木間ケ瀬中「歳時記」

1. 1月14日(土)

投稿日時: 2017/01/14 木間ケ瀬中学校管理者
 関東地方に数年に一度の大寒波が押し寄せているこの週末ですが,今日は平成29年初めての土曜授業です。寒さに負けず「シャキッ!」とがんばりましょう。
 さて,先日の月曜日は「成人の日」でした。野田市では新たに1624人の新成人が誕生しました。中学校の教員という立場では毎年の「成人式」が気になるものです。毎年中学校卒業を迎える15歳の少年少女たちに「これからはみんな別々の道を歩むことになる,自分を信じてしっかり頑張れよ!」「じゃあ今度みんなが会うのは5年後の成人式だね,そのときは立派な大人になってろよ!」なんて15歳の少年少女と別れを告げるものです。そしてその5年後の成人式・・・楽しみでもあり心配でもあり・・・
 私が最後に受け持った学年の子供たち(?)の成人式が今年でした。当日は急用で式に参加することはできず,寂しい思いをしていましたが,昨日学校に新成人の一人が訪ねてきました。もちろん本校の卒業生ではありません。どこか見たことのある顔立ちですが,彼だと気づくまでは少しの間がありました。「エッ?○○か?」という私の問いにうなずきながら「ご無沙汰しております。成人式でお会いできなかったので挨拶に来ました・・・」って。一瞬にして彼の中学校時代を回想しています。正直1年生の時から手のかかる生徒でしたが,当時から情深く男気がある生徒だったことをすぐに思い出します。目の前にはそんな少年が5年の月日で立派に逞しく「成人」となった姿で立っています。しばらく彼との会話を交わし「成人か・・・今度吞み行くか!」「ハイ!是非!」なんて会話を最後に彼と別れました。
 彼と別れた後も,頭には5年前の光景が走馬燈のようにぐるぐると廻り,5年前の思い出に浸っていた昨日でした。
 中学校3年間は手がかかり「やんちゃ」で,それでいて人懐こく憎めない学年でしたが,昨日の彼の姿は感慨深いものでした。「あの時頑張ってきてよかったな・・・」って心温かく,幸せな気分になることができ,教師冥利に尽きる彼との再会でした。