木間ケ瀬中「歳時記」

1. 1月12日(木)

投稿日時: 2017/01/12 木間ケ瀬中学校管理者
 1911年(明治44年)の今日1月12日にオーストリア陸軍「テオドール・レルヒ少佐」が新潟県上越市で初めてスキーを行い,以来日本にスキーが広まったとされており,それを記念して今日は「スキーの日」に制定されています。千葉県ではあまりなじみのないスキーではありますが,そんな大自然の中でのウインタースポーツに触れる機会として,中学2年生ではスキースクールを行っている学校も増加の一途です。本校も例外ではありません。2年生のスキースクールまで2週間とちょっと・・・年末年始は雪不足なんて声も聞かれていましたが,今週に入り各地で大雪の知らせも入っており舞台は整いました。楽しみですよね!
 さてそんなスキーについて少し書いてみましょう。
 スキーの歴史は古く,スカンジナビア半島では紀元前2500年頃の壁画にスキーをしている人の絵が刻まれているそうです。古くから雪に覆われる国々では,山岳部を移動する手段としてスキーを利用してようです。現在のような形でのスキーは1825年ノルウェーのテレマルク地方で生まれたといわれいます。これがノルディックスキーの始まりだと伝わっています。またヨーロッパのオーストリアを中心にアルプス山麓をターンしながら滑走し始めたことからアルペンスキーの原点だそうです。
 私はノルウェーのリレハンメルに毎冬遠征で出向いていましたが,リレハンメルは山岳地域で大変雪深く,また気温も低く一面真っ白な雪景色が広がっています。少し雪が降ると車で送り迎えという日本とは違い,小学生たちはノルディック(クロスカントリー)スキーを履いて登下校していました。スキーはスポーツでもありますが,ノルウェーの人たちにとっては生活の一部分なのだと実感していたものです。 
そんなノルウェーで見たオーロラは神秘的で幻想的で今でもはっきりと脳裏に焼き付いています。