校長室より

今、やること

体育祭が終わり、3日ぶりの登校となりました。気持ちがしっかりきりかえられたとは思いませんが、その多くは、体育祭が満足いく形で終わったことへの充実した表情で登校してきました。欠席が心配された生徒についても、勇気を出して登校している生徒も見かけられました。平常に戻して、人間を創っていくよい時間になればいいと思います。人間、うまくいくことばかりでなく、むしろ踏ん張らなければならないときの方が多いかもしれません。しかし、踏ん張った後に来る達成感や連帯感はとても気持ちのよい物だと言うことを体験できたことでしょう。面倒なことも多い世の中けど、学校っていいね。友達っていいね。と感じた2週間だったと自負します。

3年生だけではありませんが、勉強に目を向ける時でもあります。「判断をする」「希望をする」時に最終的にはそれに伴う学力や情報量が必要となります。その学力が「幸せ」につながります。もちろん人間性というのが前提にありますが、学力はまさに今、身につけるときです。

二川中学校では、授業のほかに読書の時間、学習会、総合学習、自主学習ノートの提出などを行ってきました。正直言うとやる子は必死にやって伸びている。やらない子はやらないで伸びない。という現状は昔も今も大きく変わっていません。「意欲を持って自分を磨く」生徒の育成が我々の永遠のテーマで、いかに「意欲」をもたせるかが大切となっています。

うまくいかないときは最初はやや強制的でもいいと思います。すこしずつ習慣になり力をつけ自身になります。そして、いつの間にかやる気になる方程式が成立します。秋の夜長、読書の秋、ご家庭でも本気になって自主学習について話し合ってみましょう。