木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月16日 (月)

おはようございます。週末にかけて列島を今年最高の寒波が襲い,今朝もとにかく寒いですよ。覚悟しましょうね!
  さて明日は千葉県の私立高校の入試が行われ,本校では本校からも53名の3年生が受験します。既に茨城県私立高校の入試は始まっていますが,いよいよ本格的な受験シーズンの到来です。今までの努力を思い出して精一杯臨んできてほしいものです。
  私の経験から受験生の皆さん(家庭)にいくつかアドバイスを書いてみます。
  当たり前のことですが,受験票など明日の準備は今日中にやっておくこと。一般的に脳が働くのは朝食後3時間と言われています。試験開始時間の3時間前までには朝食を食べること。次に寒いからといって普段以上に着すぎないことです。移動の電車や,私立高校は暖房が効いています。暑くて具合が悪くなることもあります。最後にお弁当です。特に気張ることはありません。教え子の話ですが「先へ行けるように縁起よくちくわ入れといたよ」と出かけの母の言葉,昼食の時間にちくわを食べようとすると、何とかちくわの中にキューリが詰まっていたそうです。午後の面接試験は微妙な感情だったと本人からの報告を受けました。おそらく合格発表までの数日は微妙な空気が親子の間に流れていたのでしょう。結局のところ彼は合格したので、今は笑い話ですが,受験だからと特別気張る必要はありません。大切なのは「いつも通り」です。
  寒いと思えば,プールが凍っていました。気合を入れて登校,出勤しましょう!

 

1月14日(土)

 関東地方に数年に一度の大寒波が押し寄せているこの週末ですが,今日は平成29年初めての土曜授業です。寒さに負けず「シャキッ!」とがんばりましょう。
 さて,先日の月曜日は「成人の日」でした。野田市では新たに1624人の新成人が誕生しました。中学校の教員という立場では毎年の「成人式」が気になるものです。毎年中学校卒業を迎える15歳の少年少女たちに「これからはみんな別々の道を歩むことになる,自分を信じてしっかり頑張れよ!」「じゃあ今度みんなが会うのは5年後の成人式だね,そのときは立派な大人になってろよ!」なんて15歳の少年少女と別れを告げるものです。そしてその5年後の成人式・・・楽しみでもあり心配でもあり・・・
 私が最後に受け持った学年の子供たち(?)の成人式が今年でした。当日は急用で式に参加することはできず,寂しい思いをしていましたが,昨日学校に新成人の一人が訪ねてきました。もちろん本校の卒業生ではありません。どこか見たことのある顔立ちですが,彼だと気づくまでは少しの間がありました。「エッ?○○か?」という私の問いにうなずきながら「ご無沙汰しております。成人式でお会いできなかったので挨拶に来ました・・・」って。一瞬にして彼の中学校時代を回想しています。正直1年生の時から手のかかる生徒でしたが,当時から情深く男気がある生徒だったことをすぐに思い出します。目の前にはそんな少年が5年の月日で立派に逞しく「成人」となった姿で立っています。しばらく彼との会話を交わし「成人か・・・今度吞み行くか!」「ハイ!是非!」なんて会話を最後に彼と別れました。
 彼と別れた後も,頭には5年前の光景が走馬燈のようにぐるぐると廻り,5年前の思い出に浸っていた昨日でした。
 中学校3年間は手がかかり「やんちゃ」で,それでいて人懐こく憎めない学年でしたが,昨日の彼の姿は感慨深いものでした。「あの時頑張ってきてよかったな・・・」って心温かく,幸せな気分になることができ,教師冥利に尽きる彼との再会でした。

1月13日(金)

 一昨日TVを見ていると「自らの背番号にちなんで11日の午前11時11分に契約を更新した。」というサッカーの「キング・カズ」こと三浦知良選手の話題が報道されていました。今年の2月に誕生日を迎えると,50歳でのJリーガーの誕生となるそうです。同世代の私などは,カズ選手の活躍などの報道を見るたびに今も昔も奮起させられるものです。
 カズ選手は15歳(高1)の時に高校を中退し,単身ブラジルに渡りサッカー留学をスタートさせました。当時はJリーグはまだなく,サッカーのプロといえば欧州か南米かという時代です。今ではポルトガル語も流暢に話していますが,当時は何もわからないままでの異国の地での生活ですから苦労も多かったようです。しかしサッカーを通してコミュニケーションも上達し,ブラジル国内の名門プロチームでプレーしてきました。1990年に日本へ帰国,1992年にJリーグが発足,初代チャンピオンに輝いた読売ベルディのエースとして活躍し,その年の最優秀選手にも輝きました。そして1994年にはイタリアのセリエAのジェノアに移籍しました。今でこそ多くの日本人選手が欧州のプロリーグでプレーしていますが,これも今から20年以上前にカズ選手が敷いたレールというわけです。そして今年で50歳を迎えるカズ選手は今もサッカー界の「レジェンド」「キング」として多くの人に影響を与えていますが,カズ選手は「昔活躍したベテラン選手だから」尊敬されているわけではなく,今もなおストイックに若い頃以上にトレーニングを積み,どん欲にシュートを狙う姿勢があるからでしょう。ぜひ今シーズン自身の持つ最年長得点記録を更新してほしいもので,その姿を見てみたいと思っています。
 カズ選手のもう一つの凄さを紹介しますね,どんなに相手選手にファールを受けても決して相手選手や審判に文句も言わず,すくっと立ち上がりプレーを続ける凄さがあります。世界中のサッカー少年たちにも,その姿を見せ続けてほしいと思っています。

 今日は「13日の金曜日」・・・ 不吉なことが起きるかもしれませんね~ どうか無事に今日一日が終わりますように・・・

1月12日(木)

 1911年(明治44年)の今日1月12日にオーストリア陸軍「テオドール・レルヒ少佐」が新潟県上越市で初めてスキーを行い,以来日本にスキーが広まったとされており,それを記念して今日は「スキーの日」に制定されています。千葉県ではあまりなじみのないスキーではありますが,そんな大自然の中でのウインタースポーツに触れる機会として,中学2年生ではスキースクールを行っている学校も増加の一途です。本校も例外ではありません。2年生のスキースクールまで2週間とちょっと・・・年末年始は雪不足なんて声も聞かれていましたが,今週に入り各地で大雪の知らせも入っており舞台は整いました。楽しみですよね!
 さてそんなスキーについて少し書いてみましょう。
 スキーの歴史は古く,スカンジナビア半島では紀元前2500年頃の壁画にスキーをしている人の絵が刻まれているそうです。古くから雪に覆われる国々では,山岳部を移動する手段としてスキーを利用してようです。現在のような形でのスキーは1825年ノルウェーのテレマルク地方で生まれたといわれいます。これがノルディックスキーの始まりだと伝わっています。またヨーロッパのオーストリアを中心にアルプス山麓をターンしながら滑走し始めたことからアルペンスキーの原点だそうです。
 私はノルウェーのリレハンメルに毎冬遠征で出向いていましたが,リレハンメルは山岳地域で大変雪深く,また気温も低く一面真っ白な雪景色が広がっています。少し雪が降ると車で送り迎えという日本とは違い,小学生たちはノルディック(クロスカントリー)スキーを履いて登下校していました。スキーはスポーツでもありますが,ノルウェーの人たちにとっては生活の一部分なのだと実感していたものです。 
そんなノルウェーで見たオーロラは神秘的で幻想的で今でもはっきりと脳裏に焼き付いています。

1月11日(水)

 さて学校も再開し生徒たちが元気に登校してくる姿を見ながら,やっと平成29年が始動したなという実感がわいてきました。昨日の全校集会や学年集会,または学級担任の先生から「目標を持とう」「新年の抱負を・・・」などと話されたと思いますが,実際のところ皆さんはどうでしょう?「今年は○○するぞ!」なんて新年の抱負を抱いていますか?確かに「目標」や「抱負」を掲げることは我々大人にとっても大切です。「今年は・・・」とこだわるからこそ,そういう自分に近づけるわけですから。中学生の皆さんにとって「目標」は特に大切です。子供から大人へ・・・ 人格形成のために一番大切な成長期,その分トラブルや悩みや,時にはめげてしまうことも3年間では多々あることでしょう。「もうダメだ」「やめようかな」「どうしよう」・・・そんな人生の岐路に立たされた時に,自分の歩むべき道へと導いてくれるのが「目標」「抱負」です。人はみな弱いものです。楽な方になびいてしまいます。そんな時こそ「そうだ○○だっけ!」「こんなことで!」と背中を「ポン」と押してくれる強い味方「目標」「抱負」を抱きましょう!
 一年後の自分のあるべき姿を思い描きながら,前向きに直進できるはずですよ!

 PS: 真冬並み(真冬ですが)の大寒波が近づいています。今朝も寒い朝です。背筋をピンと張り,一年後の自分へのスタートをきりましょう!