お知らせ

避難訓練(震災から5年)


本日、地震を想定した避難訓練が行われました。
全員が真剣に取り組み、実施することができました。

しかし、家族と離れた場合の集合場所や
家庭で保存食を用意しているか聞いてみたところ、
あまり手を挙げる生徒はいませんでした。

震災から5年が経過し、危機管理が薄らいでいる部分があるようです。
各家庭でも、集合場所や保存食の確認を今一度お願いします。


また、避難訓練のなかで、東日本大震災を経験した濱田先生からお話を聞きました。
以下に講和の概要を掲載します。

”私は岩手県の宮古市という地域に住んでいました。あの震災の日、私は高校の校舎で授業を受けていました。2時46分、地鳴りのような音がすると思った瞬間、巨大な地震が起こりました。校舎はまるでプリンのように揺れ、あまりの揺れの大きさに、立っていることも椅子に座っていることすら出来ませんでした。これまで、地震が起きたら机の下に潜ると教わってきたはずなのに、その机は教室中を走り回り、机の足も押さえないと何も意味がありませんでした。”

”電気も水道も全て止まり、何が起こったのか分からない状況の中、あの津波がやってきました。私の高校は海のそばにあり、土手を挟んで隣に大きな川が流れていました。津波はその大きな川を逆流していきました。私たちは校舎の窓からその光景を眺めていました。家・船・車・人さまざまなものが流されていきました。あの地獄のような光景は一生忘れることはありません。