていると、不思議と元気が湧いてくるもので、「夏休みも終わりか〜」と凹みがちだった気持ちから「よしまた頑張るか!」と変化したことに気がつきました。
 さて、国際宇宙ステーションに滞在中の油井さんについては、以前この場でも話題にしましたが、昨日新たなニュースが飛び込んできました。19日に鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられた、日本の無人補給船「こうのとり」を宇宙ステーションのロボットアームで油井さんが、見事キャッチしたそうです。また、地上ではヒューストンの航空宇宙局管制センターから、宇宙飛行士の先輩、若田光一さんが通信責任者として、油井さんをサポートしたそうです。この無人補給船「こうのとり」の中身はというと、宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士達の食料や、各実験装置など約5.5トンだそうです。
 壮大な宇宙でのプロジェクトに、ただ驚かされるばかりです。
 今日は涼しいですが、気温の変化で体調を崩さないよう気をつけましょう。

8月24日(月)

 今日は全校登校日です。久しぶりに生徒たちに会えるのが楽しみです。
さて、昨日は二十四節気の「処暑」でした。「処暑」という言葉、あまりなじみのない人も多いと思いますが、暑さがやむという意味で、萩の花が咲き始め、朝夕は心地よい涼風が吹く頃という秋の訪れを感じる日であり、ちょうど毎年台風のシーズンにもあたります。今年はまさに「処暑」であり、夕べや今朝方などは、エアコンどころか窓を開けすぎると寒いくらいでしたね。確実に夏は終わりを告げ、一歩一歩秋が近づいてきています。
 話は変わりますが、9月4日は定期考査が予定されています。2週間前になっています。今日の全校登校日は、夏休みの課題を集めることと、定期テストに向けて気持ちを切り替えることが主な目的です。
 確実に秋の足音が聞こえてくる「処暑」。「勉強の秋」「運動の秋」「読書の秋」「芸術の秋」「・・・の秋」、どんな秋が待っているのでしょう? そういったことからも今日の登校日を大切にしてください。
 PS 全国中学校陸上大会に出場した野本さんが、大会を終え帰ってきました。結果はともかくとして、すばらしい経験をしました。今後も様々な面でがんばってくれることでしょう。

8月20日(木)

 今日8月20日は「交通信号の日」です。現在こそ当たり前になってしまった町中にあふれる交通信号ですが,1931年(昭和6年)の今日,東京の銀座や京橋など34カ所に3色の交通信号が設置されたことを記念して「交通信号の日」となったそうです。当たり前すぎて存在すら意識しない信号ですが「もし信号がなかったら」と考えると恐ろしい限りです。永遠に国道を渡れず,大渋滞が起きたり,歩行者も一瞬の隙に渡ろうと事故にあったりと・・・ 今日くらいは赤信号でも文句を言わず感謝の気持ち,そしておおらかな気持ちで赤信号を楽しみましょう。
 さて,朝晩めっきりと涼しくなり,エアコンではなく窓を開けて寝ている人も多くなってきたことでしょう。確かに涼しいのですが,うとうとしてきたときに限って聞こえるあの音。気になって目が覚めてしまいますね。中には私のように「絶対に許せん!」と電気を点け必死にその姿を探すなんて人もいることでしょう。そうです,その正体(相手)は「蚊」です。今日8月20日は「蚊の日」でもあります。この蚊を媒介にして「マラリア」や最近では「デング熱」などの感染症にかかるということからも,どうしてもマイナスのイメージが強い「蚊」ですが,実は現代医学にも役に立っているのだそうです。例えば,「かゆいな~」と思って目をやれば血を吸っている最中の「蚊」がいるなど,よくある光景ですが,「蚊」は我々人間が痛さを感じないくらい上手(?)に皮膚を刺します。ここに着眼し,刺しても痛くない「注射針」の研究に一役買っているそうです。
 今日のように雨が降ると,家の中の「蚊」が増えるような気がしませんか・・・

8月19日(水)

 雲の隙間から太陽が顔を出せば,まだまだ真夏の暑さが残っていても,朝晩はずいぶんと涼しくなり,夏の終わりを告げる虫の音も聞こえるようになってきました。「うるさいな~」と感じていたセミの声も,アブラゼミからツクツクホウシやヒグラシに代わり,何となく寂しい夏の終わりを感じます。そんな夏の終わり「夏休みもあと十日あまり」となりましたが,生徒の皆さんはどうですか?変わりありませんか?宿題(24日全校登校日に提出)は終わりましたか?
 さて,今朝の新聞に気になる記事を見つけました。厚生労働省の調査を元に内閣府が分析し発表したデータによると「18歳以下の自殺者の数は9月1日が突出している」そうです。この調査は1972年から2013年までの42年間で自殺した18歳以下の子供たち18048人を日付別に集計したものです。最も多いのが9月1日で131人。次に多いのは4月11日(99人)。4月8日(95人),9月2日(94人),8月31日(92人)と続いており,教師という職業柄うなずける結果ですが,夏休み明け前後三日間の数は見逃せません。
 冒頭に書きましたが,教師であり大人でもある私でさえ,夏の終わりはどこか寂しいものです。4月から様々なストレスを抱えてきた子供たちも少なくないはずです。そんなストレスも夏休みに入ると軽減され,楽しい日々が続きます。時間に余裕があるだけに,9月からの生活を思い浮かべ,子供たちにとって精神的に不安定な時期だということを,我々大人は知っていなくてはなりません。私自身遠い少年時代の夏休みを思い出してみると「早く友達に会いたい!」と思う反面「あと1週間で良いから夏休みが長くならないかな・・・」など複雑な心境だったことを覚えています。教師や親である前に,身近な大人として,そんな精神的に不安定な時期の子供たちを見守りたいものです。いつもより少しアンテナを高く子供たちに接してみましょう。